明るく楽しい無線の「時間ですよ!!」・・こちらはJF1LXO

今どき、珍しい「無線趣味」
たのしいぞーー

Plus10~20%UPでGO!!しませんか

2024年12月27日 15時01分13秒 | 今どき無線

本文を書く前からExcuse しておきますと(笑)  決して和文CW初心者の方を煽る意図はありませんし、ハイスピードこそが電信だ・・と言うつもりもありません。

私も初めは超QRSから始まりましたので、オッカナ・ビックリというのも人一倍経験している・・つもりです。私は和文CWにハマった後に5年程QRTをしていましたが、QRT前に「和文は始めたばかりなのでQRSでよろしく」と打たれていた局とも随分QSO頂きました。

そして5年経って再開しますが、ある局は5年前と変わらず・・そして別の局は結構なリズムでQSOを楽しまれています。「和文はノンビリとやるのが楽しいのだ」というご意見もあると思います。私も、そう思います。しかし、「ノンビリ楽しむ」と永遠に「ユックリ打電」とは意味合いが違うと感じています。

現在、和文CWを楽しむ各局は大変に親切で殆どの方が、初心者のQRSに速度を合わせてくれるはずです。しかし「そのままの速度で20回や30回のQSOはチョットなあ」と感じているかもしれません。また、QRS局も「QRSで何度もコールするのは申し訳ないなぁ」と感じているかもしれません。

つまりそれが度重なりますとQSOする相手局が「限定的」になってしまう・・という事だと思います。初心者同士のQRS交信もモチベーション維持の為には大変良いと思いますが、和文局が昨今減少しているようですが、それでも全国にはまだ数百局が存在している筈です。

それら未だ会った事の無い1st局ともどんどん出会いの幅を広げる事も楽しさ倍増の一つだと思うのです。

その為にも現在の速度よりも更に10%~20%アップの速度でQSO出来る事が近道だと思います。ある程度の速度でQSOしますと1回のQSOでの情報量が格段に増加します・そうなると様々なやり取りが可能となって毎日同じ局とQSOしても飽きずに楽しめる様になりますし、数局が集うラウンドQSOでもテンポよくQSOを進める事が出来ます。

これを可能にするのに近道は有りませんので、意識してチャレンジするしかありません。何回かQSOしているQRS同士局と示し合わせて「10%アップでやろうよ」とかQRSに同調してくれているOMに「取れないかもしれませんが、少しハイスピードでよろしく」と打ってみるのも良い方法だと思います。

昔から「モールスは解らなくなったら、電源を切れば良い」と言うOMもいる位で、私も欧文を覚えたての頃には何度も電源OFFにして布団に潜り込んだ事がありました。

相手局が「限定的」になってしまう・・もう一つに「バグ嫌い」「クセ・納豆嫌い」と初めから拒絶してしまうというのも有りますね。「癖符号とはQSOしません」と公言している方もいるようです。私もあまりにも凄い癖符号は苦手ですが、結局のところある程度の癖符号が取れないと、これまた「限定的」になってしまうと思います。

スルーするよりも寧ろ「エレキー使ってくださいよ」と打電する方がスマートだと思います。「癖符号に呼ばれるのがイヤ」という事でCQを出すことを躊躇している方もいるようです。これではいつまで経ってもCQが出せないのでは?・・と思います。

癖符号を排除することが和文CW・・いやCWの振興を促進するというのは、少々違うような気がします。DX局だって「とんでも癖符号」を打つ局や599を短点10個位出して10・・99と打ってくる局もいますよね(笑)

来年も多くの和文局とQSOしたいなぁ・・と考えていたら、このような事が頭に浮かびました。


デイキャンプでお楽しみのOMとの和文QSO・・気持ち良さそう

2024年12月24日 17時34分28秒 | 今どき無線

先日、ワッチしていますと以前QSO頂いたOMが/1でCQを出されていました。

OMはアウトドア&キャンプが大好きなOMのようで、以前のQSOではご自宅の庭にテントを張ってのQSOでした。

早速お声掛けしますと、その日はご自宅の庭ではなく、移動運用の5W/QRPでした。しかし信号は十分な強さでラグチュー可能な状態でした。最後に動画撮影しているとの電文を受信しましたので、使用は勿論OKとお答えしていました。

