まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1296 お地蔵様で町巡り・・・八尾市、河内街道編

2020-03-25 10:43:25 | まち
よろしくお願いします。



















お地蔵様、小寺院を巡りながら八尾の町を走っています、前回は八尾市の中心部の外れ、旧奈良街道が通る町並を走りました、今回はその続き、JR八尾駅付近へと戻ってきて河内街道を北へと東大阪市方面へと進んで行ってみようと思います。
奈良街道がT字になって折れる所に小さな道標が立っている、写真1枚目にあるのがその道標、そこには柏原、八尾、平野とJR大和路線の駅名が彫られている、でも道標があったのは鉄道開通以前だろうからどの地名も古くからあったのだろう。T字を左に折れた所から始まるのが八尾街道、ここから踏切を渡って少しだけ進んだ交差点の一角には写真2枚目にある道標が立っている。「すぐ柏原」と字が刻まれているのが見えるから柏原は近いんやな~、と思ってしまいそうだが、この「すぐ」と言うのは「直ぐ」=真っ直ぐと言うこと、お間違えのない様に。このすぐ柏原がどちらの方面を表しているのかはまあ良しとして、今来た方向から真っ直ぐ北へと進んで行くと旧街道の雰囲気が漂う町並へと入って行って、その緩やかな弧を描くような道の途中ではいくつかのお地蔵様と出会うこともできる。














やがてたどり着いた南本町の交差点には大きな屋根が供えられた地蔵堂、ベンチもあるから市民の休憩場所になっているのだろう。この交差点からがスタートとなる河内街道は、北西方向にある細い道へと入っていよいよ市の中心部である近鉄八尾駅付近へと近づいて行く。この辺りにも旧街道の雰囲気が漂う町並は続いていて、道端には小さな道標もいくつか見かける、この道標については前にもお伝えしたことがあるので今回はスルーしておきます。さて、河内街道は交通量が多い交差点を通り過ぎてアーケードの商店街へ、その途中で道が分かれている所があってそちらへと入って行くとたどり着いたのが写真下4枚にある常光寺。山門の前には八尾地蔵尊の碑が立っている、町の中心部に当たる場所にあるが境内は結構広々としている、その一角にはこの寺院が河内音頭の発祥の場所だと言うことを示す看板も、と言うことはこの広い境内が地蔵盆踊りの場所となっているわけか、河内音頭で踊るわけだから結構賑やかなことだろう。アーケード商店街へ戻ると人の行き来が多く活気があって賑やか、どこからか河内音頭も聞こえてる、八尾の人は総じて陽気な気質なのかも、それが町の雰囲気からも感じられる。


















河内街道は八尾の市街地を抜けると東大阪市、大東市、四條畷市、寝屋川市を経て枚方市まで至っている。東高野街道と並行しているが2つの旧街道は距離が離れているので道中の雰囲気もまるで違う、東高野街道は国道を通っていてバスや車も多く自転車で走るには気をつけなければならないが、こちら河内街道は普通の町並の中を通るので、いわば庶民的、たまに車やバスが通る部分もあるが東高野街道と比べると格段に走りやすい。小さな寺院やお地蔵様を写真に収めながらやがて近鉄若江岩田駅付近へ、駅前は人が多くて賑やか、以前は踏切で足を止められたが今は駅も高架になって人も車も流れが良くなった、まあその分気をつけなければならなくなったのは承知のことだが。活気のある町並を少し進むと趣のある家屋に道標、お地蔵様もあって、その辺りはさすがにここが旧街道だと言うことを思い出させてくれる。この先も走りは続いて行くが、今回のテーマは八尾市でのお地蔵様巡りだったので、この走りの記録はここまでとしておきましょ・・・って言うか、実はこの後枚方までは走ったのですが案外ネタになる撮れ高がなかったんですよね、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち