虹パパの日記

40代介護福祉士です。日本を良い雰囲気にしたいです。

感染症「予防」対策の参考にもなる「養生訓」17ー飲食上その10ー

2020-09-05 17:32:00 | 養生訓
のつづきです。

日短き時、昼の間、点心(てんじん)食ふべからず。

日永き時も、昼は多食はざるが宜し。


・日の短いときは、昼食はとるべきではない

・日が長いときでも、昼食はたくさん食べない方がいい


今では1日3食が当たり前ですが、これが定着したのは

江戸時代・元禄期(1688~1704年)以降

のようです。

益軒さんが生きた時代は、

1630年12月17日 - 1714年10月5日

ですから、「養生訓」を書いた83歳の頃にようやく1日3食が定着した、と言えそうです。


そのためでしょうか、江戸庶民に1日3食が定着した頃になっても

・昼食はとるべきではない

とおっしゃっています。


「養生訓」を通して、

食べ過ぎを戒め

少ないくらいがちょうどいい

という論調なのは、

1日3食が定着始めた庶民の食生活を見ていた益軒さんは、

・私の若い頃はこんなに食べる事はなかった

・今の者たちは食べ過ぎじゃ〜

・こんなに食べ過ぎていたら体を壊すぞ〜

と感じていたのかもしれませんね。


晩食は朝食より少くすべし。

さい肉も少きに宜し。


・夕食は朝食より少なくするべき

・副食も少ない方がいい


これは現代でもよく言われていて、みんなわかってはいるけど、中々実践できないことですかねぇ


我が家にては、飲食の節慎みやすし、他の饗席にありては烹調・生熟の節我心にかなはず。

さい品多く過やすし。

客となりては殊に飲食の節つつしむべし。


・おうちでは食べ過ぎ飲み過ぎに注意しやすいが、宴席や飲み会においては豪華な料理が出てきて

・ついついご馳走を食べ過ぎちゃうよ

・お客として招かれた食事の席では特に食べ過ぎ飲み過ぎに注意しなさい


せっかくだから〜

とついつい食べ過ぎてしまうことが多いですが、要注意。

今はコロナ禍でめっきり飲み会なども減っていますが・・・・


飯後に力わざすべからず。

急に道を行べからず。

又、馬をはせ、高きにのぼり、険路に上るべからず。


食後に激しい運動はしてはいけない


とおっしゃっています。(軽い運動はお勧めしています。)


胃腸の働きは

・副交感神経によるもの

なので、激しい運動は

・交感神経優位になってしまうからよくない

ってことですかね。

だから

・軽い運動もリラックスしてできる程度のもの

がいいかもしれませんね。


益軒さんの生きた江戸時代からすれば、やはり現代は

・超過食社会

なんでしょうね。


ただ、現代の平均寿命を見れば江戸時代よりも遥かに長生き。

医療の発展もあるのでしょうが、それなりに

・十分な栄養が体を生かしてくれている

側面もあるような気がします。


ただ何でも

・過ぎたるは及ばざるが如し。

・バランス良い食事を、

・ちょっと少ないくらい食べるのが丁度いい

のかもしれませんね。


今日はここまで〜

最後まで読んで頂いて有難うございます。

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