命のカウントダウン(健康余命3605日)

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日曜ですが、新型コロナワクチン個別接種を医院で試験的に施行しました。

2021-06-27 22:00:10 | 在宅医療
今朝は、日曜ですが、朝から1時間強、試験的に個別接種を10人施行する予定でした。ファイザーワクチン2バイアル使用しました。12本ワクチンが取れました。おひとり、喘息発作が出て接種を延期したので、医院での接種は9名。3人分が余ってしまいました。それで、在宅患者さんに電話をして、在宅患者さん1人と、そのご家族お2人に施行しました。そのご家族の1人は、昨年12月に新型コロナに罹患、重症化して人工呼吸器の装着に至った方で、2か月入院されていました。現在は退院されて後遺症もなく暮らしておられる50代男性です。
 罹患経験者のワクチン接種については、色々な意見があるようですが、1回目の接種に関しては勧めておられる方が多いようです。2回目は不要という意見もあります。色々な意見がありますので、3週間後までに、ご本人に決めていただこうと思っています。ご本人は、コロナ罹患でえらい目にあわれたので、今のところ2回目も接種希望です。

 もう1人のご家族は、100歳以上の在宅患者を診ておられる娘さんで、勿論この方自身も高齢者です。明後日、自治体の集団接種の2回目予定だったのですが、超高齢者の在宅患者さんが病状悪化して持続点滴中なのです。それで、自宅を離れるのが困難という事情があったため、2日早かったですが、今日接種していただきました。18日の間隔を置いていますので、問題ないと思われます。

 超高齢者への点滴加療等については、不要という意見もあると思います。
ですが・・・これまで、100歳を超えられてからも何度も抗生剤点滴等で窮地を脱して来られており、認知症はあるものの、意思の疎通もある程度は可能です。経口摂取も不十分ですが可能な状態なので・・病態が悪化すると点滴加療してしまっております。ですが、今回は下腿の血行不良による壊死も進んできており、予後は不良だと思っていますし、そう説明もしております。しかし、何もしないと(経口での薬物投与は、不可能ではないですが不安定です)下腿壊死とそれに伴う疼痛が悪化してきますので、控えめな点滴治療を続けてきました。しかし、先ほど訪問看護師から電話があり、「点滴の入っている上肢を動かされて、点滴が漏れたようです」と連絡があり、抜去していただきました。もう、点滴は卒業ですね。何しろ、103歳ですから!!

今後は病状とご本人、娘さんと相談しながら、出来るだけ苦痛の除去を目指したいと思っています。
さすがに、この方自身に対する新型コロナワクチンは接種しておりません。

昨日から、歯切れが悪いですよねぇ
ですが・・・・簡単に割り切れる事ばかりじゃないよなぁとも思っております。


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