前から行きたかった「軍艦島クルーズ」へ参加しました。 (約2時間コース 3,900円)
正式名称は端島(はしま)ですが、私たちは子供の頃から軍艦島と呼んでました。
軍艦島は、長崎港から約19キロの沖合にある海底炭鉱の島で、当時は最新の高層鉄筋アパートが立ち並び、
最盛期には5,300人が住み、24時間明かりの消えない不夜城でした。
1974年に閉山されてから島は無人島になり、40年間風雨にさらされたままです。
波の荒い日は上陸出来ないそうですが、幸い今日は地元の人の言う「ベタ凪ぎ」です。
誰かが破壊したのではなく、荒れ果てるままの自然の脅威に圧倒されます。
当時20~25万円という破格の給料ですが、12時間労働、海水をろ過して生活用水にするなど、環境は厳しかったようです。
学校、プール、映画館、パチンコ屋、ダンスホール…何でもありましたが、草木・植物が無く、「緑なき島」とも言われました。
日本の成長を支えた石炭産業ですが、石油、天然ガスの新エネルギーの時代になります。
知識として知ってたつもりですが、歴史の重さを現場で思い知らされた気がします。
まだまだ、長崎の旅は続きます。