私は、普通の日常生活が大切なのだと思っています。
その日常生活を守るために訪問診療を行っています。
入院すると、日常生活が破壊されますから。
短期で済めば、入院生活も大きな問題ではありませんが、長期になると、入院生活は日常生活とはなじみが悪くて・・・色々と問題が生じてきます。
要するに、入院生活と言うのは獄中生活と同じなのです。
入院すると入院歴が付きます。
入獄すると前科が付きます。
そのほか、大した違は無いと私は思っています。
入獄すると前科が付きます。
そのほか、大した違は無いと私は思っています。
病状の安定した慢性疾患では、鍵のかからない入院生活よりも、自宅(借り家でもアパートでも自分のテリトリーなら自宅です)で過ごされる方が病態は安定することが多いです。特にがんの末期などは・・・・
がんの末期には「ホスピスへの入所」がベストだと思われている方が多いですが・・・・施設ホスピスよりも、自宅でのホスピス療養がベストである事の方が余程多いです。
ホスピスとは、施設の事ではありません。ソフト、思想なんです。
ホスピスとは、死が迫っている患者とその家族の苦痛を最小限にすることを主な目的とするケアのプログラムであり、またその概念を意味します。 米国では、ホスピスは、居住場所で重病患者を支援するために広く利用されている唯一の総合的プログラムです。 ホスピスプログラムは症状の軽減を優先し、診断検査や延命治療をほとんど行いません。
患者さんとそのご家族のご要望を最大限に取り入れる事が苦痛の最小化につながると思い、その実現を目指していくのがホスピス活動です。決してホスピスと言う名の施設に閉じ込める事が目的ではありません。誤解なきようお願いいたします。