明るく楽しい無線の「時間ですよ!!」・・こちらはJF1LXO

今どき、珍しい「無線趣味」
たのしいぞーー

TS-830のブレークインDELAY時間延長

2024年12月03日 19時19分47秒 | 今どき無線

TS-830は結構快調に動作しており、和文ラグチューを楽しむリグとしてIC-7610とメインリグの座を争っています。

快調なTS-830ですが、2点ほど手を加えたいと感じている部分があります。

今日は、その1点目であるVOX(ブレークイン)のDELAYタイムの延長です。現状では、このDELAYタイムが短くてQSOの際に前面VRをMAXにて使用しています。

欧文の599BKや定型的なラバスタでは問題無いのですが、和文CWでラグチューをする場合、話が込み入ってきますと送信文を考えながら打電したり、時にはチョッと考える空白がある場合があります。このような時に現状のVOX-DELAYではMAXにしてもリレーが動作してカッコン・カッコン煩いのです。

以前のTS-830の時にはフット・スイッチでスタンバイをしていましたので気にもしませんでしたが、今回用意したフットスイッチの高さが感覚に合わず、結局セミ・ブレークインで運用することが増えてしまいました。

そこで思い切って、回路中のDELAY時間を左右するであろうコンデンサーを交換しました・・多分・・だろうの工作ですhi

オリジナルでは3.3μFですが、手持ちの関係もあり今回は10μFへ変更です。抜き取り後の計測ではオリジナルは4.4μFでした・・中華製テスターで信頼性は??です。

しかし、容量抜けという事では無い様なので仕様なのかもしれません。

作業自体はコンデンサーの交換ですので難しい事はありません。ついでに一番近くにある2SC460Bも交換しました・・これはオマケです(笑)

結果は上々で従前MAXの位置が作業後は12時の位置となり、運用では1時から1時30分程度が快適な時間となりました。

・・次にやりたいのはAGCの時定数ですね・・


今年もあと1か月・・師走なのでパーツ整理を真剣に考えます

2024年11月30日 18時23分37秒 | 今どき無線

今日は早朝の7MHzをTS-830で楽しみ、その後IC-7610にチェンジして7MHzと10MHzを楽しみました。午後はTS-520で7MHzをもう一度・・といった具合で忙しい(笑)

Vintageなリグはやはり定期的な電源投入が調子を維持するための特効薬なので色々と使っています。なんだかTS-520の調子がとても良く・・ヤッパリ手塩にかければ応えてくれるなという感覚になりますね。

さて、10MHzではいつもの長野のOMと今日も1時間ほどの楽チューを楽しんだのですが、共通のTS-830の話題に花が咲きます。その中で、補修用パーツの手配とか準備の話題になったのですが、はやりパーツの整理も共通の課題の様です。

昔から「ジャンク箱」というモノの一つや二つは無線趣味の方なら必ず家に有るわけですが、同時にそれは開けてはいけないパンドラの箱でもあります。自分でさえ何が入っているか分からない状態になっていますので・・まあ、宝探しの気分は味わえますが(笑)

しかし、古いリグの故障修理や部品交換の時に「ある筈だけど、何処にあるか分からない」では時間ばかり費やして疲労が溜まるばかりです。結局、面倒になって今回も通販で注文・・1本だけ欲しいけど100本売り!! 修理が終わればジャンク箱直行ではキリがありません(笑)

動画で色々と調べますと無線趣味のみならず電子工作や自動車レストア等も同じ悩みを持っている人がとても多いですね。意外だったのは「ネイリスト」の方々のパーツ整理術動画が非常に多いようです。

私も各種コネクター、2Pや3Pのプラグ、変換コネクター、スイッチ、VR等は大型パーツ入れに入っていますが、抵抗・コンデンサーは全くの手付かず状態で段ボール箱にゴチャ混ぜ状態です。

たった1本の1N60ダイオードや4.7KΩを探すのに30分も掛かっていてはダメですね・・

何とかしなくては・・でも考えるだけで今日も終わってしまいます・・

この下の箱類は右側も全部CRパーツですが・・このほかにもトランスやアンテナ工具部材が階段下物入にどっさり・・

 


