まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1699 吉野川分水・県営御所工区、その1

2022-01-06 10:02:34 | 吉野川分水
よろしくお願いします。























昨年からお送りしている吉野川分水巡り、今年最初に取り上げるのは御所工区水路、名前から分かるように御所市の田園地帯をカバーしている水路です。一番上の地図ではオレンジの枠で示している所、その左側には葛城川が沿って流れています、次の地図では白い丸で示していますが、大和高田市までストレートの通じている水路と言うことで、今回はその途中、御所市の中心部の手前までをお送りすることになります。
まずは1番目のゾーン、始まりは国道309号線の大口峠を越えた辺りから、峠の頂上部分から細い道が分かれていてそちらへと入って行くと民家が途切れた所に大きな分水槽が現れる。この辺りはまだ支線水路が通っている所ではないはずだから、これは西部幹線水路のものなのか、そばを通る道にも吉野川分水が通っていることを示すマンホールがあってルートはたどりやすい。小さな峠を越えると京奈和自動車道の下を通り過ぎて條と言う集落へと差し掛かって行く、ここは以前古墳巡りで訪れたことがある所、見覚えのある古墳が覚えてるか~!という感じでお出迎えしてくれる。あの時走ったことがある道やな~、と思いながら集落を抜けていって国道309号線の小さな交差点へとたどり着く。














押しボタン式の信号機がある特に名前のある交差点ではないが、水が勢いよく流れる水路があって、国道の向こう側には大きな分水槽が立っている。その分水槽には「御所工区」と掲げられているので、ここではもう支線水路が分岐していると言うことになる。西部幹線水路から御所工区水路への分岐点はこの近くにあるのだろう、国道309号線はこの西側で国道24号線と交わる室交差点にたどり着き、西部幹線水路は前回取り上げた発電所へと至っているからこの区間に分岐点があるだろうと思って付近を走り回ったが、水路は集落に隠れてしまっていて結局探し当てることはできなかった。さて、気を取り直してさっきの交差点へと戻る、簡単な地図でも分かるように水路は北へと伸びている、それに合わせてかのように町道が交差点から北へと伸びている、この道を進んで行くと何かを見つけられそうだ。
















ということで左手側に国道24号線の喧騒を聞きながら細い道を進んで行くと、分水槽が次から次へと現れてくる、どうやら水路はこの道に沿って流れているようだ。途中左手側に警備員が立っていて駐車場があるが、ここは奈良にはレース場がないはずの競艇の舟券の場外売場。奈良県に舟券、車券は買えるのに馬券を買う場所がないと言うのも何とも不公平な気もするが・・・、まああったらあったで散財してしまいそうだけど。更に道を進んで行くと蛇穴の集落へと差し掛かる、前に蛇女の呪いで取り上げたことがある町です。この巡りの時はちょっと変わった町名の由来となる神社と、その周辺の古い町並をぐるりと回りました。その町並のはずれにも分水槽があり、水路はこの町を貫いてこの先の御所市の中心部へと差し掛かっているようですが、続きは次回としておきましょう。巡れば巡るほど奥が深い吉野川分水、いよいよその奥の方へとハマり始めて行っているようです、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち


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