今日、OMのチャンネルを拝見しますと当日の様子と当局の信号も最後の方に少しだけ載せて頂いたようです。

晩秋の山歩きやキャンプは紅葉や落ち葉の絨毯を踏み締める事が出来ますので、とても気持ち良さそうですね。ヤッパリ移動運用は爆速・戦闘モードよりも、このようなスタイルが自分にも合っていると思っています。そんなノンビリ移動運用はヤッパリ和文CWが良く似合いますね(←しつこい・笑)

【徒歩デイキャンプ】晩秋の月川荘での徒歩無線デイキャンプ/バックパックキャンプ/JS1QIZ


今宵は430MHzでダブル・ヘッダーの和文CWラウンドQSO

2024年12月23日 20時49分00秒 | 今どき無線

イヤー楽しいですねぇ・・今日はIC-9700をいっぱい使いました。

毎週月曜日の19時はいつもの430MHzで定時交信です。今日は3局のラウンドでしたが、隣は福島県の那須塩原市との気温差に驚かされます。

もう1局の杉並のOMは八木アンテナを回せるようになったの事で、レポート交換をしながらラウンドQSOは進みます。このラウンドは30分ルールでやっておりますので19時30分には終了するのですが、終了後に当局をガツンとコールする方がいました。

成田市からQRVされA1クラブ和文OAMなどにもアクティブなOMです。144MHzで何度もQSO頂いたり、このブログにもコメントを頂いていますが430MHzでお声が掛かり驚きました。

信号はガツンと589でバッチリですね。その後に杉並のOMも加わりましてラウンドQSOのダブル・ヘッダーとなりました。

話はもっぱら430MHzのビームアンテナの件です。小型で多素子が実現しますので反射波も有効に使えて、思わぬ飛びが実現します。

全員が「その気」になった合計80分に及ぶ月曜の夜です(笑)

そして、今日はQSOには至りませんでしたが、19時になる前に430MHzで579程度のCQを受信しました。欧文のCQでしたがログを確認すると今年DitDahChatで和文でQSOした所沢市のOMでした・・このブログ見てくれないかなぁ・・是非、ラウンドに参加して欲しいと思っています。

アンテナの細かい話や反射の件など色々と話せるので、ヤッパリ和文CWは楽しい訳です(←しつこい・笑)


寅の刻からBCLでTS-520の音質とノイズレベルの総合評価・・あ~眠い

2024年12月22日 05時49分23秒 | 今どき無線

昨日開腹のTS-520はそのままになっていましたので、今朝は早朝(深夜)から海外放送等も受信しながら総合評価をします。

検波部については各定数を確認して、結局はダイオードを含め同一定数の新品パーツへの置き換えに決着しました。同一定数とはいえ50年もの間に数値は色々変化していると思います。

本当は色々な数値の部品を試用して評価すれば良いのですが、この部分は結構部品が密集しており部品交換も毎度の基板90度起こしで首90度曲げですので、かなり疲れます(笑) ロボットの様な拡大鏡をしているとはいえ相当違和感がありますので作業効率は最悪です。

結論としては・・良く解りません(笑)  ただ元来、音の良いリグですので受信音には全く不満はありませんね。この素の音は聞き比べてもTS-830より上質だと思います。

今年の8月に居酒屋1回分で入手したリグですが、本当に色々と楽しみました。VFOの修理から始まって、IFユニット~キャリア・ユニット~AVC~ジェネレーター・ユニット~整流~HV、そしてファイナル段と随分やりました。RFユニットは未着手ですが、TS-520のRFユニットを裏返すのは相当面倒ですので手付かず状態です。

費用的にはCWフィルターを追加しただけで、あとは部品代のみです。

それにしてもTS-520は、私の様なド素人レストアには最適な1台です。入手価格も安く解体部品も豊富なので思いっきり楽しむことが出来ます。Vintageなリグを使う楽しさは修理・調整を楽しみ、その上でQSOする事だと思います。弄っただけでも勿体ないし、QSOだけでも勿体ないですね(笑)

8月から色々と楽しみましたが一旦、TS-520は完成形として終了して、いよいよ来年はFRdx-400と真空管送信機です。忙しいなぁ・・


今朝はVintageさんと和文CWで1時間のラグチューから始まりました

2024年12月21日 19時46分02秒 | 今どき無線

今朝は、まずTS-830を温めてバンド内をワッチします。

この季節は早朝6時頃の国内は未だ眠っていますね。30分ほど暖気してCQを出しますとガツンと8エリアからコールされます。先日もQSO頂いたFT-101B使いのOMです。