リファレンスとしてのService Manualですが・・

2024年11月29日 15時52分37秒 | 今どき無線

今日は昼過ぎから10MHzをTS-830で楽しみました。

コンディションが冴えなかったのですが、2局と和文QSOを楽しみました。14MHzでの和文CWについても情報交換が出来ました。

休日の昼前頃には14MHzでも和文QSOが聞こえますので、これからの季節は楽しめますね。

ところで、Vintageなリグを修理したり調整する時は、ネット情報も大変貴重なのですが、部品配置や基本的トラブルシューティング等はService Manualを参照するのは皆さん同じだと思います。

但し、メーカーが積極的に公開している訳ではありませんので入手には色々と苦労していると思います。でも英語版ですと簡単にネット上からダウンロード出来ますのでこれを活用している方も多いと思います。

私も同じなのですが、大体このマニュアルを開くときは「困っている時」にイライラしながら読みますので(笑)、英語記述ですと良く解らないし、余計にイライラが募ります(笑)

基板部品配置等は万国共通の「絵」ですから良いのですが、調整方法やトラブルシュートは英語基礎力が無いので飛ばしてしまいます。

最近、TS-520の日本語版を入手する機会に恵まれ、改めて読み返したところ・・「あーら、良く解る」・・当たり前(笑)・・しかも英語版には無い項目も見つけました。何故なのか理由は不明ですが、日本語版には各TRやFET素子のピン別電圧表も一覧で掲載されており・・「これがあれば、より早く診断が可能だ」と喜んでいます。

英語版の方は私の見落としでしょうか??・・

TS-830は日本語版を入手したものの、コピーを重ねたモノの様で細かい文字が潰れたりして読み難くて参っています。

TS-830はTS-520と比較すると編集方針が変わった??と思う位の違いがあります。各素子の型番等は一覧ではなくパターン図の欄外に記載されていますし、分解図がかなりのページを占めています。

先日、長野のOMがVFO-230を入手され、周波数のアジャストに苦労されたと記事にされていました。今日、改めてサービス・マニュアルを参照すると詳細な調整方法も記載されていました・・あの時、見ていればお知らせ出来たのに見つけるのが遅くてゴメンなさい。

「各部電圧表」こんな一覧は英語版には無いのですが・・と思う・・自信無し(笑)

 

 


本当に楽しかった「Vintage使い」さんとの和文ラグチュー

2024年11月27日 09時28分21秒 | 今どき無線

今朝は、先日の日曜日に修理をしたTS-520のテストのつもりで電源オンします。同時にTS-830も温めて10MHzにも直ぐに使えるよう準備です。

TS-520の方は、今度こそキチンと動作しています(笑) 心配でした。しかし既に朝の国内コンディションが下がっており相手が見つかりません。

TS-520を使う時はTS-830や現代リグを使う時と違い、CQは出さずにコールする側でQSOする事が多いです。なんてたって目盛り版しかありませんので・・まあ、どこでCQを出しても良いのですが最近はCWもキレイに500Hz間隔になっていることが多いのでチョットだけ気を使っています。整然として良いと思いますが、あまり度を過ぎますと3.5MHzのSSBの様になってしまい敬遠する人も出て来るかもしれません。

しかし、今朝はお相手も見つからなかったので適当な場所でCQを出しました。すると-73dBなんて作れないので、Sメーターの校正が適当で景気よく振れてしまうメーターがフルスケールに近い位の強力なコールがあります。隣県のOMで以前より何回もQSO頂いている局です・・

「おっ!! Vintageさんだ!!」ということで嬉しくなりました。

OMとのログには「Vintageさん」とメモが残っています。QSOを開始すると今日はTS-820をお使いとの事です。

時折、数ヘルツ位パッとQRHしますが元に戻ってきます(笑) それで良いのです。私の方も自分の電波をいつもの様にモニターせずにQSOに集中できます(笑)

QSOはOMが他にも所有されているTS-520、FT-101、FT-400等の話に花が咲きました。TS-820のVFOカウンター不具合の話やFT-101のファイナル部のキャラメル型コンデンサの話など「そうそう、そうなんですよね」という感じで共通体験がありますので、本当に楽しい45分間でした。

OMはどちらかというとTRIOの落ち着いた音よりもYaesuの音の方が好みの様です。「いずれにしても現代のリグの音よりもVintageなリグの方が音がまろやかで好きなのです」という結論で一致しましたhi (笑)

