まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1351 環濠集落巡り・・・田原本町(後編)

2020-06-15 20:21:48 | まち
よろしくお願いします。





さて、今夜私がお送りするのは田原本町の環濠集落巡りの続編です↓↓↓


















田原本町環濠集落巡り、中ツ道から一歩西を通る道を橿原市に向けて進んで行きながら、前回らその途中にある3つの集落を巡りました。田原本町の中心部と言えば近鉄橿原線と国道24号線が並行する辺りにある地内町、碁盤の目状の道に旧街道の雰囲気が漂う町並はここでも何度も紹介したことがあるのでもうお馴染みと言ったところですが、その中心部を取り巻く集落にも、各自に頑なに地元の治安を守ろうとする意識を持っているような町並がたくさん見られます。前回に引き続き、今回もほとんど名前の知られていない、これまでも取り上げることのなかった地域を進んで行きます。
まずたどり着いたのが大安寺と言う名の集落、大安寺って言うと自分(一人称)が住んでいる所なんやけど、何か関係あるのかな・・・と考えたが、地図を見る限りでは集落には大安寺と言う名の寺院は見当たらない。写真4枚目にある寺院は十念寺、ここも地域のお寺さんと言う感じで観光名所ではなさそう、同じ名前だからって何でもつながりがあるのは間違いか。そう言えば岡山県には大安寺や西大寺って駅名があったよな、あれって奈良県と何か関係あるのかな?また機会があったら調べてみることとすっか。この先で県道14号線の味間交差点を越えるとその先にあるのが味間集落、古い町並と狭い迷路のような道を進んで行くと、写真下後半部にある補巌寺と言う寺院へとたどり着く。ここが集落の中心部になりそうな所か、歴史的にも由緒がありそうだがその辺りの説明についてはこちら↓↓↓

「曹洞宗の寺院。至徳元年(1384年)了堂真覚禅師の創建で、大和では禅宗の寺院として初めて建立されたと伝えられています。能楽観世流の世阿弥が本寺において得度しています。また、室町時代には、豪族十市氏の菩提寺として隆盛を極め、江戸時代には味間村の領主藤堂氏の祈願所となりました。しかし、本堂は江戸時代末に焼失し、現在は、山門が、「宝陀山」の扁額を掲げ、盛時の面影を今に伝えています。また、山門のわきには、有志によって「世阿弥参学之地」碑が建立されています。」

を参照して頂くこととしましょうか、自分(一人称)は説明はどうも苦手なので。














田原本町の集落巡りと言うことでしたが、味間集落から南へと真っ直ぐ進んで行くうちに橿原市へと入ってしまいました、その境となるのが寺川、この川についてもいずれ別枠でのお伝えをと考えています。真正面に耳成山が見えのどかな雰囲気が漂う所に環濠集落が現れる、中町と言う名の集落は前にも来たことがある、写真3枚目以降にある水路には覚えがあった。道の右手側(西側)には池があり、道の下を潜り抜けて左手側(東側)は水路になっていて、先の方はカクンカクンと直角に折れている。集落の外れは田畑が広がっている所なので、農業用水を確保するために整備された水路みたいだが、地図を見ると途中で途切れてしまっているので、どの経路で水がここに達してきているのかはよく分からない。ここもチョイとお邪魔様な感じで集落の中へと進んで行く、集落の入口にはお酢を作っている工場があり、その脇から古い家が建ち並ぶ狭い道へと入って行く、神社と寺院が並ぶ所ではお地蔵様がこんにちわ!と穏やかな表情で気まぐれな旅人を出迎えてくれました。












今回最後に訪れたのは橿原市の中心部から東へ行った所にある醍醐集落、耳成山の脇を通り過ぎ近鉄大阪線、JR万葉まほろば線の踏切を越えると、突然と言った感じで古い町並へと入って行く。この辺りは藤原宮跡のすぐ北に当たり、集落の一角には藤原京に関する説明が書かれた看板も立っている、しかし集落は時代的には藤原京とはあまり関係はなさそう。ただ橿原市には多くの環濠集落があり、その地域を司っていた寺社にはその当時からあった所もあったので一概に関係ないとは言えない、とりあえず集落の中へと入って行くとしよう。写真にあるのはこの集落に2つある寺院のうちのひとつ、ひっそりとした雰囲気の町中の奥まった突き当たりにある寺院、何気なく進んでいると見落としてしまいそうな所にあった。小さな山門をくぐるといかにも寂れた感じの境内、町の集会所があり奥の方には本堂らしき建物、その手前にはまるで放ったらかしにされたようにお地蔵様がたたずんでいた。シーズンにはたくさんの人が押し寄せる藤原京・・・ちなみに自分(一人称)はこの後菜の花を見に行きました、ここからもうすぐの所です・・・でも、チョイとオプションてな感じでここに来る人は、まあいないだろうな~。そんなわけで半ばタイトル詐欺の様でしたが、田原本町の環濠集落巡りを終えて橿原市へと入りました。この先は藤原京があった場所を、今までもいろいろな視点から見てきた風景に被る部分はあるでしょうが、再発見と言うことで巡って行くこととしましょう、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。・・・・・・・・まちみち