先週末、オットとマイカーで山陰方面を旅行をしてきた。
北陸(石川県)から山陰(鳥取県・島根県)までは、
同じ日本海側に位置するけど、車で行くと約8時間はかかる。
これは距離てきな理由もあるが、
高速道路の整備が遅れているという道路事情も大きく影響している。
もちろん、車の運転はオットが担当。(ちなみにオットは、超がつくほど方向音痴)
オットは十数年前、仕事で山陰エリアを担当していて、道には詳しいはず…
だったのだけど、さすがに歳月は流れており…
少しずつだが、自動車専用道路や有料の高速道路(どちらも1車線だけど)が、出来つつあった。
マイカーのカーナビは古くて、新しい道は認識されない。
「この道、違~う!!」と、パニクるオットをなだめながら、
私は助手席で情報誌の地図を見ながらナビゲーター。
なんだか、珍道中になりそうな予感のする旅のスタート!
11月28日土曜日
出発は明け方…というか、まだ夜中のような午前4時。
自宅から一番近くのインターから北陸自動車道に乗った。
出雲の國、山陰の旅の始まりだ。
ひたすら西に向かって、レッツらGO!

北陸自動車道
まだ真っ暗。
空には明るく大きな月が見えていた。
午前7時=京都府舞鶴市近辺。

夜明け
ようやく、朝日が昇り始めた。
お天気、良くなるかも。
北陸自動車道から舞鶴若狭道に乗り換え、京都の綾部インターで降り、
兵庫県は丹波地方(超~山奥)を経て、国道9号線を目的地に向かってひたすら走る。
山越えで通過した、京都や兵庫はお天気が良かったのに、
鳥取に入ったとたん、空が暗くなり雨もぱらつく。
午前10時過ぎ=1番目の目的地「鳥取砂丘」に到着。
鳥取砂丘は鳥取県鳥取市に位置し、
観光砂丘の中では日本最大級の規模だとか。
なんでも10万年以上もの歴史があるそうな。
まずは、小高い場所に建てられた砂丘センターに車を駐車。

砂丘センター
とりあえず、砂丘センターの展望台から砂丘全体を眺めてみる。

展望台から見る砂丘
北陸よりは南とはいえ、やっぱり冬の日本海。
どんより鉛色の空に、大荒れの海。
この景色、心が暗~くなるんだよね~。

リフト
センター前のリフトに乗って、いっきに砂丘へ。
回りには、私に似た顔の外国人観光客がた~くさん。
それも団体さん。
ニィハオ、ニィハオ! シェイシェイ、シェイシェイ!
なんでアジア系の外国人観光客って、みんな声がでかいのか…
リフトを降りると、いきなりラクダさんがお出迎え!

興味はあるけど、まずは砂丘へ。

「来たど~~!」
背後の砂の中に黒く見える点々は人。

馬の背
壁のようにそびえるのは「馬の背」と名のつく砂山。
高低差が45mもあるそうな。
入り口から徒歩で15分位、歩く…てか、登る。
歩きづらい砂地、息を切らしながら登りきった先には…

大荒れの日本海
絶景ー!なんだけど、風が強くて立ってるのがやっと。

風紋
風で作られる美しい砂の風紋が有名だけど、
風が強すぎて、形にならないみたい。

あまりにも風が強く、寒いので、とっとと退散することに。
上ってきた砂の坂を振り返る。
砂丘センターまで、遠いなぁ~。
ようやくリフト乗り場まで戻ると、数頭のラクダたちが退屈そうに待っていた。

ラクダと記念撮影
「ラクダに乗ってみたいです!」
呆れ顔のオットをなんとか説得する。
だけど、悪天候なので歩行はせず記念撮影のみなのだとか。
撮影料は、ラクダの背に乗った人500円。横に立ってる人100円。
スタッフが撮影してくれるけどカメラは自前。
無断でラクダの撮影はお断り。
3カットほど撮影された後、なにやら引き換え券を渡された。
それを、道沿いにある指定されたお土産屋に持っていくと、
別のスタッフに知らぬ間に写された写真をプリントしたものを無料でくれるという。
せっかくなので、持って行ってみた。
タダの写真は切手大のサイズ。(小っさすぎて見えない)
他に、キャビネ版の大きさにプリントされたのが用意され、1000円だという。
かなり強引なセールスをかけられたが、
丁寧にご辞退申し上げて、その場を離れた。
帰りも駐車場へ向かうリフトに乗っていると、
坂の途中で、カメラマンらしきスタッフに写真を撮られそうになった。
オットと私は即座に手でバツを作り、撮影拒否。
なんだか、芸能人になった気分(笑)
リフトを降りると、またもや勝手にプリントされた写真が売られている。
なんて商魂たくましいことか…
やっぱり観光地なんだなぁ~と、あらためて実感した。
他に、砂の美術館もあったりして見たかったけど、次の目的地に向かった。
海沿いの9号線を走ること約1時間。
そろそろお腹が空いてきたので、道の駅でお昼を食べることに。
午後12時30分=羽合町

道の駅 はわい
某携帯電話会社のCMでちょっと有名になった山陰のハワイ(笑)

店の看板も店内の飾りも、笑っちゃうくらいハワイアン。
でも昼食は、めっちゃ和風のやまかけそば!

やまかけそば
値段は安いのに、すごく美味しいお蕎麦だった。
蕎麦好きのオットも大満足。
この道の駅には、観光客用のお土産よりも、産直の野菜や鮮魚が豊富で、
買いたくなる品物がた~くさん。
花の苗もたくさんあった。
帰りにも立ち寄るつもりで、とりあえず砂丘名物らっきょう漬けを購入。
そして、再び国道9号線に戻り、次の目的地に向け出発。
次は境港市の「水木しげるロード」に、レッツらGO!

