オリオン座のベテルギウスってご存じですか?
オリオン座の左上の暖色系の明るい星です。
ベテルギウスは全天でもっとも明るい変光星なのだそうですが、この9月から急激に減光し話題になっています。
ベテルギウスは脈動変光星で、変光星カタログ(GCVS)では0.4~1.3等の変光となっていますが、最近は0.4~0.8等くらいを350日ほどの周期で変光し、4~5年または10年に1度くらい1.0等より暗くなり話題になります。今年夏ごろまでは通常の0.4~0.8等を繰り返していましたが、9月から急激に暗くなり、10月3日現在ではおよそ1.2等にまで減光しています。(数字が大きいほど暗いことを示しています)
ベテルギウスは赤色巨星と言われる巨大な星で、太陽と同じ位置に置いたとすると、火星軌道を大きく超えて木星軌道近くまで達します。そして、比較的近い距離になる星なので、地球から観測できる太陽以外の恒星で見かけの大きさ(視直径:0.047秒)が最大で、直接その姿が撮影されています。
いびつですよね。これはガスが恒星表面から流出し表面温度が不均一になるなど、星自体が不安定な状態にあることを意味し、さらに近年の観測や研究により、その形状は球形ではなく、大きな瘤状のものをもった形状であるとされている。 2019年の観測では、10月に比べて12月の明るさが半分になり、全天での明るい星の21位まで下がった。
しかし、これらの事実がベテルギウスの超新星爆発の前兆かどうかは分かっていない。
もし、ベテルギウスが超新星爆発すれば、地球にも多大な影響を与えるのではないかと言われているが・・・
実際に起こってみなければわからないと思われる。人類は、まだ、宇宙の突然の変化に対する情報の蓄積を持っていないのだ。
超新星爆発した際の明るさについては、SN 1054と同規模の爆発と仮定すると、地球からベテルギウスまでの距離は、かに星雲までの距離のほぼ1⁄10であるため明るさは100倍程度と概算できる。SN 1054は-6等級以上の明るさだったと推定されるので、100倍だと-11等級を超える明るさとなる。これは半月よりも明るく、数日間は昼でも小さい点として輝いて見える。ある予測では、4か月ほど明るさを維持したまま青白色から赤色へ色が変化し、その後急速に減光して4年後には肉眼でも見えなくなるであろうという。
爆発後はブラックホールにはならず、中性子星となると考えられている[22]。
さて、ベテルギウスの超新星爆発、何年待てばいいのだろうか??
私は、100万年は待てないのだが・・・・
三ツ星のⅯ42とともにオリオン座を飾る素晴らしい星雲に
なるのでしょうか。
十代の頃持っていた反射式天体望遠鏡は手放してしまいましたが、
冬の星座、星雲、また覗いてみたいと思いました。
ここに書いてあるように、「かに星雲」を造ったSN1054超新星爆発の100倍は明るくなるのでしょうね! 新たに超ド級のカニさんが誕生するのかなぁ。
M42は星が誕生している星雲だから、オリオン座の中に星の誕生する星雲と星の最期を飾る星雲が並んだら素敵ですね!!
私も昔65㎜屈赤持っていましたが、今は双眼鏡だけです。