ビデオで何回か観てましたが、スクリーンでは初めて観ました。
映画「東京物語」です。(シネ・ヌーボゥ)
尾道に住む老夫婦が、東京の息子や娘夫婦を訪ねます。
久しぶりに成長した子供や孫たちに会って、楽しい時間を過ごすはずだったのですが…。
以前観た時は、何と身勝手な息子や娘や、と思いましたが、
この歳になると、その言い分も解るような気がします。
家族のつながりと、年を経ると共にバラバラになっていく現実を描きます。
六十年ほど前の作品ですが、そのまま現代に通じます。
老夫婦に笠智衆・東山千恵子、戦死した次男の妻に原節子さん。
昔の映画って、時間がゆっくり流れるような気がします。
出来ればスクリーンで観て下さい。星☆☆☆みっつです。
(小津安二郎監督 長男・山村総、長女・杉村春子 昭和28年 136分)
写真は資料