命のカウントダウン(健康余命3605日)

トレッキング、カメラ、陶芸、スキー、釣り、カヌー、遊びなら何でも大好き。仕事も好き、時間がない!

引退は、夢で終わるのか?

2021-06-07 22:35:20 | ワークライフバランス
本日、恩師の成田元教授が逝去されたというFAXを受けとりました。
他の医局で、入局を断られるような私でした。そんな私の入局を了承していただいたり・・・成田先生には世話になりっぱなしでした。
本日が通夜だったのですが、家族葬で臨席不要ということでしたので・・・
医院で、哀悼を込めた黙とう!!

それで、私も20年くらいしたら死ぬやんかと改めて思いました。
65歳で引退して、南太平洋周遊の旅に出るという「多分無理やろうな」と思っていた計画?夢?は、あっさりと潰れたけれど・・・

それは、医院を引き継いでくれる人が見つからなかった事がまずありまして、それならと、医院をM&Aに掛けようとしたら、とんでもなく高い手数料を吹っ掛けられて(最低2,200万円)で、手元に残る金は殆どゼロに近い算定でした。それでも、自分のやり方をほぼほぼ引き継いでいただける方にリレー出来たら良いのですが、M&Aの会社は、そんな事には全く無関心です。企業の社会的価値とそれをどこまで納得させて手放させるか、それしか考えてないなと感じました。

 結局、現在の患者さんに迷惑を掛けずにいる方法は、自分が働き続けるしかないという結論に達して、67歳になった現在も働き続けています。

 休日に関しては、日曜祝日、年末年始(12月28日から1月4日まで程度の約1週間)、木曜日、そして奇数週の火曜日が休み そして土曜は午前しか働いていませんという 休んでばっかりいる医者 なのですが・・・・(でも、お盆は休まないです!)

 在宅医療を結構やっているので、実質的な休みがなかなか取れないのが悩みなのです。もう、歳で、引退を考えているので、在宅医療を縮小しようとしているのですが・・・・通院していただいている患者さんが通院不能になった時など、気が弱いので、往診できませんなんて言えないです。

 最近は、意を決して、自分の数年後のために、断る努力を重ねているのですが・・・ものすごいストレスです。こんな思いをするくらいならとお受けしてしまう事も何度もありました。なかなかこの稼業、足抜け容易じゃありません。
 
 サラリーマンの定年制度が羨ましくなります。
在宅医療、頼りにされるし、やりがいに満ち満ちているのですが・・・
私のカリスマ性が低いのでしょう。他の医師を雇って上手く動かすことが出来ません。それをされているのは、カリスマ医師、そして都会です。田舎で医師を雇用して、上手く在宅医療をこなされている医療機関、あまり存じ上げないです。

 私の最後の仕事は、田舎で、雇い入れ医師を上手く活用した在宅診療所のシステム作りでしょうか。

 なんとかうまく創りあげて、ステージにマイクを置いて去りたいと思っております。マイクを置いた後は、釣りとヨットで人生の最期まで周遊!!その前に惚けちゃうかな?そこらあたりは分かりません。 ああ、一刻も早く何とかなしとげたいですぅ!!