あれや、あれ!
そう
八雲立つ、出雲八重垣、妻籠めに…。
てな感じで、昔々の英雄がゲットした嫁さん抱きしめて、国褒めしたように、きっと、
旅の吉兆を見せる雲もくもくだったのに違いない。
しかしええ色合いの蕎麦だねえ。
見るからに美味しそうだ。
蕎麦と云えば、思わず東北を何故かイメージするくもなので、
ジツはず~っと出雲蕎麦が有名な理由が不思議でした。
で、ググってみた。
あまり判らなかった(笑)
判らなかったけど、
蕎麦が広く受け入れられたのは江戸時代後半だそうだけど、
出雲では江戸時代前半からすでに蕎麦大好き民だったそうな。
そして、蕎麦が大好きな名君がおられたそうなっ。
蕎麦は高貴な方が召し上がるもんじゃなかったらしいのに、こっそりお城を抜け出して夜鷹蕎麦をめしあがる趣味があったのだと。
名君のおかげで蕎麦が更に広まったのかなあ。
砂丘で仁王立ちしたり、
らくだに乗りたがるねこばす姐御って、
やっぱり格好いい!
投稿用数字が7129で何肉!
むろん、くもは豚肉だ、えへん(笑)
なんかうれしい↓
なんか、すんごい時間かかって作って…
でも、まだ1ヵ所だぁ~~(笑)
家に帰り着くまでに、どれだけかかるんでしょ~(泣)
気長にお付き合いくだされ~。
>>八雲立つ、出雲八重垣、妻籠めに…。
神話かなにかの専門用語? ごめんね、無知で…
でも、八雲ってのは分かるよ。
出雲大社の天井に描かれている雲のことだね。
ひとつの雲のなかに8つのうずうずがあるんだ。(出雲大社の歴史博物館で知った)
山陰地方は神話の國です。
いたるところに、神話がころがってました。
出雲蕎麦は、黒い蕎麦でした。
このあと、割子蕎麦を2回食べましたよ。
どれもはずれなし。
ってことは、出雲蕎麦は美味しいってことだね。
>>投稿用数字が7129で何肉!
>>むろん、くもは豚肉だ、えへん(笑)
ちょっと意味不明ですが…(笑)
くもちゃんが嬉しいなら、良かったサァ~!
高天原を追放されたスサノオさんは
傷心のまま、とぼとぼ川の側を歩いていたら、
上流から箸が流れてきたのを見て、
人家があると知って辿っていったところ、
気さくな老夫婦が心のこもったもてなしをしてくれたそうな。
だが老夫婦、とても哀しそうな様子で事情を聞くと、
娘、クシナダ姫を恐ろしい八岐大蛇の人身御供に出さなければならないと聞き、
有名なオロチ退治をする。
そうしてクシナダ姫を娶ったスサノオさんは、
美しく豊かな出雲の地に身を落ち着けるのを誓い、
住まう地のすばらしさに感嘆して国褒めの歌を歌ったのが、
有名な八雲立つ、なんですな。
国褒め歌というのは、
古代における一種の儀式歌です。
その地を褒め称えることで幸いと福を呼び込むわけですな。
お家立てるときの地鎮祭と棟上げ式みたいなモンかなあ。
大好きなお姉さんに嫌われて、
追放されてしまったスサノオさん的には
美人の嫁さんゲット!
スイートホームゲット!
うれしくて歌いたくなるってな処だったんじゃなかろーか。
とっても縁起の良い歌です。
とかてきとーに解説したけれど、
本当をいうと暴れん坊亮子さんの方がきっと詳しいはずなので、かなり間違えているかもしれない(^_^;
日本神話ってめっさ面白い!
普通に国道とかからひょいって砂丘があるんだと思っていたけどリフト!!
いいな、私も行きたいよ。
観光地の写真売り付け攻撃は雰囲気台無しになるから止めてほしいですよね。切手大の写真って(笑)
お蕎麦おいしそうですね。
有名なソバ屋とかじゃなくても、こういうところで十分美味しいお蕎麦があるっていいなぁ。
ねこばす姉さんの旅れぽ詳しくて、楽しいな。続編も楽しみです。
境港と米子と、私の祖母の田舎の山奥(なんとか郡)にしか行ったことがないです。
だからもちろん、砂丘も未体験!
それはそうと、最近話題になった、スナバカフェや、鳥取初のスタバは見ましたか?
知事さんがおもしろいので、鳥取はいい宣伝になっていると思います。
ラクダの上と脇とで、料金違うんですね。
商魂たくましー。
無知の私にも分かりやすい説明でしたよ。
そうっか~、国褒め歌というのは縁起の良い、おめでたい歌なんですね。
古事記とか日本神話に詳しいくもちゃんって…
なんか、すごいよ。
鳥取砂丘も有名だから、テレビとかでも見たりしてたけど、実際に行ってみると、
あ~、こんなところだったのかぁ~!って、感じですね。
ラクダには、絶対乗りたいと思ってたの。
砂漠じゃないけど、砂地でラクダに乗るなんて、他では絶対に体験できなさそうですもんね。
馬とかならあるけど。
でも、歩いてもらえなくて残念でした。
ちなみに数分の歩行つきだと、1人1300円です。
高いんだか、安いんだか…
でも、日本海側と瀬戸内海側で、気候がまるっきり違うんだよね。
逆に私は、鳥取までくれば広島は近いんだと感じましたよ。
鳥取県初のスタバ?
そっか、あれは鳥取だったのですね。
島根県だと勘違いしてたわ~。
残念ながら、どちらも見てないです。
砂丘の近くだったのね。
知事がおもしろい人?
それも知らなかった。
まったくの情報不足ですね~。