こんな楽しい話が出来る和文CWとVintageなリグの組合せは、ヤッパリ最強です。オワコンだか合コンだか知りませんが「全く関係ない世界のQSOです」


FRDX-400に浮気して拗ねてしまったTS-520

2024年11月24日 17時56分31秒 | 今どき無線

今朝のA1クラブ和文OAMは7MHzがWWコンテストで激混みでした。どうしようか迷ったのですが、7MHzは見送って10MHzにて参加しました。

しかしDXが下火になってからも7MHzも10MHzも国内コンディションがパッとせずに残念な状況でした。

午前中にFRDX-400を開梱してザっと確認しましたが、昼下がりの午後「今度こそビールでも飲みながら、のんびりとFRDX-400のレストア・マニュアルを読もう」と思い、ラジオ代わりにTS-520をスタンバイしましたが・・またもや変です。

各モードで受信はするのですが「モソモソ・ゴソゴソ」といった感じで復調出来ません。そこで先日、偶然に2SC460Bの在庫を見つけて2SC1675と共に購入したTRが到着しましたので、キャリア・ユニットの2SC460Bを2カ所交換しました。

これは修理事例でも記載がありますので、迷わず交換です。結果は上々で、今度は大丈夫だと思います(笑)

試験交信はもう和文局が聞こえませんでしたので、WWコンテストでAA7AをコールしてQSOしました。まあ、スーパー・ステーションですのでTS-520の10Wでも簡単にQSO出来ます。

これで何とか落ち着いて欲しいTS-520です・・でも明日、また壊れているかも(笑)

ヤッパリ足が真っ黒に変色しています


九州のお爺ちゃん・・ありがとう・・大事にしますよ(笑)

2024年11月24日 11時35分33秒 | 今どき無線

送料込み5,000円のFRDX-400が到着しました。

宅急便の営業所が近いので引き取りすることが多いのですが、今回は営業所までの道のりで色々と想像しました。

「もしかしたら水没か地中からの発掘品かも」「写真では中身が写っていなかったので伽藍洞かも」とか・・まあ、値段が値段なので色々と想像していました。

出品者の方は無線とは無縁の様で、「祖父からの貰い物」という事でした。恐らくは鬼籍に入られたお爺ちゃんの物品整理だと思います。

開梱して簡単にチェックします。

・外観は綺麗でペイントしなくても洗浄すれば大丈夫だと思う
・中のシャーシはホコリの堆積もあり、表面はブツブツ状態
・各SWやVRは一応機能しそう
・メーターのパネル面アクリル板にひび有

このFRDX-400はVFOの目盛りから推測すると初期型という事になります。しかしグレードはスーパー・デラックスの様で、50MHzと144MHzのクリコン、そしてCW用とFM用・・??のメカニカル・フィルターが装備されています。・・取説のAMフィルター位置はジャンパーされています。

送信機では無いので、電源を投入しましたが・・

・真空管全ての点灯を確認
・メーターは機能する
・VFOランプ切れ
・マーカー発振OKで3.5MHzはS7程度だが、他のバンドは受信しない様子
・USBはダメ
・リジェクションとスケルチは機能している
・CWでの減衰が激しい

取り敢えず、発火・発煙は無く、一部の機能は動いていることが確認出来ました。

さてさて、今日のところはケースの雑巾がけをして終わりです。長い道のりの始まりですhi

 


久し振りに一体型エレキーヤー「Kenpro KP-100」で和文三昧です

2024年11月23日 15時47分45秒 | 今どき無線

今日の朝方は、TS-830を使って3局との和文ラグチューを楽しみました。その後、先週不調になったTS-520のパーツが届きましたので修理して、テストでTS-520を使用して川越のOMとQSOを楽しみます。OMとは今日で65回めのQSOですね。144MHzにも出ているのでマルチバンドでお世話になっています。

今日はいずれのリグにもキーは古い一体型キーヤーKENPRO KP-100を使用しました。このキーも恐らく50年モノだと思います。

この頃のキーヤーは本体とパドルの一体型でズシリと大きく100V駆動も可能になっていますね。当時は各社もこのようなキーを発売していて「カツミ」が先頭を走っていたと思います。

