まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1346 山手、下町、都心、大阪巡りにいらっしゃ~い

2020-06-10 20:40:58 | まち
よろしくお願いします。





さて、今夜私がお送りしますのは大阪の住吉から難波方面にかけてお地蔵様や小寺院を巡った記録です、早速行ってみることとしましょう↓↓↓













昨年の暮れに大阪を走った時の記録、ここまでなかなかお伝えの機会がなかったのですが、今回で終わらせておこうと思います。前回は堺市から大阪市に入り、大和川に架か南海る高野線で電車の写真を撮り、その後は旧熊野街道を進んで住吉の古い町並を巡りました、久々になるのですがその続きです。まず写真1枚目~3枚目にある南海高野線の住吉東駅から見える寺院、この路線は前の仕事の時によく乗っていたが、各停・・・南海では各駅に停車する列車の種別が本線では「普通」、高野線では「各停」と分けられている・・・に乗ることも多かった。その時は大概住吉東駅で急行の通過待ちをするが、その時に駅の東側にあるこの寺院と周辺の住宅地との兼ね合いがミスマッチな感じがして気になっていた。Google検索してみても特に目立った項目は見当たらなかったので観光を前面に押し出した寺院ではなさそう、周辺も境内もひっそりとしているが、寺院の造りだけはやたら目立っている気がします。















住吉東駅から西へ、この辺りは台地になっていて、坂を下って行くと住吉大社へとたどり着く、その前を通っているのが阪堺電車、ここからは路面電車の阪堺線をたどって北へと向けて進んでいく。この道は旧紀州街道に当たり下町の雰囲気が漂っている所、その東側はすぐに小高い台地になっている帝塚山界隈、だからこの辺りは山手と下町が間髪を置かずに隣り合わせとなっている。もちろん風景も対照的、帝塚山の方は瀟洒な住宅地と言った感じ、西洋風の洒落た建物が多い、一方の阪堺線が走る辺りは町並も庶民的で、旧街道の雰囲気が漂う風景もたくさん見られる。阪堺線は南海高野線の高架の下を通り過ぎると道路から離れて専用軌道へ、道の方は真っ直ぐ進んで天下茶屋界隈へと差し掛かって行く。どちらかと言うと自分(一人称)はこの辺りはちょっと苦手、何か怖そうな、おっかなそうな人が多いから、特におっちゃん化したガラ声、豹柄のおばちゃんとか。しかし今回はあえてそんなおばちゃんがいそうな狭い路地へと入って行く、そんな自分(一人称)の行動を労ってくれるかのように、この界隈ではたくさんのお地蔵様と出会うことができた。どのお地蔵様も柔らかな表情で町を見守ってくれています、それなのに町の雰囲気と言ったらもう・・・聞こえてくるのは柄の悪そうな声ばかり、以前は仕事で通り慣れていた町並も、年月が離れるとやっぱり苦手な場所やったな~って再認識してしまいました。

天下茶屋の町並を抜けるとその先はもっと雑然とした所、いわゆるあいりん地区を通り過ぎる。この辺りは以前は日雇いの労働者が界隈を埋め尽くしていて暴動もよく起きていた、今はましにはなった感じもするがそれでも昔の印象は強く残っている。JR新今宮駅の高架の下を潜り抜けて恵美須町へ、国道25号線の交差点を渡ると細い路地に入り、ビルの影になった薄暗い所にある写真下5枚にある寺院へとたどり着く。仕事で阪堺恵美須町駅から難波までよく歩いていたが、この寺院の前の道・・・ここを抜けると今宮戎神社がある・・・はわずかに近道になるのでよく通っていた。その時には気にもならなかった寺院だが、前を通った時の線香の匂いだけは結構記憶に残っている、屋根に覆われて薄暗く狭い敷地だが、町のど真ん中にあって地元の人がたくさんお参りに来ているようだ。難波周辺は自分(一人称)が仕事に行っていた頃とは随分様変わりしてしまったが、恵美須町界隈、今宮戎付近は昔のままの雰囲気だった。













難波ではこれも久々、難波八坂神社へと立ち寄る。ここでの目的は万葉歌碑巡り、しかし境内を探し回ってもなかなか見つからない、でも何とか見つけました。それが写真3枚目にある碑、縁の丸い部分に歌が刻まれているのですが、この碑自体が戦争に関わるものであり刻まれた歌も戦争に関係しているとのことで、ここで取り上げるのは控えました、まあ自分(一人称)は平和主義者ですので。
難波を後にしてこの項最後に訪れたのは上町台地にある高津神社、ここは前に都の記憶編でお伝えしたことがありました。ここを宮都としたのは仁徳天皇、しかし実際に都のあった場所はここより少し離れた高津高校にあるとのことでした。この神社は落語の演目にもよく出てくるとのこと、五代目桂文枝は生涯最後の口演となったのがこの場での『高津の富』とのことで、境内には写真にもあるように五代目桂文枝の碑が立っている。ちなみに六代目桂文枝と言えば、もう言わずとも知れた、いらっしゃ~い!のあの人ですね、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。             まちみち