キャンディと言えば仏歯寺です。ここを訪ねなければスリランカを語れないとか!
4世紀にスリランカ(セイロン)に渡ったとされる仏陀の左の糸切り歯は、歴代のシンハラ王朝の
権威の象徴として仏歯寺を建立し大切に護り続け、現在最後の都キャンディの仏歯寺に祀られています。
スリランカ中から仏教徒が参拝に訪れ,一日3回(午前6時・11時、午後6時)の祈りの儀式に合わせて、
奉安されている部屋の扉が開けられ、たくさんの参拝者でごった返します。
イギリス統治時代19世紀半ばに建てられたクイーンズホテル、中はタイタニックの映画みたいらしいです。
クイーンズホテルの前に仏歯寺の入口があります。
入口は男女別、男性は右側、女性は左側を入りチェックを受けます。
しばらく参道を歩いて振り向くとたくさんの方が歩いてきていました。
王朝初期に積まれた石積みの先に、真っ白な八角堂が見えてきました。
見学の子どもたちもたくさんいました。
本堂の脇で靴と帽子を脱いで掘りを渡りアーチ型の天井に壁画が描かれた通路を通ります。
壁画は「ペラヘラ祭」の様子が描かれていました。100頭もの象が練り歩くそうです。
100頭の中から選ばれた立派な象が、仏歯の入った黄金の入れ物を乗せて歩くそうです。
その象が通るため、天井はアーチ型に高くなっているということでした。
壁画の通路から先へ行くと、仏歯寺の中で一番古い本堂があります。二階建てで
一階に象牙が飾られた祭壇があり、二階に仏歯が祀られていて参拝の人でごった返していました。
日本のお寺とは違った印象ですが、様々な細工が美しかったです。
見学後にスコールのような雨に降られましたが、仏歯寺を中心にキャンディがあると思えました。
< つづく >