コハクチョウは全身が純白の美しい大型の水鳥です。
シベリアで繁殖し、越冬のために日本に渡ってくる冬鳥です。
ちなみにコハクチョウの繁殖地は凍った地表が夏にだけ湿原になるツンドラ地帯といわれ、オオハクチョウの繁殖地である針葉樹林の広がるタイガ地帯よりはさらに北方に位置します。
従って、渡りの移動距離も長くなりますが、体のより小さなコハクチョウはオオハクチョウよりも長距離を移動するのに有利なのかもしれません。
週末に21羽が群れで水張り田に飛来していましたが、コハクチョウの飛来はオオハクチョウと同様に秋の深まりを感じさせてくれます。
コハクチョウは家族を大切にし、秋の飛来時には親子でグループを作って生活するそうです。
コォーコォーと甲高く鳴いて、仲間同士のコミュニケーションをとっています。
コハクチョウの首はオオハクチョウよりは短く、クチバシの黄色い部分はオオハクチョウより面積が狭く、その黄色い部分の形が違うことで見分けることができます。
コハクチョウは水中の水草を主に食べますが、水田の泥の中から落穂を食べたりもします。
アオサギと一緒にいるところですが、アオサギは終始じっとしていて動きがありません。