山梨のコロナ女性の不適切な行動について、ネット上が姦しい。
始めの報道では、PCR検査が出る前に高速バスで東京に戻ったとありましたが、それでも、PCR検査の結果待ちの段階で公共交通機関に搭乗するのはいかがなものかと思っていた。
後日、本当はPCR検査で陽性と分かってからバスに乗ったということが判明し、マスコミは強い非難口調でそのことを報じた。
確かによろしくない行動だと思いますよ。
でも、そんなにもそんなにも非難されることなのか?
避難している人は、コロナ陽性と分かったのに、自粛要請を無視して公共交通機関を利用して移動した事を責めておられるようだ。
「これは、バイオテロだ。殺人未遂罪ではないのか。」
等とまでおっしゃっている。
私は2月のダイアモンド・プリンセス騒動を思い起こしてしまう。
あの時、2月20日前後に、「2月5日からの検疫から2週間が経過し、症状もなくPCR検査(2月5日前に施行していた人多数)が陰性であった人は「感染している恐れはないことは明らか」」だと厚生労働省は明言した。
そしてご丁寧に陰性証明書なるものまで作成し、公共交通機関を使って帰宅してよろしいとお達しを出した。
その後、「陰性証明書」を携えて帰宅した元乗客の中から、COVID-19患者が少なくとも23人出現した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55984820S0A220C2CZ8000/
さすがに、これらの方が、ダイアモンド・プリンセスを降りてから感染したのだろう とまではさすがの厚生労働省も言わなかったけれど・・・・
発症者が数人レベルだったら、強弁していたかもしれないと思う。
山梨のハッチャけた?20代女性をリンチにするくらいなら、こんな対応をした権力者を・・・少なくとも23倍は責めるべきだと私は思うのですがね!!
https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/740583/
日本医師会が推薦している、医師である自見はな子議員の。「現場で一番大切にしたのは、船内で死者を出さないことだった。」というご意見には本当にあきれ返ってしまう。死にそうになったら船を下ろせと言っているに等しい。下記の記事は、そんな1例だと思われる。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/testimony/detail/detail_03.html
この方は、船を降りてから亡くなったから・・・・自見はな子氏は最低限の目標を達したのだろうか???本当に疑問だ!!!こんな人に票を入れたことを私は恥じる。次回は絶対に入れない!!
未曽有の事態だからこそ、リーダーたるものの資質が問われるのだ。未曽有の事態であったことを失敗の言い訳にするようなリーダーなんて要らない。
個人の不適切な行動を責めるより、権力者の不適切な行動を是正させるように圧力をかけましょう。
少しでも、未投資の明るい世界を 次世代に手渡すことが出来る様に
コロナは、罹患された方の存在を消してしまうような・・・本当に怖いと思いました。
このブログに載せられた記事で、女性が完治していてもハンセン病のそれに似た偏見を受けていたことにショックを受けました。
私も山梨の女性の行動に怒りを感じていました。しかし、それが行動に対するものだけでなく、偏見の一つの形でなかったのか・・・。彼女も被害者の一人であったといま考えています。
マスコミや我々視聴者は、叩きやすいところに集中してバッシングしてしまいます。不安な時は特に。
矛先を弱いものに向けるのではなく、本質を見極めるように努力したいです。
考えるきっかけを頂いたこのブログに感謝します。
誰でも明日にでもなりえる病気です。相手を思いやる気持ちをもって対応したいですね。