おはようございます。しまなみ旅行記、前回の続きです。しばしのお付き合いよろしく願います。
14時半頃、大三島宗方港に到着。ここはもう愛媛県。大島で夕日を見る時間を17時頃とすると、16時頃には大島に入っていたい。しまなみ海道大三島橋までは約10キロ、いつもはのんびり走るのだが今回は時間との戦いだ。
漁港を抜けると道はいきなりの急な上り。覚悟はしていたので自分のペースを守って上っていく。その後も何度かのアップダウンの繰り返しが続くが、向かい風はなく寒くもなく走りは快調だ。海の向こうには伯方大島大橋がぼんやりと見える。少なくともあと40分後にはあの橋を渡りたい・・・
大三島橋が見えると最後の上り坂。そこを過ぎると今度は自転車道の上り道。あらかじめ用意しておいた50円硬貨を料金箱に投げ入れて大三島橋を渡る。自転車が無料になったことを知ったのはその後のことであった。
(大三島にて)
伯方島の下り坂に入ると陽が陰るので寒さを感じてくる。島内では道の駅でトイレを済ませただけですぐに伯方大島大橋へ。時間は16時を少し過ぎたあたり、まあまあ順調と言ったところである。
(大三島橋)
大島に入りしばらく走ると内陸部の上り坂、ここはあまり苦にはならない。太陽はまだ高い位置にある。坂を上りきると宮窪峠、ここからは一気の下り坂で吉海町。国道を離れ集落の中を通り過ぎ海沿いの道へと入る。
やがて空は少し薄暗くなり夕焼けの風景が瀬戸の海に広がってきた。太陽は赤味がかって眩しさを失いまん丸の輪郭がはっきりと見える。椋名の漁港で自転車を止めデジカメで夕日を狙う。その夕日は海の向こう、四国の山の上すれすれの位置にあり、少しずつ高度を下げていく。薄暗い空に朱色の山の稜線、真っ赤な夕日に藍色の海、そして左方向には来島海峡大橋。今まで何度と来ているがこんなにきれいな夕日の風景は見たことなかった。ああ、泣けてくる・・・
太陽が山に完全に沈み切ったと同時に周辺に17時を知らせるチャイムが鳴り響いた。これを聞くと何かとても寂しい気持ちになってくる。しかし先を急がなければならない。空はまだ明るみはあるもののさっきよりより暗くなってきている。現実に戻された気分で来島海峡大橋へと走る。過去には多くの観光客に行く手を阻まれたことがあった、雹にふられたこともあった、強烈な向かい風に苦しめられたこともあった来島海峡大橋。今回は黄昏での走行である。
(来島海峡大橋へ)
四国今治に入ると空は完全に暗くなっていた。大橋の下り坂を過ぎて国道を今治方面へと走る。今夜の宿泊先は『今治アーバンホテル』ここは去年も泊まった所で、今回で2年連続。普通のビジネスホテルだが、このホテルの一番ありがたいところは自転車をそのまま部屋へ持ち込めれるところ。翌日朝早くのフェリーに乗りたいので、本当にありがたいサービスである。
今回はここまでにしておきます。
ブログを開設して3日、日々来てくださる方も増えていて感謝感謝です。とりあえず毎日更新を心がけていきますので、またお付き合いよろしくお願いします。 まちみち
14時半頃、大三島宗方港に到着。ここはもう愛媛県。大島で夕日を見る時間を17時頃とすると、16時頃には大島に入っていたい。しまなみ海道大三島橋までは約10キロ、いつもはのんびり走るのだが今回は時間との戦いだ。
漁港を抜けると道はいきなりの急な上り。覚悟はしていたので自分のペースを守って上っていく。その後も何度かのアップダウンの繰り返しが続くが、向かい風はなく寒くもなく走りは快調だ。海の向こうには伯方大島大橋がぼんやりと見える。少なくともあと40分後にはあの橋を渡りたい・・・
大三島橋が見えると最後の上り坂。そこを過ぎると今度は自転車道の上り道。あらかじめ用意しておいた50円硬貨を料金箱に投げ入れて大三島橋を渡る。自転車が無料になったことを知ったのはその後のことであった。
(大三島にて)
伯方島の下り坂に入ると陽が陰るので寒さを感じてくる。島内では道の駅でトイレを済ませただけですぐに伯方大島大橋へ。時間は16時を少し過ぎたあたり、まあまあ順調と言ったところである。
(大三島橋)
大島に入りしばらく走ると内陸部の上り坂、ここはあまり苦にはならない。太陽はまだ高い位置にある。坂を上りきると宮窪峠、ここからは一気の下り坂で吉海町。国道を離れ集落の中を通り過ぎ海沿いの道へと入る。
やがて空は少し薄暗くなり夕焼けの風景が瀬戸の海に広がってきた。太陽は赤味がかって眩しさを失いまん丸の輪郭がはっきりと見える。椋名の漁港で自転車を止めデジカメで夕日を狙う。その夕日は海の向こう、四国の山の上すれすれの位置にあり、少しずつ高度を下げていく。薄暗い空に朱色の山の稜線、真っ赤な夕日に藍色の海、そして左方向には来島海峡大橋。今まで何度と来ているがこんなにきれいな夕日の風景は見たことなかった。ああ、泣けてくる・・・
太陽が山に完全に沈み切ったと同時に周辺に17時を知らせるチャイムが鳴り響いた。これを聞くと何かとても寂しい気持ちになってくる。しかし先を急がなければならない。空はまだ明るみはあるもののさっきよりより暗くなってきている。現実に戻された気分で来島海峡大橋へと走る。過去には多くの観光客に行く手を阻まれたことがあった、雹にふられたこともあった、強烈な向かい風に苦しめられたこともあった来島海峡大橋。今回は黄昏での走行である。
(来島海峡大橋へ)
四国今治に入ると空は完全に暗くなっていた。大橋の下り坂を過ぎて国道を今治方面へと走る。今夜の宿泊先は『今治アーバンホテル』ここは去年も泊まった所で、今回で2年連続。普通のビジネスホテルだが、このホテルの一番ありがたいところは自転車をそのまま部屋へ持ち込めれるところ。翌日朝早くのフェリーに乗りたいので、本当にありがたいサービスである。
今回はここまでにしておきます。
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