4月10日から始まった文芸講座が、5月22日第六回で終了しました。
「大阪が生んだ作家たち」と題する、川端 康成四回、与謝野 晶子二回の講座でした。
最終回は「みだれ髪」と「君死にたまふことなかれ」に絞った講義です。
その子二十櫛に流るる黒髪の おごりの春のうつくしきかな (教科書に載ってましたね)
くろ髪の千すぢの髪のみだれ髪 かつおもひみだれおもひみだるる (歌集の題名になったと言われる歌)
むねの清水あふれてつひに濁りけり 君も罪の子我も罪の子
(むねの清水あふれてとは、恋の思いがあふれて)
妻子ある鉄幹の元に走った、晶子の激しい思いを「君も罪の子 我も罪の子」に感じます。
与謝野 晶子をもっと詳しく聴きたい、そう思ったのは、私だけではないようです。
先生、またいつか、次の機会を楽しみにしております。
写真は資料