新型コロナウイルスに感染して亡くなった人の数は感染拡大の第8波で急増し、2022年12月以降の1か月余りで全国で1万人を超えました。
新型コロナに感染して亡くなった人は2023年1月10日までで6万411人で、累計死亡者数のおよそ6分の1の人が直近1か月余りの間に亡くなったことになります。
本日、2023年1月11日のコロナ国内死者は過去最多の520人。
厚生労働省によると、全国の重症者は前日より9人増えて665人となった。
重症者数は過去最多の1/3にも及びません。
どうして重症者は少ないのに死者は過去最多なのか、疑問ですよね??
死者のうち、60代以上の占める割合はこれまでの累計では95.29%でしたが、このおよそ1か月の間では97.24%となっています。
国立感染症研究所が2022年12月1日までに報告があった重症化したケースや亡くなったケース、あわせておよそ4000人について分析したところ、
▽重症化した人の平均年齢は68.0歳、半数は73歳以上で、
▽亡くなった人の平均年齢は83.1歳、半数は86歳以上と、
亡くなった人は重症化した人よりさらに高齢となっていました。
▽重症化した人の平均年齢は68.0歳、半数は73歳以上で、
▽亡くなった人の平均年齢は83.1歳、半数は86歳以上と、
亡くなった人は重症化した人よりさらに高齢となっていました。
また、死因が報告されている1168人についてみると、
▽およそ60%にあたる696人は新型コロナが死因とされていましたが、
ほかに▽心不全が34人、▽がんが31人、▽肺炎が29人、▽老衰が29人、▽誤えん性肺炎が28人、▽腎不全が20人などとなっていました。
▽およそ60%にあたる696人は新型コロナが死因とされていましたが、
ほかに▽心不全が34人、▽がんが31人、▽肺炎が29人、▽老衰が29人、▽誤えん性肺炎が28人、▽腎不全が20人などとなっていました。
高齢者、特に超高齢者は、塀の上を歩かれている様な状態の方が多く、新型コロナ感染などの横風が吹くと、よろけてしまって塀の下に落ちてしまわれるのです。
以前のコロナ関連死は、肺炎を起こして呼吸不全になり、呼吸器やECMOに繋がれるなど「重症化」した挙句に亡くなる方が主流でしたが、最近では、コロナに感染することで血管障害が起き、心筋梗塞や脳梗塞が原因で亡くなるったり、全身状態が悪化して亡くなる方が増えている様です。さらに、かなり高齢の方が感染した場合、入院治療を希望されなかったり、入院されても本人や家族の希望で人工呼吸器やECMOなどを使った治療を希望されない方も増えてきているとの事です。入院し、人工呼吸器などに繋がらなければ重症者にはカウントされません。そのあたりが重症者は減っているのに死亡者が増えている原因なのかもしれないですね。
報告されている感染者数は未だ第7波を越えてはいません。しかし、自己検査をして自宅療養されている方の多くは保健所に報告されていませんし、無料PCRセンターで陽性と判定された方も報告されていない方が多くおられるようです。重症化率、死亡率が低いと言われるオミクロンなのに、死亡者数が過去最多なのは、隠れコロナ患者が多いから、これも大きな要因なのでしょうね。
重症者が少ないのは、ワクチンが重症化を防いでくれているのかもしれないとも思いますが・・・死者が多いのはどうなのでしょうかねぇ。死者のワクチン接種率、是非とも発表していただきたいものです。
新型コロナの死亡率は、年齢が高いと急増します。糖尿病、高血圧、がん、肥満、痩せ、喫煙などの重症化因子を持っている方は尚更です。そういった方は、感染予防能力は低いですが、重症化阻止能力はある程度有している新型コロナワクチンを接種しましょう。危なくない方も、2回は接種された方が良いと思っています。副反応が強くなければですが・・・死亡率は不明ですが、重症化を阻止してくれることは確かなようです。そして、重症化因子を持った方々、感染してしまったら、ラゲブリオ、パキロビッドパックの服用をご考慮下さい。処方してくれる医療機関が少ない様です。何時か感染してしまうと考えて、感染前からお近くで処方してくれる医療機関を探しておかれることをお勧めします。重症化が予想される超高齢者にも、カロナールくらいしか処方しない医療機関いっぱいある様です。重症化予防薬があると言うのに、面倒だからと処方しないのはいかがなものか??
皆さま、上手く立ち回って下さい。知識が貴方を救います!!