私はその中でも、このKP-100のシンプルなデザイナが好きでした・・機能的にはカツミと同等で、各調整や切替は全て背面にセットされています。カツミの黒っぽい色に比較して明るめのパネルが好きでした (ミーハーな訳ですhi)

子供無線時代にローカル局で一足早く電信級を取得した友人がカツミのメモリー付一体型キーヤーを購入して、勝手にCQが出ているのを初めて見た時にはホントにビックリしました・・今は当たり前ですが、サトー無線の縦振り電鍵しか持っていなかった当時、未来を感じた瞬間でした(笑)

現代のキーヤーもVintageなリグに接続可能にしていますが、意外にもこのキーヤー付属のパドル部分の感触が良好なので古いモノ同士で楽しんでいます・・リグもパワー計も・・キーヤーも50年選手たちです(笑)

さて、今度はTS-830とTS-520のどちらが故障するのでしょうか?(笑)

 


来年の「イジクリ予定」はこれに決まった(笑)

2024年11月22日 20時29分37秒 | 今どき無線

だいぶ以前より「一度、完全なレストアというものを経験したいな・・」と思っていました。

特に電子工学を学んだり、仕事にした事も無いので自信は全くありませんが・・それでも子供の頃からのラジオ弄りの集大成みたいなモノをやってみたいと思っていました。

候補はTRIOの9R-59DかYaesuのFRDX-400です。その日の為に随分前に「radio1ban」さん執筆のレストア・マニュアルを購入していました。

何度もオークションで迷いながら随分と時が経ちましたが、ようやく超破格のFRDX-400を入手することになりました。なんてたって「送料込みの5K円」です(笑)

1967年発売でVFOの一部以外はオール真空管の受信機です。もはや実用性は期待できませんが、それでも15年位前は和文CWで400ラインを使用していた局もいました。SWLにはピッタリだと思います。

しかしメルカリ仕入れの5球スーパーラヂオと同額ですから・・どんな程度のモノが来るか全く予想出来ませんhi

まあ、届いて一見してトランスやコイル類が壊れていたらゴミ箱行き直行かもしれませんね(笑)

今回は単なる部品交換や洗浄では無く、一度全部を取り外してシャーシ磨き~ケース塗装~再組立て~調整を経験したいと思っています。そして写真でよく見る「メカフィル」のオーバーホールも経験したいですね。

「radio1ban」さんの「レストア・マニュアル」はCD-ROMで提供されていますが、何とそのページ数163ページに及び、豊富な写真と共に細かい説明があります。もっとも作者さんはプロみたいな方ですので、その通りにやっても上手くいくとは限りませんhi

無線の合間にやりますので??・・ 1年計画かな・・でも途中でVintageなリグの修理もあるだろうし・・

 

 

 


TRIO(KENWOOD)からキチンと回答をもらいましたが・・

2024年11月19日 19時28分04秒 | 今どき無線

先日のTS-520の不具合の件もあり、いずれTS-830も同じような運命であることは避けられません。

この時代のTRIOのリグは故障・不具合の相当数が2SC460Bに起因している事は様々な記事を閲覧しても明らかな様です。

しかし当の2SC460Bは店頭在庫さえ枯渇している様で、仮に有ったとしても問題のあるTRを再度使用するのは、出来れば避けたいところですね・・(でも自分の健康寿命を考えればOKかも・笑)

では代替品として何を使ったらよいのか・・これが色々と調べると数種類の品番が存在して混乱します。各OMは半導体の知識も豊富で根拠も示されていますが・・素人の「なんちゃってレストア」の私には良く理解できません(笑)

実験として考えれば良いのでしょうが、さすがに居酒屋価格で購入したリグとはいえ何度も基盤を引き起こして「あーだ・コーダ」とやって結局のところ重症化させては元の木阿弥な訳です。

そこで、ダメ元覚悟でメーカーに問い合わせをしてみました。メーカーとしてはこのような問い合わせは「付き合っていられない」と思うでしょうが・・

~以下、問合せと回答です

>上記2機種を今でも愛用しております。先般、新スプリアスの保証を取得しましたので、今後も愛用したいのですが複数の2SC460Bに不具合が発生しつつあります。
>さまざまな記事を参照するのですが、代替部品候補について複数の事例があり混乱しています。
>メーカーとしての代替推奨部品がございましたらご教示賜りたくお願い申し上げます。
>ご多忙中、このような旧機種の問い合わせご容赦ください。

