木津川計さんの講演会、「木津川塾」を聴きました。(西山田公民館 12月7日)
今年で20周年になると言う、人気企画です。
木津川計さんの舞台は、ひとり語り「無法松の一生」や「王将」を拝見したことがあります。
今回は長谷川伸の名作「瞼の母」や、水上勉の「五番町夕霧楼」「越前竹人形」から、
男と女の純愛、献身を解説します。
それは作者自身の幼くして母と別れた不幸な体験が、作品に投影されていると言います。
そう言えば「五番町夕霧楼」の遊女・夕子と若い僧侶との純愛は、
九才の時、お寺に奉公に出された水上勉自身の姿と重なります。
お話も上手くて、あっという間に時間が過ぎました。
寒い中、聴きに行ったかいがありました。
おかげさまで、温かい気持ちになって帰りました。
木津川計先生、いつまでもお元気で、来年も楽しみにしております。