戦後日本映画のヒット作、究極のすれ違いメロドラマと聞いてました。
初めてスクリーンで観ました「君の名は」 です。(シネ・ヌーボゥ)
菊田一夫の原作は1952年、NHKのラジオドラマとして放送されました。
放送が始まると、女湯がカラになると言う伝説を生みます。 いかにも昔の映画って感じです。
東京大空襲の中、何とか生きのびた二人が、半年後この数寄屋橋で会う約束をします。
「君っ、君の名は?」 そこへまた空襲警報のサイレンが‥、
名前も知らず一年半後、二人は数寄屋橋で再会します。
男の名は後宮春樹、女は氏家真知子、
真知子は言います。「私、明日、親の決めた人と結婚するんです」
古いメロドラマと思ってましたが、戦争未亡人、闇の商売など、戦後の世相も描かれます。
舞台は東京から、伊勢、佐渡、第二部は北海道・摩周湖へと移ります。
春樹に佐田啓二さん、真知子に岸恵子さん、淡島千景さん、笠智衆さんがいい役してます。
全三部作、上映時間6時間、昭和28年の大作に、星☆☆☆みっつです。 写真は資料から。