明るく楽しい無線の「時間ですよ!!」・・こちらはJF1LXO

今どき、珍しい「無線趣味」
たのしいぞーー

電波は出さずにSWLやっている人・・結構多いかもしれません

2024年11月10日 15時35分27秒 | 今どき無線

最近、You-tubeでは古い受信機等でSWLをやっている動画がとても多いように感じます。

私が好きで良く見るので、勝手に候補として出て来るだけかもしれませんが・・

投稿者の方は古いリグを入手してレストアしたりして調子や比較を検証しているのだと思いますが、懐かしい受信機も拝めるので楽しいですね。

TRIOのTS-520は音が良いとの評価がありますが、確かにSSBを聞きますと最近のリグよりも暖かく厚みがある音だと思います。QSOしている方も最近のHiFiなリグ等を使っていますので一層良い音に聞こえます。何故、音が良いのかは有名な「宮甚商店」さんが細かく検証・解説していますが大変に参考になります。

今は、屋根やベランダにデカいアンテナを立てることも叶わず、マンションでは直ぐに通報されたりと無線趣味の方は強い逆風に耐えている方が多いでしょう。しかしSWLならばビニール線1本で楽しめますので意外と大勢の方が聞いているかもしれません。

SSBで運用している各局も是非とも「公園何番!!」とかだけでなく、のんびりと普通の世間話をたくさんして頂けると楽しいのですが・・(笑)

そんなTS-520でのSWLの締めくくりとして和文CWのCQで1局お相手頂き、10年ぶりの再会交信を終えてTS-520のスイッチを切りました。

 


Begali Simplex Monoをバラしてクリーニング

2024年11月10日 11時51分54秒 | 今どき無線

昨年の年末に中古で入手した2007年出荷のBegali Simplex Monoですが、大変気に入っておりメインのパドルとして使用しています。

ところが昨日より・・打鍵中に短点が思うように出なかったりする症状が出始めました。

お相手局には申し訳ないのですが、途中でキーを交換したりして対応しています。今朝のA1クラブ和文OAMでも最初の7MHzチェックインで発症し、少し調整したりして臨んだ10MHzでも変な感じでした。

チェックインのQSO終了で早速、バラシてクリーニング作業開始です。このキーは現在のBegali の様なミニジャックでは無く、裏面に直接接続ですのでケーブルも改めて再ハンダします。いつも色々とやっているキーや無線機に比べれば、とても新しいモノですが・・それでも接点や接触を確保するネジ等は結構汚れていました。

縦ぶれキーの様に真上から力が加わる接点では、発生しにくい接触不良も横接点の場合は定期的な清掃が必要だと改めて感じました。

ところで、このキーにはホコリ防止用にキーカバーが付属していますが・・これが陳腐でお粗末なのにはガッカリしています。薄い茶系の色が付いたセルロイド??製のカバーで、とても薄くて直ぐに割れてしまいそうです。これは常用するカバーでは無く保管用なのかもしれませんね・・まあ、キー自体が丸みを帯びていますのでアクリルは成型出来ないのでしょう。

四角いカバーでは無く台座の形に合わせる・・というのがBegali のこだわりなのかもしれません。

シングルパドルという点も好きな理由になっています。


朝の7MHzではDXも随分聞こえています・・何でも599BKですが(笑)

2024年11月09日 15時24分03秒 | 今どき無線

今朝は随分早くに目が覚めてしまいましたので朝の7MHzを上から下までワッチしていました。

季節のせいか随分DXが聞こえます。最近はすっかりDX熱も冷めてしまっていますので、一番強く聞こえた9A3A(クロアチア)だけQSOしました。QSOといっても一瞬で終わりますのでQSO自体が楽しい訳ではありませんがQRZ.com等を見ながら色々と想像するのは楽しいですね。

この局はコンテスト好きで国連平和維持活動の任務中に各地から運用しているようです。「歴史的な真の 160m ロング パス QSO」と称される実績も持っているようです。運用は設置場所より離れた場所からのリモート運用だとも書いていますね。

時代は変わりましたね・・今は諸島からのDXペディションも島にリグやアンテナを設置して運用はリモートで全く別の場所から行っているケースもあるようで・・何だかなぁ・・という気持ちもあります。

