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オテズラ錠認めてもらえない 保険診療の矛盾

2018年04月12日 | 医学関連

以前より当院でも

乾癬(皮膚や関節の難病)の飲み薬の
オテズラ錠を処方しています。

 乾癬の新薬オテズラ(アプレミラスト) 当院でも検討中

一応、保険適応なのですが

一般の方はともかく、大多数のお医者さんも知らないかもしれない

日本の救いようのない社会保険制度を垣間見ることとなりました。

 

あまりネガティブなことを言っても仕方がないのですが

通常処方箋を発行したら、医師の(それによる)収入は処方箋発行料 約700円くらいです。

処方した薬がオーソリティに認められなければ、薬局に払われた薬剤分を医師(もしくは処方箋発行医療機関)が代わりに払わなければなりません。

一般の方には難しい話なのですが、極端なことを言えば、患者のために処方して700円もらう代わりに、何万円も後で請求されることがあります。

実質、日本において真の意味の医薬分業はないでしょう。

医薬分業は、政治献金における政治誘導と言っても過言ではありません。

薬局は会社で経営できるのですね!

だから儲かるのです。

では病院、クリニックはダメなんです。医業以外のことは出来ないんです。

その話をすると、さらに脱線するので止めておきますが

ワンストップ(院内)で診療も薬ももらえるほうが安く、外の薬局にわざわざ行くほうが高いなんておかしくありませんか?

 

かなり話が脱線しましたが

当局の見解では

(曲解すると)体重50キロの人にも体重120キロの人にも、同じ量を投与しろ!とのことです。

当院が体重120キロの人に標準量の倍を(何故倍の量を投与したのか説明を書き添えて)したところ

医学的に(?)過剰です!

との判定で当院が得ていないお金(薬局がもらっている)をとられしまいました。

患者が体重120キロなのに、標準量体重5,60キロの人と同じ量出しても効くわけないですよね!

でも、これが保険診療制度

私的には、全く医学的ではないと思われます。

  大型犬もびっくり! 人間の処方も体重によってされるべき

 

薬局が得たお金が引かれ、当方も処方料が引かれるというのであれば

納得もいくし、これこそ医薬分業のダブルチェックも働くはずですが

現実は...

 

話は飛びますが

医療レベルと負担を考えれば

日本は天国のような国です。

だから外国人が短期労働で社会保険をゲットして

高度な医療を受けられるわけです。

虫垂炎(盲腸)手術なんで、ただみたいような金額ですよ!

出産すれば一時金までもらえます。

 

それらのお金は日本国民からの強制徴取(社会保険費)から出ているのです。

上記の外国人は何十年も日本に滞在して社会保険費を払うわけではありません。

 

いまの日本の社会保険制度はネズミ講と大差ありません。

まじめな人が損する制度で

決めている人たちや識者と言われる人たちは現実がお分かりになっていないのでしょう。

 

短期外国人労働者に日本の社会保障制度を与えるなんて

100年後の日本の将来を考えるとしたら

考えられない話です。

 

 

 

 

 

 

 

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