朝5:00過ぎから、散歩に出ます。
いつしか、荒々しかったセミの声もやさしくなってます。
そろそろ夏の終わりでしょうか。
姫路文学館で、車谷長吉さんの講演を聴いたことがあります。
売れない作家人生でしたが五十歳を過ぎて、平成十年「赤目四十八瀧心中未遂」で、直木賞を受賞します。
「赤目四十八瀧心中未遂」を、まだでしたら読んでみて下さい。
映画版も、小説の映画化が成功した少ない例として、お勧めします。(寺島しのぶさん)
平成二十二年に車谷長吉全集(全三巻)が出版されました。
作家が生前に全集を出すのは珍しいし、勇気のあることです。
これは、そんな車谷さんの生き方を綴ったエッセイです。 (新書館 1,600円)
まったく偶然ですが、昔、姫路文学館で聴いたお話も、そのまま収録されてました。
たまたまですが、人生、こんなこともあります。
挿絵も車谷長吉さん