しかし、なんやかんや言っても自分のコールが出るとヤッパリ嬉しいですhi


連休最終日は良いQSO満載です

2024年11月04日 17時05分32秒 | 今どき無線

今日は朝方に7MHzで2局、午後には10MHzで2局の各OMと楽しく楽チューが出来ました。

朝のQSOでは徳島の「トト・トト」が特徴のOMです。色々とお話を伺いますが、以前はプロの通信士だったとの事で昔の通信士試験と現在の総通試験の比較など色々と楽しいお話が出来ました。やはり和文CW界には現在も勇退した元通信士の方が楽しまれているようです。

そしてQSOを終えますと・・今度は元通信士で現在は水産高校で電気通信術の教鞭をとられているOMからお声が掛かりました。途中、遊びで和文電報の額表が送られてきましたので、当方も即興で額表形式で返信しました(笑) 聞いていてHR HRと打たれましたので「もしかしたら・・」と一瞬背筋が伸びました。

実は私は今年の2月に国内電信に合格した後、更に9月に総合通信士を受験していましたが欧文・普通語の書き取りで見事に落ちてしまいました。この辺りもお話ししまして話が盛り上がってしまいました。

通常、モールスを初めて習得する方の場合は欧文よりも和文で苦労するらしいのですが、私の場合は逆でして和文の試験は楽しく出来ましたが・・欧文はしつこい位の短点攻撃に完敗した形になってしまいました。

午後は10MHzをワッチしますが4エリアのOMのCQが聞こえます。TS-830は未だ温まっていませんが、慌ててコールしました。なぜならばOMは古いリグ大好きな局で、10年程前にもご実家で稼働している「ユニデン2020」の写真なども送ってくれた方だったのです。

前回のログにはTS-120と有りますし、その他にも色々とお持ちの様です。今日は10MHzという事もありましてOMのリグはIC-706でしたが、机上にはKWM2やFT101も稼働可能な状態になっているとの事でした。

途中でDXのパイルに巻き込まれて、長話が出来ませんでしたが今度は是非ともKWM2で出て頂きたいと思っています・・でも確かKWM2のサイドトーンは1000Hz位だった記憶がありますのでCWはチョッときついかな・・

倉敷のOMのご実家シャックを拝見

ユニデン2020はCW/ USB/ LSBそれぞれにクリスタルフィルターが装備されており、本当の周波数直読でしたね。アメリカのHenryRadioではTempo2020として販売されていました。

YaesuのFT200はTempo Oneという名前でしたね。

 

 


TS-520でQSOすると結構忙しいですhi

2024年11月03日 15時56分59秒 | 今どき無線

今朝はキー局方式のA1クラブ和文OAMでした。

7MHzも10MHzも今日のキー局は縦ぶれを使用する事が分かっていましたので、当方も縦ぶれのBegali sculpture arrowでコールします。最近はTS830でのQSOが多いのでバグキーばかりでしたが、久し振りのsculpture arrowはヤッパリ優れものです。打鍵音はゴツゴツした音ですが、実に楽な打鍵が可能です。

その後はTS-520を温めて、7MHzで2局のOMとQSO頂きました。TS-520は球1本の10W機ですが昭和のリグはアバウトなので20W位出ています。当然、デジタルなカウンターは装備していませんのでモニター用のIC-705と周波数カウンターを見ながら時々、キャリブレーションしてQSOを続けます。これが結構忙しくて・・無線のシズル感が最高です(笑)

周波数カウンターはVFOの発振周波数だけを見ているのですが、時間と共に10Hz台の表示がフラフラし始めます。IC-705のバンドスコープを最も広くしてモニタするとドンピシャリの1本線から微か~ににじみが出るような感じになるのがわかります。

リグの紹介をしておけば、この程度で文句を言う局はいませんが、目で見てしまいますと気になります(笑)

実際の送受信周波数はVFO発振周波数だけでなく様々な要素が組み合わさって決定しているので、単にVFO発振周波数の変動=QRHのレベルにはならないと思いますが、目安としては便利だと思っています。

