夏月、暑中にふたをして、久しくありて、熱気に蒸欝(むしうつ)し、気味悪しくなりたる物、食ふべからず。
冬月、霜に打れたる菜、又、のきの下に生じたる菜、皆くらべからず。
・夏季、暑い中食べ物に蓋をして長くひどく蒸し暑い状態にして「気」「味」が悪くなった食べ物は食べちゃダメ
・冬季、霜に打たれた野菜、軒下に生えた野菜、食べちゃダメ
夏のくだりはわかりますが、冬のくだりは「へぇ〜そうなんだ〜」っていう感想です。
瓜は風涼の日、及秋月清涼の日、食ふべからず。
極暑の時食ふべし。
・瓜は涼しい時には食べないほうがいいい
・とても暑い時に食べるのがいい
瓜科の食べ物は
・体を冷やす
ってことでしょうね。
炙もち・炙肉すでに炙りて、又、熱湯に少ひたし、火毒を去りて食ふべし。
然れずは津液(しんえき:つばき)をかはかす。
又、能喉痺(よくこうひ:慢性咽頭疾患)を発す。
・焼き餅や焼肉は熱湯に少し浸して、火毒をとってから食べるべき
・そうしないと、唾液が乾く
・また、慢性咽頭疾患になる
「焦げ」が良くない、と言われるのも「火毒」の一つなのかなぁ?
茄子、本草等の書に、性好まずと云。
生なるは毒あり、食ふべからず。
煮たるも瘧痢(ぎゃくり:急性下痢)傷寒(しょうかん:高熱疾患)などには、誠に忌むべし。
他病には、皮を去切(さりきり)て米みず(しろみず:米のとぎ水)に浸し、一夜か半日を歴(へ)てやはらかに煮て食す。
害なし。
葛粉、水に溲(こね)て、切て線条(せんじょう)とし、水にて煮、又、みそ(334)汁に鰹魚(かつお)の末(まつ)を加へ、再煮て食す。
瀉を止め、胃を補ふ。
保護に益あり。
・ナスは医薬書によると、良い性質とは言えない
・生は毒があるから食べちゃダメ
・急性の下痢や高熱疾患などには、煮たナスも食べない方がいいよ
・それ以外の病では、皮を剥いて、米の研ぎ水に浸し、一晩か半日たって柔らかく煮て食べれば害はないよ
・葛切りを水で煮るか、味噌汁にカツオの粉末を加えて煮て食べると、
・吐き気や下痢を止め、胃を補う
・胃腸を守ってくれる
秋なすは嫁に食わすな
いろいろな説がありますが、「養生訓」を読むと、
・ナスは身体に良くない
から
・大事な嫁には食わすな
って嫁ますね(読めますね、笑)
ナスは「陰のもの」ということなのでしょう。
それに対して、
・葛は胃腸に良い
と言っていますね。
これからナスが美味しい季節ですが、食べ過ぎには注意した方が良さそうです。
ところで
・河野防衛大臣のUFOに関する発言が気になりますねぇ〜
やっぱり存在するんだね。
米国もどんどん情報公開始めているみたいだし
地球人同士で争っている場合じゃないかもよ〜
最後まで読んで頂いて有り難うございます。
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