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『遊園地3兄弟の大冒険 ~泣かない、負けない、くじけない~』ストーリーと感想

2011-02-06 17:38:37 | テレビ
NHKミッドナイトステージ館 ギンギラ太陽’s『遊園地3兄弟の大冒険 ~泣かない、負けない、くじけない~』を観ました。
ストーリーと感想を備忘録として書きます。

※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【作・演出・かぶりモノ造型】
大塚ムネト


【出演】
大塚ムネト、立石義江、杉山英美、上田裕子、中村卓二、古賀今日子、中島荘太、石丸明裕、新田玄


【公演】
2010年7月 東京ドームシティ シアターGロッソ


【ストーリー】
福岡で生まれたギンギラ太陽’sは、俳優がすべてかぶりモノを頭上にのせ、人間でなく「モノ」を演じるという独特のスタイルで人気の劇団。
今回の主人公は、福岡県北九州市にある「到津遊園」(いとうずゆうえん)。
昭和7年に誕生した老舗の遊園地は、不景気のため倒産しようとしていた。戦争も乗り越え子供たちを支えてきた到津遊園は、閉園を前に夢を見た。
その夢は、自分が主人公となって伝説の遊園地を目指す「冒険の物語」だった。夢見の世界と現実の世界とがリンクしながら繰り広げられる、「モノ」たちのお話。


【感想】
ギンギラ太陽’sの作品はどれも懐かしく温かい。キャラクターの見た目には関係なく、自然にこの世界に入っていけるし、気がつくと涙が流れている。
自分が子供の頃に父や母に連れられて行った、丘陵公園の動物園や乗り物に乗ったことを思い出した。誰の心の中にもおそらくあるであろう、子供の頃の思い出。そんなものに琴線が触れるのだと思う。
「子供たちのために」そういう思いで作られ、守られてきた遊園地。時代の波に流され、閉園の危機を救ってくれたのは、かつてこの遊園地で楽しい思い出をもらった人たちだった。20万人以上の署名が集まり、行政を動かし、市の援助が受けられることとなって、新しく生まれ変わることになった。
そこにはその「モノ」を作り支えてきた人たちの思い、その「モノ」から思い出をもらった人たちの気持ちが存在している。
「泣かない、負けない、くじけない」
諦めたら。。もうそこで終わり。諦めることこそが負けること。。そうかもしれない。


【余談】
今回の公演は、大塚ムネトの体調不良のため、春に予定されていた公演が中止となりリベンジ公演となったもの。大塚ムネトは元気そうで、ギンギラ太陽’sらしさも全開でよかった♪
客入れの西鉄バス軍団のみなさん、個人的にかなり好き♡地元ではないので、西鉄バスは知らないのだけど、この感じに「うんうん。。」と頷いてしまった。「男ビル」のお話もおもしろかったし。前回の「女ビル」のお話と繋がっていて二度楽しめた♪





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