まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1264 2020年センバツ、今年は夢が見られるか?

2020-01-27 11:13:08 | 日記
よろしくお願いします。


春のセンバツの出場校が決まりました、今年は楽しみやねえ~、何せ奈良県勢からすると去年はセンバツは不出場、夏は智辯学園があまりにも情けない試合だったから、今年にかける期待はひとしおと言ったところです。奈良県は高校ラグビーで御所実が準優勝、大相撲では徳勝龍が一番下の番付での優勝・・・奈良県出身力士の優勝は98年ぶりとのこと、って言うか奈良出身の優勝力士がいたのが知らなかったくらい・・・となりました。やあ~、徳勝龍優勝の瞬間はグッと来ましたね、近大の恩師が亡くなられたニュースの時にチラッと名前は出ていたものの、まさかここまで来るとは思わなかった、インタビューでも泣いていましたが見えない力が後押ししてくれたんでしょうね。いずれにしても奈良県にとっては上げ潮です、センバツでは天理、智辯学園がダブル出場となりましたがその話はまた後程、今回の出場校を巡って行ってみましょう。


【北海道・東北】
白樺学園(北海道)=初出場
仙台育英(宮城)=3年ぶり13回目
鶴岡東(山形)=41年ぶり2回目

鶴岡東は昨夏甲子園で2勝、近年山形県をリードするかのように台頭してきたイメージがあるだけに春は41年ぶり2回目と言うのが意外な感じ。その41年前の校名は鶴商学園、ってあの鶴商学園ですか、しかもその時は1勝していてその相手が天理、自分(一人称)はこの試合よく覚えています。この頃の天理は優勝はできなくてもいつもいい所まで行っていたから、まさか山形県勢に負けるとは・・・と思いながら見てました、ショックやったなあ~。でも近年の山形県のレベルは確実に上昇しているからもう昔のように侮ることはできません、何たって昨年は高松商、習志野を撃破、関東一相手には延長でサヨナラ負けながらあわや、という感じでしたからね。ただこの地区で3校だけと言うのはちょっと寂しいですねえ、せめてあと2枠はほしいくらい、でないといつまでも東北に優勝旗は渡らない感じ、狭き門でレベルアップを図るにも地区に格差があるのがセンバツの課題ではないでしょうか。


【関東】
桐生第一(群馬)=4年ぶり6回目
健大高崎(群馬)=3年ぶり4回目
花咲徳栄(埼玉)=4年ぶり5回目
国士舘(東京)=2年連続10回目
東海大相模(神奈川)=2年ぶり11回目
山梨学院(山梨)=2年連続4回目

天理にとっては見たくない名前・・・健大高崎、東海大相模、国士館・・・が揃いました、まあ近年奈良県勢はなぜか関東に弱く、特に群馬、栃木県勢には最近全然勝ってないんだよなあ。今年は東海大相模が強いとのこと、出てくる度に優勝候補になると言うのも凄いことだがそれでも2年ぶり、夏は昨年出場も4年ぶり、やっぱり神奈川県ってレベルが高いんだなあ。そんな東海大相模も関東大会では4強止まり、優勝したのは健大高崎、明治神宮大会も準優勝と言うことで、奈良県勢としてはあまり当たってほしくないところです。


【東海、北信越】
加藤学園(静岡)=初出場
中京大中京(愛知)=10年ぶり31回目
県岐阜商(岐阜)=5年ぶり29回目
日本航空石川(石川)=2年ぶり2回目
星稜(石川)=3年連続14回目

鍛治舎監督が甲子園に戻ってきます、今回は県岐阜商、名門中の名門も最近は8強が精いっぱい、熊本秀岳館を3期連続で4強に導いた手腕を今回も見ることはできるでしょうか。もう一方の名門、中京大中京は10年ぶり、ええ~、そんな長い間センバツからは遠ざかってたんかいな~。夏は10年前に新潟日本文理を破って優勝しているものの春となると前回の優勝が昭和41年、自分(一人称)が生まれた年ですよ~、それ以来優勝はなし、決勝進出は平成9年、この時は天理が相手させてもらいました。この時は雨が多くて中止やノーゲームで日程がかさんでしまい、決勝も開始時間が午前となってしまいました、気づいたら試合が終わっていて天理が優勝と何か気抜けになった決勝戦でした。


【中国.四国 】
鳥取城北(鳥取)=8年ぶり2回目
倉敷商(岡山)=8年ぶり4回目
広島新庄(広島)=6年ぶり2回目
尽誠学園(香川)=18年ぶり7回目
明徳義塾(高知)=2年ぶり19回目

