それは距離ですか
こころの深さですか
あの時の温もりですか
思い出してみると
確かに存在したよね
それぞれに
もう今では
幻想のよう
求める心は
愛しさなのか
恋しさなのか
わからなくなるほどに
はるか遠くにいるのね
手も届かない場所に
本当と何故と現実の狭間にいた日
波間に浮かんだ紙飛行機のように
ゆらゆらと漂ったあと
まるで運命のように
散り散りに千切れて
静かに沈んでいく
そんな情景が浮かんでくるよ
形なんて残らないんだね
『想い』と言う沈殿物
いつか‥
結晶となって
輝く宝石になる日がくるんだって
信じていれば救われるのかな