大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

九龍壁

2018年06月21日 | 中国の旅

九龍壁は、明の洪武25(1392)年に、代王府の前に建てられた影壁。
影壁とは門の外又は内側に建てる壁で、邪気が門内に入らないように
するもの。直接内部が見えないよう、目隠し的な役目も果たす。
代王は太祖朱元璋の第13子、朱桂(しゅけい)。

代王府は崇禎年間(1628~1644)に戦火に遭い、
九龍壁のみが残ったそうだ。

九龍壁の入場料は10元(160円)。
門を入ると、空き地にぽつんと九龍壁が立っていた。
想像とはだいぶ違う敷地だけど、九龍壁は思ったより大きく立派
だった。

長さ45.5m、高さ8m。
須弥壇に彩色瑠璃瓦で九匹の立体的な龍が描かれている。

600年以上風雨に耐えているとは思えない美しさ。
焼き物ってすごいね~。