近畿圏で感染拡大

大阪、兵庫、奈良、和歌山、新潟で、新型コロナ新規陽性者が過去最多を記録しました。関西圏＋新潟　新型コロナウィルスの感染の中心地が、東京から大阪へ、西に移動した感じですね。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210407/2000043625.html

関西の２府４県で、７日午後６時までに発表された新型コロナウイルスの新たな陽性者は、▼大阪が８７８人、▼兵庫が３２８人、▼京都が９３人、▼奈良が８１人、▼和歌山が３８人、▼滋賀が２４人のあわせて１４４２人でした。
また、関西圏としての新規陽性者数も過去最多だそうです。

関西２府４県の感染者の累計は９万６５２１人で、亡くなった人はあわせて２１００人となりました。

一方、症状が改善して退院した人などを除く、現在も入院中の人や自宅やホテルで経過観察が必要な人は９７４９人となっています。

英国型の変異株が兵庫県の新規陽性者の8割、大阪では2/3を占めるとのことであり、大阪に隣接した奈良、和歌山、京都でも変異株感染が広がっていると予想されます。変異株検出率が比較的高かった新潟でも新規陽性者数が過去最多となったのは、変異株が広がっているからだと思われます。

先日も言いましたが、この変異株を見つけ出し、より厳重に隔離することに労を費やしてもメリットは殆どありません。「出来る限りのスクリーニングをして、変異株を見つけ出し、厳重な入院管理をして変異株の感染拡大を防ぐべし！！」という意見にも理はありますが、医療資源は有限なのです。変異株を見つけること自体に時間も金も検査体制充実も必要ですし、その管理を厳密にすればするほど、入院医療機関の負担は増大し、医療崩壊は近づいて来ます。

何度も言うように新規陽性者の数を減らす事に注力し、感染拡大の時間を稼ぎながら、ワクチン接種を粛々と進めていくしか道は無いように思えます。

変異株の感染のしやすさには、大きな脅威を感じますが、明るいニュースも無くはありません。

英国型の変異株発祥の地、英国では、現在感染は縮小傾向にあります。平均で1日3,200人程度のの新規感染者が報告されていますが、1日平均人数のピークだった1月9日約6万人の5%にまで減少しています。変異株の占める率は・・・ほぼ100%だそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4c8c6293498277c45b895b571c3a8041819ff4c8

厳しいロックダウンの効果もあるとは思いますが、やはりワクチンの効果は大きいと思われます。

変異種にもファイザーワクチンは（他のワクチンも多分）効くようです。（少なくとも英国型には）

大阪府の吉村知事は、重症病床のひっ迫から、「医療非常事態宣言」を出されたようです。

色々な宣言や処置があって、ややこしくて仕方ないですね。

大阪を始め、関西圏が、大変な状況に足を踏み込み入れつつあることは間違いないようです。

一人一人が感染防護を考え、感染の確率を下げる様、日々努力して日常生活を送り続けていくしかないという私の考えは変わらないです。夏になれば、夏まで踏ん張れば、ワクチン接種率も上がってくるでしょう。気温も上がり、ウィルスの勢いも鈍化してくるのではと、期待しております。

早く来ないかなぁ、日本の夏！！これまで、むせかえる猛暑、好きになれなかった私ですが・・・今年だけは待ち遠しく思えます。

オリパラ問題にかかわってしまっている方々は、出来れば、来ないでくれ！！今年の夏！！！」と、思っておられるかもしれませんが・・・・

どんな思いの人のもとにも、令和3年の夏は確実にやって来ます。一体全体、どんな夏になるのでしょうかねぇ・・・・