TS-520もTS-830も背面には純正のFANが付いていますが、とても静かで快適です。最近の12V-FANは煩くてわざわざプレミアムなFANに交換していますが、何故中級機以上のリグにまで安っぽく煩いファンを付けるのか理解できません・・クラウンやレクサスを買ったのに軽自動車のアイドル時のエアコン・ファンの音がしたら怒ると思うのですが・・

FANといえば、昔・・マイク・コンプレッサーが流行り出した当時は、全員がゲイン最大で送信音が唸りを上げていました。

「チョッと!!凄いファンの音が入っているけど・・さてはリニアを焚いてるだろう!!」「いやいや、これは隣でカミさんが天ぷらを揚げている換気扇の音ですよ!!そっちこそ凄いよ」「いやいや、エアコンの吹き出しがこっち向いているのよ」・・なんていう会話が多くされていました(笑)

そんな事を想い出しながら、背面のファンに顔を近づけると・・「あ~昭和のオヤジの洋服ダンスの中の匂いと同じだ」でしたhi  ホコリの匂いだと思うのですが、紛れもなく父親の洋服ダンスの匂いです。

人間の記憶は匂いで蘇ることが多いそうです。

 


Vintageなラヂオ・・レストア完了(一応)・・昔のラヂオは大変ですhi

2024年11月02日 19時57分24秒 | 今どき無線

連休初日は雨降りですね。時々強く降り被害が出ている場所もあるようです。

こんな日は、部屋でのレストア作業は最適です・・といってもピーカンでもやっている訳ですが(笑)

先日、ポイントで入手したラヂオで発売は1957年 昭和32年生まれのトランス式5球スーパーです。

当初はCR類と線材は全部交換の予定でしたが、一部パーツに入手出来なかったモノがありましたので約60%の交換に留まりました。 それでも電源系統は全数交換を実施します。これは事故予防とハム音混入対策の目的もあります。

個々のパーツもデカいので配線も余裕があり楽勝かと思っていたのですが、伏兵出現です・・現代のパーツでは足のリード線が短すぎて届かない!!  当時の抵抗などは本体部だけでも長さが4㎝ほどある部品も有りますので、それに適した部品配置となっている訳です。そこに現代の部品を付ける訳ですから当然、寸足らずとなってしまいます。不本意ですが足のリード線を付け足しての作業となり、時間が掛かってしまいます。

線材も単線でしたので老朽化からピンセットで触っただけでポロポロと砕け落ちてしまいます。スイッチやVRも洗浄しまして結局、昼過ぎから作業開始して5時間位を要してしまいました。

さて火入れ式なのですが・・あれ??? ヒーターも照明も・・勿論、音も聞こえません。折角、キャビネットに入れたのですがもう一度シャーシを引き出して点検です・・ここからが面倒でしたね。

配線に間違いは無いはずですが、再点検したり・・最後は初歩的ですがヒューズやACコードの導通迄点検します・・新品なんですが・・ルーペでジ――っと点検して電源スイッチの接触が残りました。この機種は電源スイッチが原始的なロータリースイッチでトーン・コントロールと兼用になっていますが一応接点洗浄をしたものの、接点部分は真っ黒でした。

バラシて綿棒とクリーナーで清掃しますと「ゲエ~」となるほど汚れています・・これにて一件落着ですhi

今、NHK第一を聞きながら書いていますがハム音混入も無くなりスッキリとした音で受信出来ています。これで「ラジオ深夜便」のテーマソングが楽しめます。 

後はその時間まで起きていられるかです(笑)

