虹パパの日記

40代介護福祉士です。日本を良い雰囲気にしたいです。

感染症「予防」対策の参考にもなる「養生訓」31ー飲食下その14ー

2020-09-20 09:08:00 | 養生訓
夜勤明けで今帰ってきたところですが、今朝はとても涼しいです。
秋を感じますねぇ
世間はシルバーウィークですが、
私は今日も夜勤、シルバーケア〜オールナイト〜でございます。

さて、
のつづきです。

古今医統(ここんいとう)に、百病の横夭(おうよう)は多く飲食による。

飲食の患(うれい)は色欲に過たりといへり。

色慾は楢も絶べし。

飲食は半日もたつべからず。

故飲食のためにやぶらるヽ事多し。

食多ければ積聚(しゃくじゅ)となり、飲多ければ痰癖(たんぺき)となる。


・「古今医統」(医学全書)に「百病の早死には食べ過ぎによる。」と書いてある

・色欲は断つことができるが、食欲は半日も断つことができない

・だから飲食のために体を壊すことが多い

・食べ過ぎるとお腹の異常となり、飲み過ぎると痰が溜まりやすくなる


益軒さんは口がすっぱくなるほど

飲み過ぎ食べ過ぎはダメだ

天寿を全うできなくなるぞ

と仰っています


病人の甚食せん事をねがふ物あり。

くらひて害に成食物、又、冷水などは願に任せがたし。

然共(しかれども)病人のきはめてねがふ物を、のんどにのみ入ずして、口舌に味はヽしめて其願を達するも、志を養ふ養生の一術也。

およそ飲食を味はひてしるは舌なり。

のんどにあらず。

口中にかみて、しばしふくみ、舌に味はひて後は、のんどにのみこむも、口に吐出すも味をしる事は同じ。

穀、肉、酒、羹は、腹に入て臓腑(ぞうふ)を養なふ。

此外の食は、養のためにあらず。

のんどにのまず、腹に入らずとも有なん。

食して身に害ある食物といへど、のんどに入(いら)ずして口に吐出せば害なし。

冷水も同じ。

久しく口にふくみて舌にこヽろみ、吐出せば害なし。

水をふくめば口中の熱を去り、牙歯(がし)を堅くす。

然共、むさぼり多くしてつヽしまざる人には、此法は用がたし。


・病人がとても食べたがるものがある

・どれも食べると害になるものばかり、また、冷たいお水などは飲みたいと言ってもあげることができない

・しかし病人がとても食べたがっているものを、飲み込むことはさせずに、舌で味わせて願いを叶えてあげるのも、志を養う養生の一つの術である

・およそ飲食を味わって知るのは舌であって、喉じゃない

・口の中で噛んで、しばらく口に含み、舌で味わった後は、ごっくんと飲み込むのも、飲み込まずに口から出すのも味を知る上では同じ事

穀類、肉、酒、汁物は腹に入って臓腑を養う

・そのほかの食は養いのためではない

・ごっくんと飲み込まず、腹に入れなくても構わない

・食べると身体に良くない食べ物でも、ごっくんと飲み込まないで口から出してしまえば害はない

・冷たいお水も同じ

・しばらく口に含んで、舌で味をみて吐き出せば害はない

・水を口に含めば口腔内の熱をとり、歯牙をかたくする

・しかし欲が深くて自制心のない人にはこの方法は通用しにくい(我慢できずにゴックンしちゃう、ってことね、笑


ゴックンしてお腹に飲食を入れると、消化に使うエネルギーが必要なので病人には良くないようですね

だから、ゴックンさせないで、

・舌で味わせてあげるという方法もあるよ

と仰っています

・でも、欲深くて自制心のない人はゴックンと飲み込んじゃうからこの方法は使えないね

と、笑


また意外な一文が

・穀類、肉、酒、汁物は腹に入って臓腑を養う

でした。

これらは病人に食べさせても(ゴックンさせても)いいってことなのかなぁ?


もちろん

・細かく、薄く

・柔らかく

・温かい

状態で食べることが前提だと思いますが。(益軒さんは消化の良い調理法で食べることをさんざん仰っていますから)


ところでシルバーウィークで旅行などに行く方は結構多そうですね

・新型コロナウイルス本当の第二波

に備えて

・清潔習慣

・手洗い、うがい

・和食中心のバランスの良い食事

を油断せずに心掛けていたいと思います。


最後まで読んで頂いて有り難うございます

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