日本の両端位はオープンしているようですが、出ている局が少ないせいか誰も呼んでくれなければコンディションが解らないですね・・ヤッパリCQは大事です。

今日のお題は高圧部品のメンテナンスです。トリオ機よりもFT-101等はキャラメル・コンデンサーの破壊等でFT-101使いの方は神経を使っていると思います。最近は6JS6C等は入手難ですね・・一方のS2001は豊富に出回っているようです。6KD6や572Bなんて全く見掛けません。

やはりブロック・コンの入手難を嘆かれていて、大陸産の450Vモノを入手したけどあまりにも小さくて心配なので未だ使用していないそうです・・これは当局が使用して確認済みであるとお伝えしました。

楽しいラグチューの後は、恒例の解体ショーです(笑)

音の良さは「AF段」より「検波回路で決まる」と言われていますので(宮甚さんが・笑)、自分のリグを確認します。が、しかし手持ちの回路図とリグの実装部品に相違があるようです。「なぜ?」と思いましたが・・手元にあるサービス・マニュアルはTS-520X/D用で手元のリグはTS-520Vです。今迄気にも留めませんでしたが・・やはりFT-101等と同じようにバージョン毎の相違があるようです・・色々と勉強になりますhi

ところで、VintageなリグでVintageさんとQSOしますと、ミス打鍵が増えてしまいます・・これはリグが古いからでは無く、気分が高揚していたり、色々と確認したり色々な資料を見ながら(見ようと手を伸ばしたり)打鍵していますので起こる現象ですね。まあ、色々な「ながら打鍵」も楽しみの内ですhi

↓ 急遽、TS-520V/Sバージョンを入手です

部屋が狭いので、色々と出しっぱなしに出来ないのが悩みの種です。

 


俄然ヤル気が出てきた魔法の言葉

2024年12月20日 14時32分59秒 | 今どき無線

前回の投稿でK`sさんという方から「自作機の保証」についてコメントを頂いていました。

改めて調べたり確認したりしますと自作機についてはブロック・ダイアグラムに下記の文言を付記することでスプリアス実測無しでも保証が可能との事です。

「平成17年に施行された新スプリアス規定に基づき設計・製作した」

細かく聞き取りをしますと結局のところ、申請者の良識に基づいて保証をするもので頒布・メーカー製のキット等についてはスプリアス測定結果の添付を求めるケースが多い。また、完全自作機についても審査段階で明らかに「おかしい」と思われる場合には追加的に測定を求める・・との事でした。

アマチュア無線家を信頼して・・との言葉も有りましたね。運用の結果は自己責任で近隣に電波障害等が出るリスクの回避は不可欠ですね。

という訳で10年間、一度も電源を入れずに飾っていた7MHzモノバンドCW送信機に恐る恐る電源を入れました。これは以前、ケミコン破裂・ダイオード発火等をした経緯がありレストア・修理しましたがその後は放置したままでした。

電源投入後、暫く温めて送信しますと正常に約10Wを出力します。コイツを再度、新スプリアス規定を意識しながら(笑)レストアして、安いスペアナで念の為に測定して、先日入手のレストア用FRdx400と組み合わせて和文ラグチューを楽しみたいと思っています。

IC-705でモニターしましたがVXOなのでQRHもそれほどありませんね・・まあ、スタンバイ回路やサイドトーンを持っていませんので、手動切替で受信機側で自局電波をモニターしながらの運用です・・一番理にかなったモニタリングですhi

過去記事・・やっと復活した送信機 2015年03月28日 15時21分12秒

 


FT-101やTS-520もスプリアス自宅測定で・・これでもOKって本当かな?

2024年12月17日 20時43分30秒 | 今どき無線

現在私が所有して運用しているVintageなリグはTS-830もTS-520Vも共に新スプリアス規定の下、JARDが書類審査のみで保証してくれる機種になっています。

しかしながら、前期型のTS-520X(D)やFT-101(無印・B・E)については保証の前提としてスプリアス強度の実測を求められています。実測するにはスペアナが必要ですが、JARDへの持込により測定の支援をしてくれることになっていますね・・勿論、有料で・・ん万円が必要です。

しかし昭和の香りがするリグを使っていればヤッパリ2大巨頭のリグを使いたいと思うのは、当然の欲求です・・かな

私も以前、FT-101Eを所有して使っていましたが、まさかこんな事態になるならば手放さなければ良かったと・・後悔しています・・なんだかいつも後悔してますね(笑)