【後記】今、音楽を聴いていますが・・ホント音が良くてにやけてしまいます(笑) ヤッパリ私にはFM補完放送やラジコよりも真空管式のAMラジオが合っているようです。

結構、頭が熱くなっていたので施工後写真を取り忘れてしまった・・

大型ですので、昭和30年代などは茶の間の茶箪笥の上などに鎮座していたのでしょうね・・


VintageなリグとBugKeyの組合せは良く似合って楽しさ倍増です

2024年11月01日 18時45分28秒 | 今どき無線

雨模様の連休がスタートしますね。

今日は夕方の7MHzでTS-830とSpeed-Xバグで2局楽チュー頂きました。

1局目のOMはリグの紹介をしますとご自身もFT101Bを所有されているとの事ですが、長い期間電源を入れたことも無く、もはや怖いと仰っていました。

古いリグでは特に高圧部のコンデンサーやダイオードが発煙・発火することも稀にありますので注意が必要ですが、実際にそのような事例はそれ程多くは無いと思っています。

OMは最初は縦ぶれでしたので当方も縦ぶれで送信していましたが、途中からバグに切り替えたところOMもバグキーに切り替えてくれました。こんな楽しみ方は和文CWならではの楽しみ方だと思います。

今日もキーはSpeed-Xバグを使用したのですが、2局目のOMからも「初めて聞いた名称だ」との事でした。確かにヤフオクなどでも殆ど見掛けませんので珍しいのだと思います。Speed-Xバグは以前は4台を保有していましたが、断捨離して現在は2台になっています。1台は約90年前のモデルですが無骨なデザインで丈夫なキーです。

バグキーといえばMcElroy社のキーに憧れまして、以前は随分とe-BAYを徘徊していました。McElroyのキーは出品はあるものの程度が悪い「出土品」の様なモノが多いです(笑) その中で、1台のMcElroy S-600 Streamkeyという丸みのあるキーを入手したことがありました・・私のブログの表紙写真に一部写っているキーです。レストアして暫く手元に置いていましたが、他の局にQSYしました。惜しいことをしましたhi

↓ ↓ 年代的にはお爺ちゃんと孫位の差でしょうか(笑)

 

 


これはビックリ・・知らなかった・・ヤッパリ無線機はTRIOだなぁ

2024年10月29日 20時15分36秒 | 今どき無線

You-Tubeで「実験大好き!! MNLです」を見ていたら、何とケンウッド社より修理対応期限の告知が出たとの事でした。

動画を見ていくと何と昭和時代のVintageなリグが現在も修理対応可能との事です。メーカーHPで確認しますと確かにTS-520とTS-830も本日現在では修理受付しているとの事です・・イヤーTRIOは修理対応が抜群に良いとは承知していましたが、ここまでとは。

勿論、製造中止パーツも多数ありますので「可能な限り」という条件付きだとは思いますが、TR類はメーカー推奨の代替品番も発表されているので可能であれば対応するという事でしょうし、CR類ならばほぼ問題ないと思います。

TRIOのリグは随分前にTS-690というリグをほんの短期間使用したことがあったのですが、どうしてもファイナルの回り込みが治らずにやむなくメーカー修理依頼したことがありました。回り込みなどは再現性も難しく、使用者のアンテナやシャックの環境も左右しますので、一通りの点検をして異常が無ければ送り返されそうなものですが、その時の担当者は何回も電話をくれて、当方の使用環境を細かく聞き取り色々と試してくれました。

結果としては「少しアマチュア的な修理でよろしければ治癒することが確認出来たのですが・・どうしましょうか」という電話となりました。当方が承諾の旨、回答して返送されたリグのファイナルユニットは、本体と銅箔でキッチリと目張り??されていて思わず笑ってしまった記憶があります。修理費用は5K円でした。

リグの設計が不良だとか、新品に替えろ等と野暮な事は言いません。何よりも親身に対応してくれたことに感謝した位でした。こんな事はY社やI社では考えられない事だと思います。

まあ、修理自体も楽しみの内なので依頼するかは別問題ですが・・

でもヤッパリ無線機はTRIOです(笑)

 


久し振りの28MHzのDX・・マズイな・・

2024年10月27日 20時07分42秒 | 今どき無線

ゴミ同然のトランス式/ヒートシンク安定化電源を修理して、久し振りにIC-7300にも電気を通します。

アンテナは29MHz用のHB9CVが空いていましたので何気なく28MHzのCW帯をワッチします。「あれ・・何か聞こえる・・SO1WSだって」

アフリカの西サハラですね。折角なので30WでコールしたらQSO出来ました・・相手局は549の信号でしたがお互いに599です(笑)