岡山県は毎回出場校が変わって出てくると言うイメージ、今回は倉敷商、倉敷と言えば倉敷工の方が甲子園のイメージが強いのは中京戦の16-15の試合のせいだからか。その倉敷商と言えば星野仙一の出身校、先述した県岐阜商は高木守道の出身校と言うことで、中日(D)の黄金期を支えた投打の中心がもうこの世にいないと言うのも・・・自分(一人称)も歳をとったと言うことでしょうか。四国では明徳義塾がまたまた登場、昨夏は智辯和歌山に1イニング3本塁打を献上してしまいました、まあここもドラマの多いチームですねえ。そう言えば一番最初に取り上げた徳勝龍関は明徳義塾出身だとか、相撲では確か朝青龍もそうでした。明徳と言えば一時期特待生問題で出場を辞退したこともありました、それがいいのか悪いのかは自分(一人称)は分からないが、野球をやりたい子が地元を離れて遠くの学校に行くのは別にいいんではないかと思います。天理が夏に初優勝した時には地元の子がいなくて、奈良でも応援していない人が多かった、でも地元を離れて奈良にやって来てくれた彼らが奈良の高校を初めて甲子園の頂点に導いてくれたのだから、やっぱりそれは嬉しいことです。近年高校名を見ただけではどこの県から来たのか分からない高校が多いですが、そんな強化されたチームに地元で地味に頑張って這い上がってきたチームが挑んで行く、それもまた甲子園ならではの光景ではないでしょうか。


【九州】
創成館(長崎)=2年ぶり4回目
大分商(大分)=23年ぶり6回目
明豊(大分)=2年連続4回目
鹿児島城西(鹿児島)=初出場

ここにも奈良県にとっては見たくもない名前のチームが、創成館です、天理も智辯学園もサヨナラで負けています。そして3年前の夏の甲子園で天理と壮絶な打撃戦を繰り広げた明豊、昨年のセンバツでは準々決勝で平安を相手に延長11回サヨナラ勝利の名勝負を演じました。この時点ではその大会の一番の試合だと思っていたのですが、この後の明石商vs智辯和歌山がまたまた壮絶な試合を繰り広げたためにほんの数時間で影が薄くなってしまいました。春夏通じて初出場の鹿児島城西は監督がダイエー(H)、西武(L)で活躍した佐々木誠氏、当時西武の大スターだった秋山幸二とのトレードは驚きだった。プロ野球選手の高校野球監督と言えば今回は天理、智辯和歌山がそうだが、過去に首位打者を獲得したこともある選手が甲子園ではどのような采配を見せてくれるでしょうか。


【21世紀枠】
帯広農(北海道)=初出場
磐城(福島)=46年ぶり3回目
平田(島根)=初出場

21枠については近年そのレベルを疑問視される傾向があるようですが、結果的には大差がついてしまった試合が多いからであって、チーム自体にはさほどレベルが見劣りするものではないと思います。ただ先にも書いたように地区によっては枠の少なさを感じる所もあるから、この枠が必要か?と言うことになっているのではないでしょうか。かと言って出場校を増やしてしまうと日程的に問題が生じるから、この枠の必然性を言われるのでしょうね。自分(一人称)の意見を言わせてもらうなら・・・この先のセンバツには必ず必要だと言われる枠になってほしい、もし廃止にするならせめて奈良県から選んでからにして~ってなところですかね。


【近畿】
大阪桐蔭(大阪)=2年ぶり11回目
履正社(大阪)=2年連続9回目
明石商(兵庫)=2年連続3回目
天理(奈良)=5年ぶり24回目
智弁学園(奈良)=2年ぶり13回目
智弁和歌山(和歌山)=3年連続14回目

さあ、地元近畿です、まあ~濃いメンバーが揃ったと言うところでしょうか。明石商は順当だとして残る1枠がどこになるかだったが、こちらもほぼ順当に智辯和歌山に決まりました、昨秋の近畿大会では智辯対決で17-14とまるでラグビーか、ってな試合を繰り広げました。まあ途中経過を見る度にもういい加減にしてくれって感じでしたが、これが智辯和歌山クオリティ、甲子園ではまた昨年の星稜戦のような名勝負を見せてほしいところです。
それにしても思えばこれだけのメンツの中の近畿大会で天理がよく優勝できたなあ~と言うのが正直なところ、秋季奈良大会では準決勝で智辯学園にコールド負け、3位決定戦では奈良に辛勝、何の期待もしてなかったのに報徳、奈良大附を撃破して夏の覇者履正社にはサヨナラ勝ち、決勝では大阪桐蔭に大勝。神宮では仙台育英を撃破した後中京大中京に敗れるわけですが、奈良大会の不甲斐なさを思えばもう上出来です。一方の智辯学園は近畿大会準決勝で大阪桐蔭にサヨナラ負け、でも強豪相手をあと一歩まで追い詰めた結果には概ね満足です。こうなるとセンバツはいい所を夢見たいところですが、さすがに出場校を見ると悠長なことは言ってられない感じ、昨年は甲子園で1勝もできなかったから、今回は2校で最低5勝は稼いでほしいところ、と言いたいが、まあどちらかが4強にまで行ってくれれば・・・それも望み過ぎか、もしかしたら最初から健大や創成館と当たって、どちらも早々と奈良に帰ってくることになったりして。まあ勝負事はやってみなければ分からないですから、ここは純粋に天理、智辯学園のどちらかが旗を生駒山を越えて持ち帰ってくれることを期待しましょう・・・な~んて言ってたらまた生駒山の手前にある高校に止められたりして。そんなわけで今回は久しぶりに写真無しで、くどくどした文章だけでお送りしました、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。             まちみち