多分、Vintageなリグを持っているけど、この点がネックになっている人も大勢いるのだと思います。スプリアス強度が規定に収まるような修理・調整は当然ですが何とかならないのかと思い再度JARDに問い合わせてみました。

以下になるべく表現も正確に再現して記述します。

「リスト対象外の機械について保証をもらいたいのですが、そちらに持参するのも大変なので何とかなりませんかね・・」「自分で測定してもOKっすよ」

「そうはいっても校正済みのスペアナなんて到底、我々個人の所有できるモノじゃないし・・」「校正はしていなくて大丈夫です。何年前のどんなモノでも未校正でも問いません」

「エッ!!そうなんですか・・他人の所有物を借りて測定してもOKって事ですか?」「はい。誰のモノでも借りても誰が測定しても結果さえ添付してくれればOKですよ」

「添付は画面の写真とか、測定風景とか、測定者の誓約書とか・・」「結果の画面をなるべく読み取れる様に写真を撮るとか、PCに取り込めるタイプであればキャプチャでOKです」

「私が所有していて、知人に測ってくれと頼まれた場合に私の責任はどうなるの?」「あなたに責任はありません」

・・ということは、下の写真にあるようなモノでもOKという事になりますね。このスペアナは7980円です。中華製なので心配ですが・・

以前、NANO-VNAを1200MHzアンテナ製作の為に購入したのですが、すぐに壊れてしまいました・・中華製はアタリ・ハズレが多いです

これ以外に方向性結合器を自作するか購入する必要がありますけど、HF帯のみならば自作で問題無いでしょうね。

さて、どうしましょう・・

↓ これでホントに良いのかなぁ・・

 


あなたのBUG-Key 短点いくつですか?

2024年12月15日 19時07分21秒 | 今どき無線

メカニカル式バグキーの調整はとても微妙で、これが楽しい訳です。海外ビデオや達人の説明書き等を読みますと「良く調整されたバグキーは一打で短点側の連続が数十回~30秒くらい連続送出が出来る」等といわれています。

まあ、30秒は少しオーバーだと思うのですがビデオで見せられてしまうと、「なるほど・・」という事になりますね。

数か月前にBegali Intrepid を入手した時も調整後に測定しましたが「なんだかなぁ~」という感じでした。まあ、実際のQSOでは8短点以上の送出は無いので問題はありませんが、フィーリングを左右しますので気になっていました・・

今日、久し振りにVibroplex Original Bugをデスクにおいて少し使いましたので、両者を比較してみました。Vibroplex Original Bugは速度調整用のVali-Speedを装着しています。接点間隔は私の場合は3~3.5mmが最も気持ち良いのでそのままとしました。接点間隔を広くすると高速で打電する時にストロークに違和感が出ます。

元来、バグキーは高速打鍵を目的としていますので、低速での打鍵は馴染まないですね。無理に錘を付け足すとバランスが崩れてしまいます・・高速といっても和文CWの場合は23wpm以上位でしょうか・・

結果としてはVibropleが連続38短点で Intrepid は19短点でした。随分と差があります・・接点位置と構造上の問題から振り幅が大きく取れないのが原因だと思います。これだけでIntrepid が劣っていると言うのは早合点だと思いますのでもう少しチューニングしてみましょう。せめてVibroplex と同じ位は出てほしいなぁ(笑)


なぜ100W改造するのか・・そこに穴が開いているから・・

2024年12月14日 21時05分08秒 | 今どき無線

もう一度、保証&変更届出のやり直しですが(笑)

表題の通り、「そこに穴が空いている」ので当然の行動として球を増設したくなるのは、悲しい性ですhi

当初は、「和文でラグチューするだけなので10wで十分さ」と言い聞かせていましたが、何度も開腹をして覗いているうちに・・そして電源系のリペアをしたのが運の尽きであります。

改造は廃品利用で手持ちパーツの再利用です。特に難しい作業ではありませんが、新しい発見もあります。

S2001のソケットを増設する為、解体部品を調達したのですが・・なんとソケットが合いません(笑)

解体品にはソケットに金属金具が装着されていますが、このTS-520Vのソケットは金具無し部品が使われています。どうやらTS-520には3種類のファイナルユニットがあるようで知りませんでした。初代520はシャーシにソケット付けして配線も空中配線、その後に基盤化されたようですがソケットはシャーシ直付け用を使用して、その後に金具無しになったと推察します。

