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コカインは局所麻酔薬として当初考えられていた ピエール瀧容疑者―関東信越厚生局

2019年03月16日 | 最近のニュースから

「20代からコカイン使用」=ピエール瀧容疑者―関東信越厚生局

 

モルヒネや他の覚せい剤は見たことがありますが

(麻酔医として業務上で、あくまでも

コカインは知識で知っているのみです。

 

我が家にはテレビが無いので

このピエールさんという方を存じ上げませんが、電気グルーブの名前は聞いたことがあります。

 

20代の頃からコカイン等をしていた

ということには驚きです。

 

コカイン、コカの葉が南米(インカなど)で古来使われていたことはよく知られていますが

西洋医学の分野では

(私が学んだ範囲で、かつ記憶が正しければ)1850年頃、だいたい19世紀半ばに

局所麻酔薬として登場してきました。

 

誤解を招くので言及しませんが

日本でも眼科の分野で現在も有名な某病院でも

早い段階で使用されていました。

 

1900年代初頭に合成局所麻酔薬が出てくるまでの

約半世紀の間

コカインは局所麻酔薬として研究されました。

 

研究者たちはどのように研究(実験)したかというと

自分に投与したのです

 

そのおかげで現在、貴重なデータが残っているわけですが

ほとんどの人たちが廃人になったと(教科書では)教えられました。

 

ですから

話題になっているピエールさんが

20年間以上、コカイン等の影響を受けつつ、日常生活をおくっていたことには

医師として、ある種の驚きがあります。

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