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武士田 善友 様

弊社製品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。またTS-520V、TS-830Sをご愛用いただき誠に感謝いたします。
お問合せの件ですがご回答を申し上げます。

2SC460Bの代替部品として動作確認をしている部品は以下の通りです。以下の部品以外では動作確認をしておりません。
2SC460(B)
2SC460(C)
インターネット上では代替部品として2SC1675等を使用してる方もいらっしゃる様ですが、動作確認は致しておりません。
あまりご期待に沿うご案内が出来ず誠に申し訳ございません。何卒よろしくお願い申し上げます。

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まあ、メーカーとしては確証の無い回答は出来ないでしょう。でも一般アマチュアの動向にまで言及してくれたのは、ありがたいですね。

ますますTRIOが好きになっちゃいました(笑)

2SC1675(L)か・・これを使ってみようかな・・


吸い過ぎ注意・・昭和40年代のハンダの煙 (笑)

2024年11月17日 18時17分43秒 | 今どき無線

今朝は日曜日恒例のA1クラブ和文OAMで7Mhzは取りやめでしたので、10Mhzの開始前は7Mhzで2局のOMとQSO頂きました。10Mhzの方はコンディションがとても良く加えて7Mhzが中止だったせいか、とても多くの局がチェックインされ盛況でした。

その後は14Mhzをワッチしたりしまして(DX局目当てではなく和文局探しですhi)その後10Mhzに戻り久しぶりに沼津市のOMが中心となっているラウンドQSOに参加しました。今日の参加局は広島・高知県・静岡県2局・そして私の計4局によるラウンドQSOです。

素晴らしいコンディションで各局とも強力な信号でQSOを楽しむことが出来ました・TNX 各局・・来週は14Mhzでのラウンドになると思います。

さて、午後になりTS-520を温めながら(昨日はTS-830でしたので・・)のんびりとビールでも飲みながらワッチしようと思ったのですが・・電源を入れるとウンともスンとも言いません。

何しろVFOインジケーターも点灯していませんので「おっ壊れたな!! よしよし面倒を見てやるよ」という事でビールはお預けで開腹手術の開始です。

VFOは周波数カウンターで正常に発振していることが確認出来ましたので、まずはIFユニットからです。ここには問題の多いQ7の2SK19が有ります。幸い手持ちの部品がありましたので、原因はともかく交換実施です。その後IFユニットのすべてのパターンの再ハンダを行い、一度電源投入します。

「んーーん、VFOインジケーターは点灯して、マーカーも受信出来たけど、音が出ないな・・」今度はAFユニットです。

AFユニットにも色々と問題のTRがありますが、今日のところはパターンを凝視してハンダ・クラックが多い様なので、これも全て再ハンダします。でも改善されませんでした。

溜息を吐きながら、AFユニットの2SD90と2SB473というデカいTRの頭をドライバーのグリップ側でコツコツやりますと・・音が戻りました (これぞ昭和40年代の叩いて直す方法ですhi)

まあ、根本解決ではありませんが具合の悪い症状が出た時にコンデンサーや半導体の頭を叩いて確認するというのは良い方法だと思います (・・多分)

ここまで来たので、キャリア・ユニット、マーカーユニット等目に付いた基盤を裏返して点検・再ハンダです。再ハンダ終了後はパターン面と部品面の両方にクリーナーを噴射して歯ブラシで清掃して終了です。

本当は電源系のケミコンやダイオードを刷新すべく準備しているのですが予期せぬ修理が入ってしまいました。

換気の悪いシャックなのでハンダ臭が充満しています(笑)

最近、買ってよかった工具類・・ピストル型ハンダこて、ベッセルの電動ドライバー・・そしてロボットの様な照明付き拡大メガネ(笑)

 


ばーちきーず【電鍵実験工房】さん今週の企画を自分でも考えてみました

2024年11月16日 19時23分37秒 | 今どき無線

最近、毎週土曜日になると楽しみな事が一つあります。

それはYou-Tubeで、ばーちきーず【電鍵実験工房】さんが新しい動画を提供してくれるのを視聴する事です。「ばーちきーず」さんの動画は作り込みが大変美しく、見ていてとても参考・・いや物欲を掻き立てられます(笑)