そのままでも使えそうですが、不揃いでカッコ悪い為に力技で金具をはぎ取りました・・丈夫な金具でソケットも割ってしまいそうでした。

そして既存のソリッド抵抗も金属皮膜に交換します。ソリッド抵抗は抵抗値が上がっていたり、断線していたりと全く信用出来ません・・まあ、人間も50年経ちますと血圧が上昇するのと同じですね(笑)増設後の中和なんて随分久し振りです。

トリオと八重洲では中和調整の方法についての記述が大きく異なりますね。トリオはSGスイッチOFFで、信号を整流しテスターで電圧測定しながら調整しますが、確かヤエス機の取説では「終段の調整過程でディップ点とヒップ点が一致するように調整」と記されていた記憶があります。これが結構面倒でピーピーやった記憶があります。トリオは準備が必要ですが合理的だと思います。

セラコン等も手持ちですので耐圧450Vのケミコンに耐圧3KVのリニア用を付けたり(笑)まあ、楽しみながらの改造でした。実際の使用ではせいぜい30W~50Wで和文CWするのですが、余裕は大切ですhi

 


和文CWでラグチューしながら電源の様子を確認

2024年12月13日 19時54分13秒 | 今どき無線

古い真空管ファイナルの整流・電源回路のパーツは早めに交換しましょう・・

今日の夕方はTS-520で倉敷のOMとラグチューを楽しみます。勿論ラグチュー自体も楽しいですが、もう一つの目的は交換した整流回路・高圧部品の様子確認です。

真空管ファイナルのリグではメーカーにかかわらず、大型の電解コンデンサーをはじめとする高圧部品が数多く搭載されていますね。

今のところ問題無くても、これらのパーツは早めに交換するのが得策です。特に和文CWのラグチュー等で長い時間に渡って送信する場合などは、万一の事故発生を考えれば必須といえます。

電源系のコンデンサーが破壊しますと、ケース内に中身が飛び散って基盤も一部が焼損したりしますので要注意です。

私のTS-520もTS-830も共に入手して色々と調整や修理をしていますが、ついつい電源系は後回しになっていました。それは使用されているブロック電解コンデンサーの新品が入手難であることが理由です。オークション等でも中古のパーツは数多く出回っていますが、どれも結局は解体・取り外し品で40年~50年経過していますので交換する意味が有りません。

ブロック・コン以外のコンデンサーは既に交換済みですので、今回はやむを得ず純正500V/100μFではなく450V/100μFの新品を使用し、ダイオードについても全部交換しました。

450V/100μFはパーツサイズが・・「これでホントに大丈夫?」というほど小型です。シャーシの穴はデカすぎますので、万能基板を加工してシャーシに取り付けました。多くの方が実施しており、問題無いと思います。ダイオードも純正の種子のような粒々部品から後継の部品に交換し、TUNEモードで使用されバカになった抵抗2本も交換します(1本は値が1.5倍、もう一方は断線していました)

電源系の事故といえば、昔・中学1年生の頃はFT-401Sを使用していましたがオール真空管リグですので帰宅して、先ずは電源ONしてから1階へ降り、おやつを食べながらTVの「ぎんざNOW」を見た後でCQ・CQとやるのが日課でした。

ところがある日、自室に戻りますと部屋の中が霞が掛かったようになっており、部品が燃える特有の異臭が立ち込めていました・・半べそ状態でした(笑)

結局、原因は不明ですが整流基盤の一部が焦げておりパターンも一部消失してしまったので銅線で泣く泣く補修したことがありました。不思議とケミコンやダイオードは無事でした・・

そういう訳で古いリグの電源系は早期リペアが安全第一・家内安全の為に必要です。ボヤになったり異臭騒動を起こしたら廃局命令が出るかもしれません(笑)

↓ ネジ穴の位置決めは現物合わせなのでゴチャゴチャしていて面倒です          ↓ 交換したダイオードも新品ながら長期保管の為に1本ダメになっており、やり直ししました


念の為TS-520愛好者の方へ注意喚起です

2024年12月10日 17時32分36秒 | 今どき無線

ご存知の通り、TS-520にはデジタルカウンターは装備されていません。発売より随分経過してから「DG-5」という外付けカウンターが発売されました。

TS-520でバンド切替・モード切替の連動周波数を表示させるためには3種類の信号を演算する必要がありますので、単に周波数カウンターを接続してもVFOの発振周波数が読み取れるだけです。

