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水際作戦 本当の危機管理 2

2009年05月21日 | 最近のニュースから
感染女子高生2人の帰国後の行動が焦点…東京・川崎(読売新聞) - goo ニュース

新型インフル、東京・川崎の女子高生2人感染 NY帰り(朝日新聞) - goo ニュース

国内感染が多数確認され
機内検査が終了しようとしている今になって言うわけではありませんが…
(隔離されていた方は本当にかわいそうです。)

感染症は「すでにある」そして同時に「未知」という前提で対策しなければなりません。(相反する概念ですが)
また危険度を評価して対応しなければなりません。

潜伏期間を考えれば、発熱している者にインフルエンザの迅速検査をやっても意味の無いことくらいわかります。
仮に外国から日本に入る人全員に検査をしたとしても、迅速検査で引っかかる確率を考えれば、コストパフォーマンスは言うに及ばず、ほとんど意味の無いことです。

もし100%見つけられる装置があったとしても
必ずしもウィルスを運ぶのは人間とは限りません。
渡り鳥かもしれません。

結果的に水際作戦は失敗しました。
先の大戦の本土決戦にも近い思想です。

そんなことを真面目に考えていた行政
そして政治家、マスコミ…
本当の危機管理がわかっているのでしょうか?
どうして某学者大臣はこんな作戦にゴーサインを出したのでしょうか?
(個人的には尊敬しておりますが、戦術は間違えていなくても戦略が大間違い!)

インフルA(豚インフル)は弱毒性でタミフルもリレンザも効きます。
ですから大騒ぎすることはありません。

無意味な水際作戦のために
インフルエンザの迅速検査キットの一般診療所への入荷はストップしています。
(検査薬は水際作戦のために特定の場所に集中しているのです。また検査キットは季節性の限定商品なので、年間通して製造されているわけではありません。)

そのことがかえって裏目に出たのではないでしょうか(続く)


Comments (2)
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