今日の新作は「5台のキー」を残すとしたら何を選ぶか・・というテーマでした。セレクトされたキー達はどれも美しく且つ機能的で流石のセレクトだなと感心させられます。

では、自分に置き換えた時は何を選ぶか・・考えてみました。過去に一時的なQRTをした時に熟慮の末、他の方へQSYしたモノが沢山あります。QSYして後悔したモノは改めて手に入れたりと・・まあ、底なしの沼を回遊している訳です。

私の場合は順不同ですが・・

・MK-706
・Lennart Pettersson & Co. Swedish Key 
・Speed-X Model 114
・Begali Simplex Mono
・Begali Sculpture Arrow

MK-706はブランドや価格なんて関係無く、電信生活において最も長く付き合っているキーで、国内電信や総通の国家試験受験もコイツで受験しています。昔、欧文を覚えたばかりの時に頭の中が真っ白になり途中で放り投げたのもこのキーです。

Swedish Key は以前にも所有していたのですがQSYしてしまい、大いに後悔して再度入手したキーですね。お尻接点の何とも言えない打ち心地が気に入っています。

Speed-Xは最近、過去の失敗 (板バネの穴あけ) を補う修理により復活したキーですが、長点側のストロークが私にはピッタリで手持ちBugの王座に返り咲きました。

BegaliのSimplex Monoと Sculpture Arrowはパドルと縦振りキーの最終形として考えています。特にSculpture Arrowは打ち始めますと、まるで自分が最高の電信オペレーターになったような感覚に襲われる位 (錯覚ですが・笑) 優秀なキーです。この感覚は数年前に総通試験合格を果たした或る方が受験時に使用したHK-808から乗り換えた際にコメントとして同じような感想を述べられています。

まあ、終活なんてまだ考えたくありませんので先々はSimplex Monoが何か別のシングル・パドルに置き換わるかもしれません(笑)

さて、貴方なら何をセレクトしますか?

 

 

 

 

 

 


自分の性格は良く解っていますが・・

2024年11月15日 20時48分18秒 | 今どき無線

どうも私は1台では満足出来ずに2台体制になってしまいます。

VintageなリグもTS-520とTS-830の2台体制ですし・・ラヂオも・・

前回、メルカリポイント(残高)でタダで5球スーパーラヂオを入手しレストアしたのですが、まだポイントが4K円程度残っていたので、もう1台手に入れてしまいました。前回は東芝製トランス式でしたが今回は日立製のトランスレス式5球スーパーです。

私の真空管ラジオの原点は小学生の頃に作ったトランスレス式ですので実はこちらの方が懐かしいのです。トランスレス式はご存知の通り、ACラインの活線側等を気にせず無頓着にシャーシをむき出しにしますと感電します。子供時代はこれで随分感電しました。

今回のラヂオは昭和38年頃のモノで、構成は「12BE6」「12BA6」「12AV6」「30A5」「35W4」の標準仕様です。

サイズ的にはさすがにトランスレスで小型ですし、何とシャーシでは無くプリント基板式になっておりケースはプラスチックとなっており現代的です(笑)

今回も当然にジャンク扱いでレストアベースとなりますね・・でも良く聞こえています。

内部は横向きでスペースを確保しています。汚さは前回の東芝製と同じ位ですhi

 


機能秀逸なQDZKeyer がバージョンアップで機能追加しましたね

2024年11月15日 14時23分56秒 | 今どき無線

以前にこのブログで投稿したQDZKeyer の作者である吉村OMより長音比率可変機能を付加してバージョンアップしたとのご連絡を頂きました。往復送料のみの負担で無償対応いただけるとの事で、早速お願いしました。

理想的なQDZKeyer 4CHメモリーキーヤー

前回投稿しました通り、前バージョンでも機能満載で大変使い勝手の良いキーヤーですが、今回は念願の長短点比率が可変出来るという機能が搭載されて短点が0.3~1.7、そして長点が2.0~5.0の範囲で可変設定できる仕様となりました。

早速、試用開始です。PCでの設定も可能ですが、キーヤー単体での設定にて長短点比率を色々と組み合わせて試してみました。実際の運用では短点1.0で長音は3.5~3.8程度の組合せが、相手の耳にも気持良く届くと思います。

本当にこのような「凄い!!」キーヤーを安価で頒布してくださるOMには感謝です。

現在市販されているリグは殆どが標準でエレキーヤーとメモリーが搭載されていますが、外付けキーヤーを利用する方はどのような方々なのでしょうか??