最近の激安カウンター・キットでも加算・減算機能が付いていますので、それらしい周波数を表示出来ますがVFO発振周波数への加算・減算ですからTS-830等の様な表示とは全く異なります・・まあ、ここまではTS-520愛好者のFAQなのですが、この「DG-5」は出品も少なく、有ったとしてもかなり高額で故障リスクが高いとの報告も多い為、なかなかポチ出来ませんhi

その後、同一機能を有するカウンター・キットを開発・頒布されたOMもいましたが現在では中止となっているようです。

さて、本題ですがそんな状況ですが何とか入手出来ないかと色々と検索しましたところ、とんでもないサイトに辿り着きました。何とそのキットが1,760円で販売されています。
思わず・瞬間的にポチしてから・・よーーく考えると「おかしい、こんな値段の筈はない」「それに販売サイトは生活雑貨等を販売している会社だし・・」という事でカード払いは行わず、送金案内が来る迄放置しました。

そして改めて色々と検索すると数年前にヤフオクで出品されたキットで説明文が丸パクリされている事が判明しました。当然オークションは終了していますが、相応の値段でした。

どう考えても詐欺もしくは類似した悪質販売だと思います。すると今日になって入金催促のメールが来ましたので、購入意思の取り消し通知を行いました。カード情報を入力せずに本当に良かったと思っています。

「欲しい・欲しい」という意識が先走りしますと思わぬ罠に掛かってしまうという教訓となりました。

【後記】下記のメールを送付したところ、先方より「取り消し了解しました」と返信がありました。

真面目に販売しているならば「とんでもない誤解」とか「釈明」があると思うのですが、何一つ反論しないなんて・・ヤッパリ怪しい(笑)

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Re: 【重要】代金お支払いのお願い

通知は受信しております。
しかしながら、その後当方の調査にて貴社が販売しようとしている商品は
以前にヤフーオークションに同一の商品が出品され既に終了している事が
判明いたしました。
また、商品説明文もそのオークション出品者の方の文章をそのまま使用しており
きわめて不審です。文章中に「同時出品云々」の記載がありますが
貴社サイトには該当品はありませんし、元々のオークション出品者による
品物は既に落札されております。
貴社がどの様な組織かは解りませんが著しく不信感を抱く販売であることは
明らかですので、念のため関係機関に対し通知いたしました。
以上から当該商品購入の申し込みは、これを撤回・取り消し致します。
:::::::::::::::::::::::::::::::
Yoshitomo Bushida
武士田 善友
:::::::::::::::::::::::::::::::

→ここです https://patty.pensture.top/item-a7s6x4fgky.html


ワイヤー・ラッピングって安定している代償として取り外しは超・面倒です

2024年12月08日 14時38分16秒 | 今どき無線

TS-520の各ユニットはワイヤー・ラッピングによって接続されていますよね。経年劣化が起きにくく、今迄TS-520でユニット間配線に不具合が有ったという話は聞いたことがありません。

知っている限りでは、この方式はTS-820やTS-830ではコネクター式に改められており、取り外しは簡単です・・が、しかしTS-820等はこのコネクター部分の接触不良や基盤面のハンダクラックが散見されて随分苦労した記憶があります。まるで「もぐら叩き」の状態でした。

安定性能のワイヤー・ラッピングですが、修理やレストアでは大いに悩ましい問題となりますね・・とにかく取り外しが大変です。かなりしっかりと巻き付いていますので、先細のピンセットでは負けてしまいますし、ラジペンで余計な力が入りますと端子の基盤側のハンダ・クラックが生じます。

更に、何とか外した配線ですが再利用・・というか、もう一度ワイヤー・ラッピングするのは新しい電線と工具が無いと出来ませんので、仕方なく端子にハンダ付けしますがハンダの乗りが悪くてイライラが募ります。

殆どの方が同じだと思うのですが、仕方なく基盤を起こして首を捻じ曲げながらハンダを吸い取り、再ハンダします。老眼ゆえ、ロボットメガネで遠近感覚がゼロになりハンダこてを置き台に置くつもりで左手に接触したり(笑) これは正に苦行ですhi

まあ、好きでやっている事ですから・・ブツブツ言いながら修行の日曜日です。

予備として所有の解体抜き取り品です。

こんな工具が15K円もしますので買えません


朝から楽しいQSO連発です(Vintageさん&Homebrewさん)

