まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1289 地蔵院川(前編)

2020-03-11 10:35:37 | ふうけい
よろしくお願いします。

















今回はめっさローカルネタ、奈良市内から大和郡山市へと流れる小さな川を追ってみようと思います。それも前後編で・・・、いや、別に1回で終わらせる予定だったのですが、走り始めて写真を撮ってたら結構撮れ高があったので2回に分けてのお送りにしようと思いました。その川の名前は地蔵院川、佐保川に沿う自転車道を走っていると大和郡山市で分岐する川があるのですが、大雨になると度々この川の氾濫情報がメールで入ります、そんなに大きな川でもないのですが地元の人たちにとっては氾濫は深刻な問題、そんな恐れを引き起こす川とはどんな所なのかと突き詰めたくなってたどってみることにしました。
地図を確認してみると奈良市内中心部の東にある小さな池が水源となっている、写真1枚目、2枚目にあるのがその池、以前万葉歌碑巡りで奈良市東部を走ったことがありましたが、その道から少しだけ奥に入ったゴルフ場の近くにありました。こんな小さな池から、小さな水門と水路を通って流れ出た水がやがて佐保川、大和川を経て大阪湾へと注がれる、大河とは言えなくても結構ドラマを感じますねえ~。川は畑の中の整備された水路をくねくねとうねりながら平野部へと流れていきます、ではその経路を追ってみることとしましょう。











川は道から外れている所を流れているが、地図サイトを確認しながら走ったので見失うことなく集落へとたどり着くことができた。池から生まれた川は小さな道端の溝みたいだったが、この辺りでは子供はもちろん、大人でも気をつけなければいけない川と成長している。奈良交通の奈良の中心部と山村町を結ぶバスが走る・・・この路線については近々バス路線巡りでのお送りを予定しています・・・道と交差していよいよ平野部へと差し掛かって行く。小さな川とは言っても水嵩が増えて流れが速くなると、確かに氾濫は怖く感じるところ、ここは町を見守ってくれているお地蔵様にお祈りしておきましょう。



















川は田園風景の中を流れる一本道、途中の池で水が注がれて水量は多くなり川の規模も少しずつ大きくなってくる。奈良交通の奈良天理間を結ぶバスが走る国道169号線と交差する所まで来るともう平坦部、地蔵院川は住宅地と畑の中を緩く蛇行しながら、やがて上ツ道が沿う場所へとたどり着く。上ツ道はJR万葉まほろば線で言うと京終駅と帯解駅の間に当たる所、沿道には途切れ途切れに集落があるが、川が並行する辺りからは南永井町の集落へと入って行く。ここまで来るとJR帯解駅が近い所となるが、川は民家に阻まれて見えなくなってしまう、その川が姿を現すのが帯解寺手前の地蔵院橋。お地蔵様巡りをしているから地蔵院川を取り上げたと言うわけではないが、この河川名は確かに気になるところ、はっきりしたことは分からないが帯解寺があるこの辺りの風景が一番「地蔵院」っぽい・・・と勝手に納得しておくとするか。さて、その地蔵院川はこの先姿が見えなくなってしまう、JRの線路をくぐり抜けて畑の中を進んで行くからだ、後編となる次回では、その姿を見つけた辺りから始めて最終的に佐保川にそそぐ所まで追跡してみたいと思います、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。            まちみち