実際には、圧倒的大差で一位中国、2位USA、日本はせいぜい3位から5位くらいに位置するのでしょうが、それでも、日本が感染大国であることに変わりはありません。
マスク大国であり、ワクチン接種率も高いわが国、国民の殆どが厚生労働省の感染防御策に準じて行動している我が国なのに、本当に不思議ですよねぇ。
死亡者数も過去最多を更新、どうも、厚生労働省やそれに従順な「専門家」の意見に疑問を感じてしまう今日この頃です。
世界の動向、情勢から学習したいと思っています。
今回の中国の激変から学び取れる事は・・・・
1,ゼロコロナ政策という厳格な「感染抑制対策」は、感染者数抑制には役立っていたが、人権面や経済面でのマイナスが大きすぎて、かの独裁国をしても継続不可能であった。
2,感染抑制策を急激に緩和(放棄)したら、強烈な感染爆発が起こり、地方によっては一か月で半数以上の住民が感染してしまった。(北京などでは7割とも言われている)
3,感染爆発時には、市街地は一時無人化したが、その後、既感染者たちが「もう感染しない」と、街に出るようになり、クリスマス頃には街には人波が戻った。
4,感染爆発に伴い、死者数も激増していると思われる。公式発表では新型コロナの死者数はゼロに近いに関わらず、火葬場は大混雑している。有名人の死者も、死因はコロナとはされていないが平常時に比べて非常に多い。コロナ死が多いことがそこここでうかがえる状況である。
中国は、mRNAワクチンが無いというローカルな事情もあるが、それはさておき、結局のところ、厳重な感染抑制をしている間、新規感染者数は抑制できていた。しかし、厳しい抑制策を維持し続ける事は出来なくて、それを緩和(放棄)したとき、感染は大爆発した。
結局のところ、感染抑制に持続的に効果があるのは既感染の免疫力だけだったという話ですよね。そして感染が爆発し始めたら、マスクなんて無意味だったという話も耳にします。
中国、韓国、日本などのマスク大国が感染大国であるのも、マスクって本当に意味あるの?って思ってしまいますよねぇ。とはいえ、私達医療者は、N95などの高性能マスクに頼らざるを得ないのですが・・・・
効果的に使用する高性能マスクには、効果があると私は信じております。(現に、これまで2000例近い感染者を診て来て、感染していないですしね)
これを信じないと、発熱外来なんてやってられません!!!要するに使い方次第なのかなぁ??
日本国内の新型コロナ感染についても考えてみましょう。
最近の人口10万人あたりの一週間単位での感染率です。
一時期の北高南低(東高西低)の真逆になっていますね。
そして、一時期全国トップの感染率を誇り続けた?沖縄がまだまだ低位にいます。
これらの結果も、「結局のところ、感染して獲得した抵抗力が一番の武器」という事をにょにつに示しているのだと思います。
感染で獲得した抵抗力が無敵かというと・・・・無敵期間もありますが、多分3か月程度、それ以降の保証はございませんです。6か月程度経過すると、再感染している方も多く見られます。
感染して抗体獲得したら3か月ほどは無敵状態とは言え、感染すると、7日間自粛しなければならず、それは誰にとっても相当に大きな問題です。
もう少し有効なワクチンの出現が待たれますよねぇ!!何とかならない??