湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

『想い』という沈殿物

2018-09-13 14:12:23 | ポエム
 
 
 
それは距離ですか
 
こころの深さですか
 
あの時の温もりですか
 
 
 
思い出してみると
 
 
確かに存在したよね
それぞれに
 
 
もう今では
幻想のよう
 
 
 
求める心は
 
愛しさなのか
 
恋しさなのか
 
 
わからなくなるほどに
 
 
 
はるか遠くにいるのね
 
 
手も届かない場所に
 
 
本当と何故と現実の狭間にいた日
 
 
 
 
波間に浮かんだ紙飛行機のように
 
ゆらゆらと漂ったあと
 
まるで運命のように
 
散り散りに千切れて
 
静かに沈んでいく
 
 
そんな情景が浮かんでくるよ
 
 
 
形なんて残らないんだね
 
 
『想い』と言う沈殿物
 
 
 
いつか‥
 
結晶となって
 
輝く宝石になる日がくるんだって
 
信じていれば救われるのかな
 
 
 
 
 

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