コンパクト機では速度可変等がメニューに組み込まれていて面倒だという方も多いと思います。私はメイン・リグがIC-7610で前面にエレキー端子、背面にストレートキー端子が備わっているのですが・・一見便利そうですが、リグ内蔵のエレキーを使用して更に他機種 (私の場合はIC-9700とIC-7300) とそれぞれの内蔵エレキーや各種手動キーを共用しようとすると途端に複雑な結線と切替器を要する事となりまして、シャックの配置変更などで一度結線を外しますと頭の中が混乱してしまいます(笑)

更にIC-7610ではキースピードが前面モニターに表示されますが、常時表示では無くスピードコントロールを可変してて初めて速度が確認出来るという何とも間抜けな仕様です。この部分はIC-7300の方が分かりやすいですね。

まあ、そのような訳で今後も外付けキーヤーのお世話になりますので長短点比率可変機能は正に待ち焦がれていた機能なのです。

 

 

 

 


電波は出さずにSWLやっている人・・結構多いかもしれません

2024年11月10日 15時35分27秒 | 今どき無線

最近、You-tubeでは古い受信機等でSWLをやっている動画がとても多いように感じます。

私が好きで良く見るので、勝手に候補として出て来るだけかもしれませんが・・

投稿者の方は古いリグを入手してレストアしたりして調子や比較を検証しているのだと思いますが、懐かしい受信機も拝めるので楽しいですね。

TRIOのTS-520は音が良いとの評価がありますが、確かにSSBを聞きますと最近のリグよりも暖かく厚みがある音だと思います。QSOしている方も最近のHiFiなリグ等を使っていますので一層良い音に聞こえます。何故、音が良いのかは有名な「宮甚商店」さんが細かく検証・解説していますが大変に参考になります。

今は、屋根やベランダにデカいアンテナを立てることも叶わず、マンションでは直ぐに通報されたりと無線趣味の方は強い逆風に耐えている方が多いでしょう。しかしSWLならばビニール線1本で楽しめますので意外と大勢の方が聞いているかもしれません。

SSBで運用している各局も是非とも「公園何番!!」とかだけでなく、のんびりと普通の世間話をたくさんして頂けると楽しいのですが・・(笑)

そんなTS-520でのSWLの締めくくりとして和文CWのCQで1局お相手頂き、10年ぶりの再会交信を終えてTS-520のスイッチを切りました。

 


Begali Simplex Monoをバラしてクリーニング

2024年11月10日 11時51分54秒 | 今どき無線

昨年の年末に中古で入手した2007年出荷のBegali Simplex Monoですが、大変気に入っておりメインのパドルとして使用しています。

ところが昨日より・・打鍵中に短点が思うように出なかったりする症状が出始めました。

お相手局には申し訳ないのですが、途中でキーを交換したりして対応しています。今朝のA1クラブ和文OAMでも最初の7MHzチェックインで発症し、少し調整したりして臨んだ10MHzでも変な感じでした。

チェックインのQSO終了で早速、バラシてクリーニング作業開始です。このキーは現在のBegali の様なミニジャックでは無く、裏面に直接接続ですのでケーブルも改めて再ハンダします。いつも色々とやっているキーや無線機に比べれば、とても新しいモノですが・・それでも接点や接触を確保するネジ等は結構汚れていました。

縦ぶれキーの様に真上から力が加わる接点では、発生しにくい接触不良も横接点の場合は定期的な清掃が必要だと改めて感じました。

ところで、このキーにはホコリ防止用にキーカバーが付属していますが・・これが陳腐でお粗末なのにはガッカリしています。薄い茶系の色が付いたセルロイド??製のカバーで、とても薄くて直ぐに割れてしまいそうです。これは常用するカバーでは無く保管用なのかもしれませんね・・まあ、キー自体が丸みを帯びていますのでアクリルは成型出来ないのでしょう。

四角いカバーでは無く台座の形に合わせる・・というのがBegali のこだわりなのかもしれません。

シングルパドルという点も好きな理由になっています。