そういえば前のサイクルでは、最初は2エレのマルチバンド八木でしたが1か月でCW/100エンティティ―出来て夢中になってしまい、モノバンド6エレ八木を上げた事を思い出しました。前のサイクルでさえ、モノバンドの6エレ八木を使用している「変態局」は殆どいなかった為、1KWの出力も相まって無敵状態でしたね。

まあ、しかしこれからまた設備を整えるのも大変ですし、アフリカでもEUでも599BKで終わりですから・・北米やVKは私などの下手なCWにもお付き合い頂けるので、コンディションを見ながら楽しむようにしましょう・・でも考えてみたら、人生最後のサイクルかもしれないのですね・・少し寂しい

 


A1クラブ縦振り電鍵コンテスト・・早仕舞いしましたが足跡は残しました

2024年10月27日 17時10分10秒 | 今どき無線

今日は朝からコンテストもありTS-830で10MHzを楽しみます。

スタンバイをフット・スイッチにしましたので「カッチン・カッチン」リレー音が無くなり快適にラグチューが楽しめます。

何回もQSO頂いている9エリアのOMですが御年53歳という事で和文CW界では相当なヤング(もはや誰も使わない・・笑)だと知りました。仕事が忙しい年齢だと思いますが、これからも是非ともアクティブにQRVして頂きたいですね。私が53歳当時、和文で「53歳です」と打ちますと大概「イヤーお若いですね」と返されましたので現在では更に若い事になるかもしれません。

さて、午後3時からはA1クラブの縦振り電鍵コンテストです。

使用する電鍵は迷いましたが、普段あまり使う事のない「USA J-38」を使用しました。キー名称はマルチにも関係しますので各局も工夫を凝らしていますね。私はピタリ8文字にはなりませんが「ARMY J38」として送りました。

個性的な名称の中に「ドラゴン/DORAGON」と打つ方がいました。

最初は何の事かと思ったのですが、今考えると・・「そうか辰キーのことかも」という事で納得です(笑)

元来、コンテストは長続きしないのですが、今回も途中でビールが飲みたくなったので戦線離脱ですhi

↓  ↓ 久しぶりのIC-7610 ・・AFゲインのつもりでキースピードVRを何度も回してしまいました・・位置がTS-830のAFゲインなので・・

 


指先真っ黒・ベタベタになる昔の部品たち

2024年10月26日 12時17分39秒 | 今どき無線

土曜日の朝は、TS830で7Mhzを楽しみます。2局のOMとQSO頂いたのですが、3エリアのOMからはお決まりのフレーズも聞くことが出来て頬が緩みます。

欧文ならばGMの二文字ですが、和文CWで「ぐっど・もーにんぐ です」と打つのは、このOMのお決まりの電文です(笑)

TS-830は調子も上々で快適なラグチューが楽しめますが、少しだけブレークインのディレータイミングが、私には早く感じます。これは仕様だと思いますし、和文であるが故だと思います。ただ、現代のIC-7610に慣れますと威勢の良いリレーの音は「ドキッ」とします・・でもトリオのリレー音は静かな方ですね。FT101はもっと盛大な音がしたはずです。

パネルのSENDスイッチを使えば良いのですが、結構面倒ですので以前にもやっていたフット・スイッチでスタンバイするようにしようと思います。以前はSSBもCWもフットスイッチを愛用していました。

さて、QSOを楽しんだ後は先日ポイントで入手した5球スーパーの解体ショーです。結構受信出来るので、どうしようかと思いましたがレストア目的で手に入れたので慎重にキャビネットからシャシーを取り出します。

裏面を見て・・・「ヤッパリなぁ~」懐かしい汚さ! !(笑)  何しろこの時代の部品たちはパラフィンでコーティングされており、そこに熱とホコリが付着するのでベタベタです。昔、ローカル局と電器店巡りをして、古いラジオやテレビの部品取りをした時も手を真っ黒にしていましたね。あの頃は電器屋のオヤジも「片付けるなら取ってもいいよ」という人が多くて、楽しみでした。

このラヂオ・・このまま使用を続けるのは、ヤッパリ危険です。これはCR類と配線を全て交換した方が良さそうです。トランスも心配ですが・・代替トランスが安く入手出来れば良いのですが・・

