山崎 努さんの読書日記「柔らかな犀の角」です。 (文藝春秋 1,575円)
山崎 努さんは元々文学座の役者さんですが、何といっても「天国と地獄」の犯人役が、鮮烈な印象でした。
存在感の有る俳優さんで、映画では「お葬式」、近年の「おくりびと」が、印象に残ります。
私が昔読んだ、芥川 比呂志さんのエッセイ「決められた以外のせりふ」が出てきたのは、嬉しいですね。
六年間に渡る、読書日記をまとめたものです。
山崎 努さんのエッセイ 「俳優のノート」も面白い一冊でした。
舞台「リア王」に挑む、役者・山崎 努さんの悪戦苦闘が伝わってきます。
自作のスケッチも見事です。