健康と美容のかかりつけ医
標榜科目(何を専門と看板に出すか)は当院にとって難しい問題です。
当院は「健康と美容のかかりつけ医」として
人々のQOL(人生や生活のクオリティ)向上を目的としたクリニックです。
そのため診療内容を内科、皮膚科、性感染性…とパンパンと切り分けることはできません。
心の問題も含めQOL向上のために総合診療を行っております。
セックスは大切なのにイメージが悪い
QOLの中でセックス(広い意味での性行為)は重要な事の1つです。
そのコンセプトに基づいて性感染症(性病)の予防や治療を行っております。
ですから性病にはもっとポジティブなイメージを持って欲しいと願っています。
しかしながら世間一般的には、性感染症、性病専門クリニックというと…
開業生活15年間、良い思いをしたことは一度もないですね笑
誤解されてしまうことが多いため、外部への性病やHIV関連の情報発信は少なめにしているわけです。
HIV、梅毒、結核は他人事ではありません
前置きは長くなりましたが
先日の新聞一面広告で添付した写真の通り
日本は感染症大国
HIV、梅毒、結核どれも増えている唯一の先進国です。
女性、元気なお年寄りも!
女性の梅毒増加は診療から実感しています。
HIV感染は落ち着いたように感じていましたが、このところじわりじわりと増えているような気がします。
アクティブな高齢者の病気も結構多いのですよ!
何をもって正しいと定義するのかは別として
正しい予防知識、正しい治療とアフターケアがあれば、アンハッピーな事象は広がらないはずなのに、今の日本は上手くいっていないようです。
(続く)