Doris & Orega Collection vol.5『ナンシー』を観に行きました。
ストーリーと感想を備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。
【作】
金子茂樹
金子茂樹
【演出】
山田和也
山田和也
【出演】
西村雅彦、飯島直子、長谷川朝晴、本田力(ヨーロッパ企画)、岩佐真悠子、安田顕(TEAM NACS)、デビット伊東
【公演】
2010年7月2日 所沢市民文化センターミューズ マーキーホール
【ストーリー】
田舎のとある銀行で起きた人質立てこもり事件。警察が現場に到着したとき既に事件は解決していた。しかし、それ以上に面倒で厄介な「事件」が銀行内では起こっていた。警察、人質、そして強盗犯。彼らは無事に「事件」を解決し、銀行から出られるのか?
そして、驚愕のラストがこの小さな銀行に奇跡を起こす…。
【感想】
田舎のとある銀行で起きた人質立てこもり事件。警察が現場に到着したとき既に事件は解決していた。しかし、それ以上に面倒で厄介な「事件」が銀行内では起こっていた。警察、人質、そして強盗犯。彼らは無事に「事件」を解決し、銀行から出られるのか?
そして、驚愕のラストがこの小さな銀行に奇跡を起こす…。
【感想】
西村雅彦は色気のある上手い役者なので、私の好きな役者の一人。今回、たまたま主演の舞台を観ることができて、とても嬉しかった♡
他の役者さんたちとの絡みも、この手のプロデュース公演にありがちな、稽古不足とか、役者たちのばらけた感じとかがなく、いい雰囲気のカンパニーだったんだろうなと感じさせてくれた。
ストーリーが三谷幸喜風の展開で、状況が複雑に絡まって笑いをとる形なので、役者間の雰囲気や芝居のこなれ具合によっては、全く観れない舞台になるタイプだと思う。これは演じている側からすると難しいのではないかな~。観ているこちらとしては笑えて楽しい♪
西村雅彦は一言、格好いい♪オーラが一人だけ突出している♪艶があってよく通る声をしていて、自由自在に口調やトーンを変えられる!とにかく上手い!素敵♡
飯島直子は、今回が西村さんに口説き落とされての初舞台とは、とても思えないほど馴染んでいて、意外に舞台向きなのではないかと思った。テレビでよく見かける方だと、どうしてもイメージがついて回ってしまうのに、それがなかったのが驚き。華やかなオーラを消して、地味で可愛らしい銀行員を演じていた。
カーテンコールでのぽかはご愛嬌。ご自分のミスに気づいた後の狼狽ぶりが、とても可愛かった♪
長谷川朝晴は、テレビより舞台向きな感じがした。前半はほとんど台詞なしで、中盤以降にがんがん出てくるのだがとても笑えた。今回の舞台で一番笑いを取れていたと思う。
後半にかかり、意外な真実が語られ、その苦悩ぶりが胸に迫った。こういう役や感じが似合うんだな。
本田力は、ヨーロッパ企画を彷彿とさせる芝居。微妙な間合いとかはさすがに上手い。
岩佐真悠子は、コケティッシュで可愛いキャバクラ嬢を嫌味なく演じていた。もっとはじけた感じでもよかったのでは?
安田顕は、渋くて格好いい♪役柄と衣装でどう見ても、弁護士というより組関係の方にしか見えなかったが。体のきれがとてもよく、顔立ち同様にシャープな印象。
デビット伊東は、だてにお笑いをやっていたわけじゃない軽妙さを感じた。台詞は多いし、間合いを間違えると笑いにならない役どころだったし。汗で前髪が濡れるほどの熱演。
笑えて、でも最後は切なくて。。難しいことを考えずに、久々に素直に楽しめたいい舞台だった。
他の役者さんたちとの絡みも、この手のプロデュース公演にありがちな、稽古不足とか、役者たちのばらけた感じとかがなく、いい雰囲気のカンパニーだったんだろうなと感じさせてくれた。
ストーリーが三谷幸喜風の展開で、状況が複雑に絡まって笑いをとる形なので、役者間の雰囲気や芝居のこなれ具合によっては、全く観れない舞台になるタイプだと思う。これは演じている側からすると難しいのではないかな~。観ているこちらとしては笑えて楽しい♪
西村雅彦は一言、格好いい♪オーラが一人だけ突出している♪艶があってよく通る声をしていて、自由自在に口調やトーンを変えられる!とにかく上手い!素敵♡
飯島直子は、今回が西村さんに口説き落とされての初舞台とは、とても思えないほど馴染んでいて、意外に舞台向きなのではないかと思った。テレビでよく見かける方だと、どうしてもイメージがついて回ってしまうのに、それがなかったのが驚き。華やかなオーラを消して、地味で可愛らしい銀行員を演じていた。
カーテンコールでのぽかはご愛嬌。ご自分のミスに気づいた後の狼狽ぶりが、とても可愛かった♪
長谷川朝晴は、テレビより舞台向きな感じがした。前半はほとんど台詞なしで、中盤以降にがんがん出てくるのだがとても笑えた。今回の舞台で一番笑いを取れていたと思う。
後半にかかり、意外な真実が語られ、その苦悩ぶりが胸に迫った。こういう役や感じが似合うんだな。
本田力は、ヨーロッパ企画を彷彿とさせる芝居。微妙な間合いとかはさすがに上手い。
岩佐真悠子は、コケティッシュで可愛いキャバクラ嬢を嫌味なく演じていた。もっとはじけた感じでもよかったのでは?
安田顕は、渋くて格好いい♪役柄と衣装でどう見ても、弁護士というより組関係の方にしか見えなかったが。体のきれがとてもよく、顔立ち同様にシャープな印象。
デビット伊東は、だてにお笑いをやっていたわけじゃない軽妙さを感じた。台詞は多いし、間合いを間違えると笑いにならない役どころだったし。汗で前髪が濡れるほどの熱演。
笑えて、でも最後は切なくて。。難しいことを考えずに、久々に素直に楽しめたいい舞台だった。
【余談】
舞台は役者たちの芝居と客席との間に流れる空気や、お互いに投げ返すエネルギーの応酬がある。生身の人間が舞台という板に立つ、それを客席から観ている同じく生身の観客。このライブ感があるから観劇は止められない♪
舞台は役者たちの芝居と客席との間に流れる空気や、お互いに投げ返すエネルギーの応酬がある。生身の人間が舞台という板に立つ、それを客席から観ている同じく生身の観客。このライブ感があるから観劇は止められない♪
客層は市の公共施設での公演では、あまり見かけない20代女性が多かったような。TEAM NACSと安田顕のファンの皆さんかな?カーテンコールの役者挨拶のときに、「安田さ~ん♪」と声がかかっていたし。