まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1349 環濠集落巡り・・・大和郡山市編(1)

2020-06-13 21:25:35 | まち
よろしくお願いします。





さて、今夜私がお送りするのは大和郡山市の環濠集落巡りです、何かこのフレーズ気に入ってしまったみたいで、またまた使わせてもらいました↓↓↓













最近はネタに詰まったら大和郡山市を引っ張り出してくる感じになっていますが、決して暇ネタでも穴埋めでもありません、きちんとひとつの枠を収める記録です、早速行ってみることとしましょう。
まずは近鉄郡山駅から西へと入った所、写真1枚目~3枚目にある豪華なお屋敷・・・ちなみにこの家屋は登録有形文化財・・・のある辺りは市の中心部のど真ん中に当たる所だが、住宅が密集していて駅からすぐの地域なのに異空間に入ったかのよう。このお屋敷の脇を通り過ぎると一方通行の道へと出る、ここは自分(一人称)の通勤路、民家の建ち並ぶ道を進んで行くと、進行方向左手側にたくさんの池が見えてくる。これらは金魚の養殖の池であり、ここが金魚の町、大和郡山のお膝元と言うことになる。その金魚池の向こうには集落が見えている、いつもはサラ~ッと通り過ぎる所だが今回はチョイとお邪魔しま~す、と言う感じで入って行く・・・がその町巡りもほんの数分で終わってしまう。ほんの数分で終わってしまう町並巡り、小さな規模の環濠集落はそこに暮らしている人たちが肩を寄せ合って我が町を守っていこうとしている感じ。元々は防衛を目的としたいわば城廓のない城、横のつながりは大きな集落と比べても今でも強いものだろう。















このゾーンの写真にある集落は3つ、そのうちの2つが自分(一人称)の通勤経路になっている所なのですが、前にも書きましたが今は走れない状態、そんな時に普段何気なく通っていた風景を見ると、やっぱり辛い気持ちが込み上げてきますね。そうは言っても今回はここを取り上げたわけです、そんな気持ちは振り切って行きましょう。まあいつも通っていたからこそ、ここを曲がるとどんな町並なんだろう、とか気になっていたわけですが、どこも小さな規模で数軒の古い家が建ち並ぶだけ。集落の外堀を取り巻くように小さな水路が流れていて、町の中心部にはその場の権力者であったのだろうか、神社や寺院があると言った具合。この辺りは大和郡山の中心部からは少し離れていて周囲には田園風景が広がっている、農業で生計を立てている家も多そうな感じ。のどかな雰囲気が漂っている所だが各集落を結ぶようにある県道は車の往来が多く、道幅も狭くてよく事故も起こっている。今はまだそれほどではないが、県内の名所を結ぶ重要路線なのでいずれはまた観光バスがひっきりなしに行き交うことになるだろう。
写真下3枚にある風景が3つ目に当たる今国府集落、大和中央道沿い、昭和工業団地のど真ん中にある。最初走っている時にはこんな所に環濠集落なんてあるのかな、って感じだった、国道25号線から入っても普通の住宅地が続き周辺は工場などが建ち並ぶ所、それがひとつの小さな水路を境にして風景が一変してしまう。古い町並へと入り道も細くなってまるで迷路に迷いこんだかのよう、それでも幹線道路とはそれほど離れていないので、車が行き交う音は嫌でも聞こえてくる。雰囲気を壊されそうな気分だが、いつ開発されてもおかしくない所が今でも残っていると言うことは、この地に住む人々が、頑なにここに対する強い気持ちを備えているからだろう。
















大和中央道を更に進んで西名阪、ここにある大和まほろばI.C.って名称、あまりにもカッコ悪いわ~、キラキラネームもいいところだ。その高架の下を抜けると道の右手側に環濠集落が現れる、さっきの今国府集落とおなじく、雰囲気的にはミスマッチな感じだが工業団地にばかり目を奪われていたら見向きもしない所、ちょっとお邪魔と行きましょう。集落を取り巻くように水路があるのはどこも同じ、狭い道を入ると古い町並が建ち並び、道が迷路のようになっているのも恒例と言った感じ。ここらをウロウロしていたら何か不審者に思われそう・・・などと思いながら走っていると神社や寺院が集まっている場所へとたどり着く、どうやらここが城で言えば天守閣になる所か。神社と寺院が併設していて、写真にもあるように寺院のお堂には県指定の文化財の仏像も置かれているとのこと、ここにも時代に流されることなくその地を守り続けている文化が生きていると言ったところか。市域の一番南まで来たところで環濠集落巡りは折り返し、次回は国道24号線沿いにある集落を巡って行こうと思います、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。・・・・まちみち