虹パパの日記

40代介護福祉士です。日本を良い雰囲気にしたいです。

感染症「予防」対策の参考にもなる「養生訓」40ー飲茶ー

2020-09-30 06:09:00 | 養生訓
9月も今日で終わりですね。
今年も残すところ後3ヶ月、10月〜12月の間にもなんだかまだまだ色々なことが起こりそう。
2020年はそんな年だなぁ〜、って感じです。
そんな世の中だからこそ、養生しながら精一杯生きていけるように心がけておきたいと思います。

のつづきです。

今日から項目が変わり、
・飲茶
お茶の飲み方についてです。
おまけでタバコについても最後に一文だけ述べられています。

茶、上代はなし。

中世もろこしよりわたる。

其後、玩賞して日用かくべからざる物とす。

性冷にして気を下し、眠をさます。

陳臓器は、久しくのめば痩てあぶらをもらすといへり。

母けい(ぼけい)、東坡(とうば)、李時珍など、その性よからざる事をそしれり。

然ども今の世、朝より夕まで、日々茶を多くのむ人多し。

のみ習へばやぶれなきにや。

冷物なれば一時に多くのむべからず。

抹茶は用る時にのぞんでは、炊()らず煮ず、故につよし。

煎茶は、用る時炒て煮る故、やはらかなり。

故につねには、煎茶を服すべし。

飯後に熱茶少のんで食を消し、渇をやむべし。

塩を入てのむべからず。

腎をやぶる。

空腹に茶を飲べからず。

脾胃を損ず。

濃茶は多く呑べからず。

発生の気を損ず。

唐茶は性つよし。

製する時煮ざればなり。

虚人病人は、当年の新茶、のむべからず。

眼病、上気、下血、泄瀉(せつしゃ)などの患(うれい)あり。

正月よりのむべし。

人により、当年九十月よりのむも害なし。

新茶の毒にあたらば、香蘇散、不換金、正気散、症によりて用ゆ。

或白梅、甘草、砂糖、黒豆、生薑(しょうが)など用ゆべし。


・茶は上代にはなかった

・中世に中国から入ってきた

・その後、人々から愛されて日常に欠かすことのできないものとなった

・性質は冷で気を下し、眠りを覚ます

陳臓器(唐時代の医師)は、長く飲むと痩せて脂肪を落とすと言った(当時は痩せることは不健康だった?今と逆?

母けい(ぼけい)、東坡(とうば)、李時珍などは茶の性質はよくないと言っている

・だけれども、今の世の中朝から晩まで1日中毎日茶を飲む人が多い

・飲むことが習慣になると、体を損わないのだろうか

気を冷やすものだから一度にたくさん飲んではいけない

・抹茶は炒ったり煮たりしないものだから、きつい

・煎茶は炒って煮るものだから、柔らかい

・だから普段は煎茶の方を飲むのが良い

食後に熱い煎茶を飲んで消化を促し、渇きを潤すのが良い

・塩を入れて飲んだらダメだよ

・腎を痛める

・空腹でお茶を飲んだらダメだよ

・脾胃を痛める

・濃い〜お茶は飲んだらダメだよ

・新たに発した気を損なうことになる

・中国製のお茶は成分が強い

・製造の時に煮ることをしないから

虚弱な人や病人は新茶を飲まない方が良い

・目の病気、気が上る、下血、下痢などの病にかかりやすい

・正月からのお茶を飲むのが良い

・人によっては(虚弱、病人じゃない人)、9月10月からのお茶を飲んでも害はない

・新茶の毒にあたったら、香蘇散、不換金、正気散(漢方薬)などを症状に応じて飲みなさい

・あるいは、梅干し、甘草、砂糖、黒豆、生姜などを使っても良い


お茶請けに梅干し


美味しくて体にもよさそうですねぇ〜


「緑茶」「梅」は感染症対策にもよさそうです。(「効く」とは言えません。「良さそ〜」です。)


レポート03 緑茶成分によるインフルエンザ予防 ~新型インフルエンザの感染も抑制~ | 研究開発レポート| 研究開発 | 伊藤園


【梅干しの効能】ウイルスや細菌の増殖を抑制 生活習慣病の予防効果も ご飯やお茶と一緒にとるのがおすすめ - かぽれ


10月から入国・渡航制限が次々と緩和されていくと思われます。

感染症予防、油断せず、できる対策は取っておきたいと思います。


最後まで読んで頂いて有り難うございます

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