「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」 (小学館 1,300円)
週刊誌、テレビで活躍しているジャーナリストが、医師から「肺カルチノイド」と言う、病名を告げられます。
悪性の腫瘍で、外科手術、抗がん剤、放射線の三大治療が出来ません。
四十一歳の作者は、出来る限り今まで通りの仕事を続けることを決心します。
家庭では遺言書の作成、遺産の整理、葬儀の段取りと、自らのエンディングに向かいます。
事実だけに、そばに居る人にとっては辛いでしょうね。
私は定年退職後、いくつかのエンディング講座を受講しました。
エンディングはいかに死ぬかではなく、限りある日をどう生きるか、だと思います。
「そう言えば、あの人最近見ないねぇ」
私は、そんなお別れがいいですね。