マジック・アイの交換は諦めます。入手難であり、入手出来たとしても1本5K円T~10K円するみたいです。

しかしパーツがデカくて助かります・・カラーコードの抵抗など1本も有りません(笑) 直読可能ですhi

エンパイヤ・チューブなんてもう手元に無いです・・売っているのかな・・

 

 


昭和40年代後半のQRH対策

2024年10月25日 16時34分34秒 | 今どき無線

Vintageなリグを使い始めますと「QRHなんて気にしない」と言う傍らで、結構気を使ったりします。

素人の私でさえ、およそQRH(周波数飛びも含めて)の原因は複数思い当たります。

・VFO回路のRLC素子の不良
・VFOに用いるVCの不良
・供給電圧の変動
・信号伝達上に存在する各種切替スイッチやコネクター類の接触不良
・VFO周辺の温度変化による変動

今、この場で考えただけでも複数思い当たる訳です。

さて、TS-520の上蓋を開けて「ぼぉ~」っと眺めていたら、昔、中学1年生の頃、ローカルの同級生と講じたQRH対策を思い出しました。

同級生はTS-510を使用していたのですが或る日、同級生の家に遊びに行ってTS-510の中を覗き込んだところ奇妙なモノを発見しました。

「何だよコレ」「あー発砲スチロールの板だよ」「こんなモノどうすんの?」「だって魚屋も発泡スチロールの箱に氷と魚を入れて運ぶじゃん」

「要するに外部の熱を遮断して中身を守っているのだから、VFOだって守ってやればイイじゃん」「・・・効果あんのかよ」「わからん」「・・笑」

確かに一理あるかも・・という事で、当時のローカル各局も採用した記憶があります。当時はQRHを定量的に測定する為の発信機やマーカーもありませんので、QRHといってもSSBの復調音がまともな音声からモガモガになってしまったというレベルで認識する程度でした。

まあ、子供無線の出鱈目対策だと思います。

しかし、50年経過した現在でも現行品のIC-9700等では昭和40年代と同じレベルの対策が採られていますね。

IC-9700は内部の温度補償型水晶発振器(Temperature Compensated X,tal Oscillator:TCXO)周辺の温度が変化する為、特に1200MHz等のFT8ではQRHが激しくデコードしない現象があるようです。確かに1200MHzで和文CWのラグチューをしますとトーンが変化するのが解ります。

解決策として、基準信号を外部より供給してやる・・当局も実行しています。そして何とファンを2段重ねにして常時筐体内の空気を攪拌して温度変化を抑えるという方法を採っている局も多いようです。更にTCXOを断熱材で包む局もいるようです・・リグは最新でもやっている事は50年前と変わりませんね(笑)

VintageなリグのVFOはLC回路でVCで空気を掻き回している訳で、そりゃーQRHしない方が不思議な訳です(笑)

↓  ↓ 笑わないでください(笑)でもオール真空管機なら一定の効果が有りそうですhi


ラヂオの時間~ラヂオは眠らない

2024年10月21日 21時13分51秒 | 今どき無線

私と同世代の方ならラジオ好きの方も多いと思います。

先週の週末、ラーメン屋でメルカリを見ていて、買い物に使えるポイントが数千円あることに気が付きました。

そこでポイントだけでレストアを楽しもうと入手したラヂオです。

東芝(マツダ)の「うぐいすD」というMT管5球スーパーラジオです。マジックアイが付いていますので5球+1という事になります。構成は当時のラジオ技術教科書に出て来るような標準的なモノで、周波数変換6BE6、中間周波6BA6、検波・低周波増幅6AV6・電力増幅6AR5・整流5MK9となっています。

発売は1957年 昭和32年で私が生まれる2年前です・・という事は67年経過ですね。当然ジャンク品なので電源投入して発火・発煙しなければ儲けものというラジオ。

目視点検と清掃してからの電源投入は緊張しましたね・・TS-520やTS-830よりも緊張しました(笑)

