徒然なる野鳥のままに悠々散歩

週末には近くの公園、丘陵や海岸を散歩しながら野鳥の撮影を楽しんでいます。

ノスリ

2021-11-15 | 野鳥
ノスリはおもに本州中部以北の森林で繁殖し、冬は平地の農耕地や干拓地に飛来して越冬します。
冬はトビとともによく見られる身近な猛禽類です。

電信柱や杭の上などの高いところにとまって待ち伏せ型の狩を行い、主にネズミ類を捕食します。

胸には縦斑があり腹部の黒褐色の帯状斑が目立ちます。



成鳥の虹彩は暗色で黒目に見えます。

体の上面はこげ茶色で羽縁は淡色なのでウロコ状に見えます。




オナガガモ

2021-11-14 | 野鳥
オスは胸、首から頭にかけて白い食い込み模様があるのと名前の由来の通り尾羽が細長いのが特徴的です。

オスはメスとは異なりクチバシの側面が青灰色(鉛色)をしています。








メスは全体的に淡褐色で黒褐色のウロコ模様があります。


















ホシハジロ

2021-11-13 | 野鳥
ホシハジロは潜水採餌ガモで、水中で植物の茎や根、貝類を探して食べます。
背中に星屑のような模様があり、飛翔時に翼に白い翼帯が見える(羽白)のが名前の由来になっています。
ホシハジロのオスです。
オスは頭の茶色、体の黒色と灰色とわかりやすく三つに色分けされています。
三角おにぎりのような頭と赤い虹彩が特徴的です。


ホシハジロのメスです。

メスは地味な配色で目の周囲に白いアイリングがあり、目の後方に白い線が走っています。
また虹彩はオスと違い茶色をしています。















オオハクチョウの家族

2021-11-11 | 野鳥
成長が2羽、幼鳥が3羽のオオハクチョウの家族です。

親が前を歩き、灰色の体をした子供たちが後からついて歩いています。 
ハクチョウは家族の絆がとても強く、秋の渡来時には家族単位でグループを作って春に繁殖地に戻るまでは一緒に暮らします。



親に見守られながら採餌をしています。



















頭を持ち上げて首を大きく伸ばし、この後、コォーコォーと甲高い声で鳴き交わし始めました。
これから飛び立とうという合図です。





オオハクチョウの飛び立つ姿には迫力があります。




カワガラス

2021-11-10 | 野鳥
先週末のカワガラスです。
カワガラスは名前にカラスがついていますが、カラスの仲間ではありません。
羽色がカラスに似ていることから名付けつられたようです。

繁殖期以外は単独行動をします。

カワガラスは雰囲気はミソサザイを大きくしたような感じで、ずんぐりむっくりとした体型で可愛らしいです。
体の大きさのわりに翼は短いので長時間飛行には向きません。


















カワガラスは水中に潜っては採餌していますが、トビケラ、カワゲラ、カゲロウの幼虫などの水生昆虫や小魚、甲殻類を食べたりします。







オナガ

2021-11-09 | 野鳥
先週末のオナガです。
オナガは名前の通りの長い尾と黒いベレー帽を被ったような頭が特徴的です。
全長は約40cm程度ですが尾の部分が長いため、体の大きさはムクドリ程度です。
日本では留鳥で、その生息範囲は狭く東日本に偏っているそうです。
住宅街や公園などの人間の生活に近いところでも十数羽の群れで見られます。
オナガは上品そうな姿をしていますが、カラスの仲間で「ギューイ」としわがれた声で激しく鳴くのでギャップ感があります。

翼や尾羽は濃い水色をしていますが、中央の尾羽の先端は白色です。






住宅街の電線などにもよくとまっています。





オナガは雑食性ですが何かを咥えています。







ミヤマガラス

2021-11-08 | 野鳥
ミヤマガラスはハシボソガラスと同じぐらいの大きさでクチバシの付け根が白く見えるのが特徴です。
大陸から越冬のために日本に飛来する冬鳥で、農耕地などに生息します。
日本では群れを作って行動することの多いで鳥です。

クチバシの先は細く尖っていて、地面を掘って土の中のミミズや昆虫の幼虫などを採るのに適しています。
























ルリビタキのメス

2021-11-06 | 野鳥
近くの公園でルリビタキのメスを撮影しました。
ルリビタキは漂鳥として夏は北海道や本州、四国の針葉樹林で繁殖し、冬は本州以南の平地林や都市公園などで越冬します。

ルリビタキのメスはアイリングが白く、脇が橙色なのが特徴的です。
体の上面はオリーブ褐色で尾羽は青色をしています。

人の視線ほどの高さの低木にとまり、地上に降りては昆虫類や植物の実を食べて樹上に戻る動作を繰り返します。










身近なカラス ハシブトガラス

2021-11-05 | 野鳥
一概に身近なカラスといってもハシブトガラスとハシボソガラスの二種類がいて、いろいろな点で異なります。
ハシブトガラスは元来、森に住む鳥で高層ビル街や住宅地でよく見られ、ゴミを荒らしたりして問題になっているカラスです。
一方、ハシボソガラスは農耕地や河川敷など、比較的に開けた場所でよく見かけます。
外見ですが、ハシブトガラスはハシボソガラスとは違い額が出っ張って見えます。
また、ハシブトガラスはカーカーと澄んだ声で鳴くのに対して、ハシボソガラスはガーガーと濁った声で頭を上下させて鳴きます。
さらにハシブトガラスは両足でぴょんぴょん跳ねるホッピングで地上を移動することが多いのに対して、ハシボソガラスはウォーキングで移動することが多いなど、生態に違いがあります。

河口でのハシブトガラスです。

おでこは出っ張っていて、上クチバシは太くて下に湾曲しています。


ハシブトガラスの飛翔シーンからです。






















マガンの飛翔

2021-11-01 | 野鳥
マガンの群れが飛ぶ時に作る隊列を雁行(がんこう)といい、冬の風物詩になっています。
この週末、綺麗なV字ではありませんが、マガンがV字編隊を組んで飛んでいるところを撮影しました。
ちなみに斜め後方を飛ぶことにより揚力を得ることができ、飛ぶエネルギーを節約していると言われています。




















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