まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1734 2021年大晦日兵庫の旅(3)・・・夕暮れの室津漁港

2022-03-27 22:16:39 | 旅行記
よろしくお願いします。

















昨年の大晦日に兵庫を走った記録も後半戦、もう毎回書いているが自分(一人称)は体調が心配、相棒君は変速ギアが不調、天候も不良と三重苦の旅となるところだったが、今のところは無事に進んでいます。播磨中央公園で万葉歌碑を見つけた後は国道372号線をひたすらすすんで30キロほど先の姫路市へ、ここまではいつもの5段目のギアが使えずひとつ上の6段を使っての走りのため、普段より早く走れると言う皮肉なことになっていますが、こうなりゃ一気に室津を目指すことができそう、自分の体調のことも天気のことも忘れてひたすらペダルを漕ぎ続けます、・・・と思ったが、やっぱりチョイと道草、久しぶりの北条鉄道法華口駅へと立ち寄りました。登録有形文化財の駅舎は今も健在、列車のお見送りで有名だった女性駅長はもう辞められたのこと、構内のパン屋さんもこの日はお休みでした。ホームに出ると北条町駅側に行き違いができる新しいホームができていた。ちょうど列車がやって来て新しいホームに入ったかと思うとすぐに走り去って行ってしまった、でもこれまでは全駅1本だけのホームだったのが、ここで行き違いができると言うことでまだまだ頑張る北条鉄道が見られそうです。















その後も国道372号線を快走、途中ハトに爆弾を落とされたがそんなものにもめげずに14時半頃に姫路市の中心部へと入ることができた。人が多く歩く姫路城界隈、新幹線の高架も難なく通り抜けることができて、室津を目指しての走りはまだまだ続く、快調に走れていたと思ったが、姫路の中心部から飾磨方面にかけては信号で止められたりして結構時間がかかってしまった。国道250号線に入った頃には太陽はもう真正面に輝いている、それだけ日が落ちてきていることだ、室津までは約15キロ、しばらくは平坦な道を走るが途中からは上りの道となる、夕暮れに間に合うかどうか怪しくなってきた。


山陽網干駅前を過ぎるとたつの市、2つの川に架かる橋を渡る、ますます陽光は真正面からきつく差し込んでくる、走りに夢中になって気づかなかったが雪の心配は全くなくなっていたんやなあ~、これは泣ける風景が見られるかも。太陽が正面の山に隠れて空も少しずつ暗さが増してきたかのよう、目指す室津までは約5キロ、いよいよここからは上りが始まる。最初の漁港を過ぎると国道は海に面した緩やかなカーブと上り坂、まだ空のどこかに残っている太陽が近くの山を赤く照らしている。時刻は17時に差し掛かった頃、空が明るいうちに室津にたどり着くことができた、古い町並を抜けて漁港へ、何度と来ている所だがこんなに遅い時間にやって来たのは初めて、どうやら期待していた泣ける風景が見られそうだ。




















港に並んだ漁船は旗のてっぺんに飾りがつけられていて、朝から止むことのなかった風にユラユラと揺らされている。漁港から坂を上った所にある神社では初詣の準備も終わってひっそりとしていて、いよいよ明日を待つだけとなっている。最後に訪れたのは万葉歌碑がある藻振鼻と言う岬、相変わらずきつい風に波は立って岩を打ち付けている。空はいよいよ暗くなって人の姿もなくなった漁港は、船が波にギコギコと揺らされている音と旗がはためく音が相まって聞こえている、ここまで来るのは大変だったが、室津では期待した風景を十分楽しむことができた。さあ、後はもう引き返すだけ、完全に暗くなった中、国道250号線を下って行く、さっき来た道を引き返して初めて気づいたが、ここに来るまではずっと向かい風だったんだな~、帰りは追い風になっていて皮肉なことにこの日一番の快走となってしまった。
帰りの輪行は山陽網干駅から、時刻表を確認すると2回乗り換えるだけで奈良まで帰ることができそう。思えばこの走りの1週間前に病院で入院手術が必要だと言われて、最悪の年末を過ごすこととなってしまった、予定していたしまなみの旅はキャンセルして兵庫への日帰り旅を2つ、今回は悪条件が重なるばかりとなってしまったが、まあその鬱憤を晴らすことができる走りとなりました。でも旅を終えて電車に乗ってたら現実に引き戻されて・・・、来年はどうなるんだろうって、入院か~、手術か~、嫌やな~、憂鬱やな~、とのことでしたが、実はこの間、病院に行ってきて先生から治療の終結宣言をいただきました。もちろん入院はなし、余程のことがない限りは悪くなることもないでしょうとのことでした、さあ、GWの旅の予定でも立てようかな、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



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