ハム音混入とか、選局ダイヤルのバックラッシュ、マジックアイ点灯せずとか色々問題はありますが、取り敢えず受信はしています。昔、私が自作した5球スーパーはトランスレス式でしたが本機はトランス式の正統派?です・・糸掛けも練習できますよhi

これからタップリと時間を掛けて・・無線の合間(笑)にレストアを楽しみたいと思っています。AM放送は停波が迫っていますが「ラジオ深夜便のテーマソング」さえ聞ければ満足なのですhi

しかしこのラヂオはデカい!! 横幅44㎝ 縦21㎝ 奥行17㎝もあります。置き場所が無い・・

ヤッパリこのオレンジ色に灯る真空管は最高です・・IFTも泣かせます。先日、修理に出したIC-705のIFTなんて米粒より小さく「なんだコレ」という感じでした

 


今日のVintageさんは「ゴールデン・シリーズ」のキャッチで登場したFT301でした

2024年10月20日 17時51分30秒 | 今どき無線

昼過ぎにTS-520で7MHzをワッチしながら机整理をしていると3エリアのOMによるCQが聞こえてきました。

OMとは今迄に6回ほど和文CWでQSO頂いています。早速コールしてQSOを開始します。

当方より先手を打って「今日は古いリグなので動くかもしれません」と打電しましたら・・「こちらこそ、お爺ちゃんリグ (そう聞こえました) なのでよろしく」と返事が来ます。過去ログにはリグ名称等は記入が無いので当方からもリグの紹介をしますと何と「FT301」をお使いとの事でした。

イヤー懐かしい。当時ローカルから「ヤエスから真っ黒なリグが発売された」と聞きまして、ネットも無い頃でしたので学校帰りにアキバへ行き、現物を見て新鮮な衝撃を感じました。

何しろ、それまでのリグはシルバーはありましたが真っ黒は初めて見る面構えだったからです。それに今や誰も言わない「オール・ソリッドステート」の文字が大きく店のPOPに踊っており、「いよいよ球から石の時代か・・」と思ったものです。

この頃のリグたちの出生年は・・凄い!!新製品乱立時代です・・今は1機種10年位ですから如何に活況で技術革新が進んでいたのですね。

FT401      1971 オール真空管最後のリグ・当局の開局リグです
FT101E    1975
FT301D   1977

TS520X   1973
TS820     1976
TS830     1980

愛しのTS-830なんてまだまだ若造でパシリですね(笑)

さて次の週末はどんなVintageさんに会えるでしょうか・・

 


12~15年前に戻った気分でQSOが進みます

2024年10月20日 13時07分41秒 | 今どき無線

以前、vintageなリグたちでQSOを楽しんでいたのは12~15年位前の一時QRT前です。

この時はVintageなリグたちと共にA1クラブ頒布のバグ「みずほ」を多用していました。受取当初に熱心に磨いたので、まるで金の延棒のようになった台座に組み付けて楽しみました。色々なバグキーに改造を施しましたが、この「みずほ」はその中でも一番手塩にかけたキーですね。外観上はオリジナルのままですが、調整部分のネジは全てロックするようにしたり、剛性の無いU字バネにはUSAのドット・スタビライザーを真似した治具を試したりシリコンチューブによるチューニング等も行い、大いに楽しめました。

昨日は、最初はTS-830にSpeed-Xのバグで楽しみましたが、その後、懐かしい「みずほ」に変更したり、リグをTS-520へ変更したりして結局、いつものメインリグには一度も触れずに過ごしてしまいました。

「みずほ」はA1クラブの和文局も大勢が入手したと思うのですが、最近使っているとの話は殆ど聞きません。まあ、バイブロやベガリそしてBK100を使用する方が多いのでしょうね・・この「みずほ」は背が低いので好みが分かれるのも一因だと思います。

そんな色々を楽しんで夜、寝床に入りましたが・・ふとTS-830とTS-520の電源コンセントを抜き忘れた事に気が付き飛び起きました。なにしろ古い機械ですから、電源スイッチを切っただけでは危険です。トランスなどの絶縁破壊が起これば火災の原因にもなります。何も無くて当たり前ですが、万一に備えても損はありません。

↓  ↓ モノクロームでレトロ感・・IC-705が邪魔でした