先日、ブログ読者さんからリン酸鉄リチウムバッテリーでシステムを組んだが、BMSが途中でうまく動かなくなったとコメントに書き込み。
メールで何回かやり取りしたが、詳しい事が分からないので取りあえずBMSをレターパックで送ってもらった。
最近、コメントやメッセージ (ブログの左側にある機能でオープンにならずに直接こちらに届く) でLiFePO4やBMSの問合せが増えてきた。
送られて来たのは、うちでも使っているSP04S005-L4S-150A。
スマホよりもパソコンで見るほうが細かいパラメーターが分かりやすいので、Bluetoothユニットを外してUART BOXをつなぐ。
早速、分圧抵抗にBMSをつないで電圧を掛けてみる。
バッテリーにつなぐと簡単に電圧を変えられないが、こちらはどうにでもなるのでチェックしやすい。
設定されたパラメーターを見ると? ? ?。
早速、どんなLiFePO4を使っているかを問合せして、画像を送ってもらった。
ポータブルで120AのLiFePO4みたい。
百聞は一見にしかずで、あ~納得。
この画像で少し気になるのは、セル同士をつなぐ配線は全て同じ太さ、長さにしないとセルバランスが崩れるので気を付けてね。
送られて来たそのままを読み出した。
あら、 ほんまや !?
正規の電圧を掛けているのに放電側のゲートが開いてない。
言い換えたら、BMSの出力端子がインバーターに接続されているが、電気的に切れた状態なので動かない。
パラメーターの設定値を詳しく見ていくとFunction Configuration (機能構成スイッチ) が違うみたい。
細かい設定は使う方でやり直してもらうとして、
取りあえずパラメーターを120AのLiFePO4に合わせて書き換えた。
最初はハード的な故障かと思ったが、設定の誤りでホッとした。
BMSを書き換えるときには、トラブったときに元に戻せるように初期値をメモしておくか、画像で残しておくほうがいい。
快適化やトラブル事例はこちらに沢山あります。
↓ ランキングに参加していますのでどちらか一つクリックして応援、お願いします。