2024年12月07日 10時20分49秒 | 今どき無線

今朝はまずIC-7610でワッチを始めましたが、たのしいQSO連発で気分も盛り上がります。

CQに応えてくれたのは8エリアのOMで何回か和文QSO頂いています。

以前のログにはFT-901とありましたので、今日も901ですかとお尋ねしますと「今日はFT-101B」です・・オッ来ましたねぇFT-101Bです(笑)元祖FT-101を継承したリグでフロントのSW類がまだスライドスイッチになっているリグです。

FT-901の方は現在、YAESUブランドのキャラメル型マイカコンデンサーが故障ということで待機中との事です。TS-520もお持ちで時々使っているとの事・・やはり昔のリグが好きで何台か所有されているそうです。

Vintageなリグが好きな方はやはり何台か所有され、色々と比較や修理を楽しまれる方が多いようです・・欧文ではこのような内容のQSOは難しいですが、とても盛り上がりますのでアッという間に時間が経過します。

そして2局目は、7MHzのCW帯上端付近でCQを出されていたQRP局です。このOMは今年の2月に私が国内電信級を受験しようとキッカケを頂いた局です。何となく弱いし、QRHも感じましたので「もしかしたら」という事で早速コールします。

予想通り自作機で1W運用との事・・QRHはありますが500Hzフィルターで聞いていても外れることはありませんし、トーンもキレイで流石です。

OMのQRZ.comを拝見するとビックリします。何台ものVintageなリグの他に自作の送信機やリニアアンプが並んでいます。OMはスペアナでスプリアス強度を自分で測定して保証を受けているそうで羨ましい限りです。まあ、4~5万円で買える測定器ではありませんので、QSO主体に楽しんでいる局で所有されている方は少ないでしょうね。

写真にはドレークのラインやTS-900まで写っていますので素晴らしいの一言です。

やはり和文界のVintageさんとのQSOは苦労話も楽しく、時間を忘れます。私は無線交信の本質は「楽しい話し」だと思っていますので、和文CWとVintageは相性が良いのです(←しつこい・笑)

 

 


これですよコレ!! こういう音でQSOしたいなぁ

2024年12月06日 12時43分24秒 | 今どき無線

You-TubeでPlato1959さんという方がレストアした受信機やトランシーバーと現代リグの対比動画を積極的にアップされています。

この動画に出て来る受信機の詳細は知らないのですが、流れる音色は自然で何も加えない滑らかなトーンです。

日頃、狭帯域のフィルターやAPFを多用している耳にはとても新鮮です。

十分な信号強度とQRMが無い状態ならば、このような自然でウットリするような音色を聞きながらラグチューしたいですね。

途中でA1クラブでお馴染みのOMのコールも聞こえますね(笑)

モールス信号CWトーンフェチ/CWの音色が心地よい受信機について CW tone fetish, Siemens E311


JARDにスプリアス保証の件を聞いてみました

2024年12月04日 14時05分20秒 | 今どき無線

現状ではTS-520とTS-830の保証を頂き、増設届出をしてあるわけですが漠然とした疑問がありましたので電話で確認しました。

・新規で確認保証可能リストに掲載の10W機に自作100Wリニアアンプを付加した場合の保証は持込測定を要するのか
・FT-101等は後期型でも保証より除外されていますが、本当にダメですか(笑)

回答は・・

・基本保証可能な機械に自作100Wアンプを付加してもベースが基本保証可能機種であれば、送信系統図にリニア出力管を明記することにより保証可能です・・つまり持込測定は不要
・FT101はサンプル数台を実測した結果なのですが、個体差が有りますので特にフィルター類を追加しなくても許容範囲に入れば保証します・・但し、現状では測定結果の添付が必要です。

だそうです。

以前より、階段下物入に埋蔵されているTS-520用のトランスやタンク回路・バリコンがありますので6146パラの100Wリニアでも作ろうかと考えていたのですが、手続きが面倒な様なので放置していました。今時、こんなリニアなど誰も見向きもしませんが・・でもケース代の方が高くつきそうですね(笑)

スプリアス強度の測定は自分で行う場合は結果のみを送付すれば良いのですが、HPなどでも校正証明は不要となっていますね・・という事は(笑)

まあ、清く正しい現代の無線家の良識次第という事ですhi

やっぱりリニアならEIMACのセラミック管で3極管より4極管がいいなぁ~(笑)