先週末、不覚にもインフルエンザに罹ってしまった。
インフルは7年ぶりかな…
風邪もめったにひかないのに…
まさに鬼の霍乱である。
金曜日から今日まで仕事を休んで、明日の火曜日から出社。
職場では私がインフル1号となってしまい、ちょっと肩身が狭い。
社内で2号、3号が出てなきゃいいんだけれど…
インフルエンザは全国的に大流行中だとか。
みなさま、お気をつけあそばせ。
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もう二週間ほども前になるけれど、カニ面なるものを作ってみた。
北陸新幹線が開通してから、金沢への観光客が大幅に増え、
地元民も知らないような「金沢○○」といった、観光名物が増えてきた。
その中のひとつが「金沢おでん」。
そして、その金沢おでんに欠かせないのが「カニ面」ということらしい。
金沢おでん:ねこばす製
テレビの情報番組などでは、よく紹介されているが、
地元民は、おでんを食べに行っても、ほとんどカニ面など食べていない。…と思う(笑)
すごい高いし。
メニューには時価って書いてあるけど、2000円位はするそうだ。
カニ面に使う蟹は、雌の香箱蟹。
獲れるのが解禁から12月いっぱいなので、
提供される期間が短いのも、人気に拍車をかけているのかもしれない。
で、お店では食べたことないけど、自分で作ってみた。
作り方は、クックパッドで検索。
昨年、鳥取県境港市に旅行した時お世話になった方が、
手足のもげた、くず蟹だけど…と仰って、大量の香箱かにを送ってくださった。
たしかに手足は不ぞろいだったけど、
身の中は、内子もミソもしっかり詰まった美味しいカニ。
オットと二人、十分に堪能し、残りは冷凍保存。
冷凍してあったカニ
8杯のカニを解凍。
分解したカニ
そして、内子、外子、手足、肩などに分解。
むき身
手足と肩は身を取り出し、内子、外子、ミソはひとまとめにする。
甲羅とお腹の皮はキレイに洗っておく。
蒸し焼き
内子外子ミソはざっくり混ぜ合わせ、甲羅に詰めていく。
8杯の分量で6個のカニ面ができた。
手足のむき身をミソの上に並べる。
片栗粉を水で溶いた液を全体に塗り、蒸し焼きにする。
縛る
お腹の皮を被せ、タコ糸で縛る。
ちなみに、この状態が剣道の時に被る面に似ていることから
「カニ面」と名付けられたそうな。
おでん煮込み
フツーに作ったおでん鍋の上に並べて、出汁で煮込んで出来上がり。
さぞや美味しいんだろうなぁ~。と、期待しながら食べてみたけれど…
う~ん… なんか、生臭い?
身はパサパサしている。
試しに酢をかけてみたら、いつもの味になって食べやすくなった。
だけど、カニの出汁がおでんの出汁に染み込み、最高に美味しくなった。
ちなみに「金沢おでん」の具材では加賀麩という大きな丸い麩を入れるのだけど、
このお麩にカニの出汁が吸い込まれて、とっても美味しかった。
おでんって全国共通の料理だけど、具材は各地域で色々。
県外へ行ったら、その土地ならではのおでんを味わってみるのも楽しいかもね。