ブログの題名が『ビョーキの母と不登校の息子』なのに、息子と職場の話ばっかり書いているので、
少し母のことも書こうと思います。
『母対息子』みたいな題名なので、ビョーキなのは私だと思われているかもしれませんが、実は私の母のことです。
母は統合失調症で、47歳で発病する前から気難しい変人でした。
変わり者の母との生活が私の人生に影を落としたことは間違いないと思います。
ただ、変わり者の私との生活が母の人生に暗い影を投げかけたのも事実だと思うので、母亡き今となっては、
(まあ、おあいこっていうことで……)
と苦笑いするしかありません。
学校に行かない息子のおかげで肩身の狭い思いをしている私ですが、息子は息子で
(もっとお母さんがまともだったら、こんな人生を歩まなくてもよかったのに)
と思っているかもしれません。
私のどこが変わり者だったかというと、幼児期から自慰の癖があったことを第一に挙げなければなりません。
幼い頃から自慰の癖がある子を、親は気持ちの悪い子だと思い、恥じて叱り、また他人の目から隠そうとします。
そうでない親もいるとは思いますが、私の親は多少なりともそうでした。
親は私のことで心を痛めたそぶりは見せませんでしたが、本当は親を不幸にしたのは私だったのではないかと思います。
親が性的存在であることが、時には子供にとって許しがたいのと同様に、
子供が性的存在であることが、親にとって耐えがたい場合もあるでしょう。
母の発病も父の自殺も、遠因をたどれば私という存在のせいだったのではないかと……。
自慰の癖は子供のせいではありません。だから自慰の癖を持つ子供を疎んだ親自身も悪いのです。
けれど無理もありません。例えば同性愛なども、最近はようやく市民権を獲得しつつありますが、
変わった性癖というものは周囲にとってなかなか受け入れがたいものでしょう。自分の子供だったらなおさらです。
性癖ではないですが、不登校で私を悩ませている息子に対しても、私は断固とした態度を取れません。
(世間からは外れているけれど、自分ではどうしようもない何かがあるのだろう)
と思ってしまうのです。
そのこだわりが周囲に受け入れられやすいかどうかという違いだけで、人間とは本来そういうものじゃないかと思うのです。
なので私は息子に対しても、
(まあ、おあいこっていうことで……)
というスタンスでいくしかありません。
親から愛されなかった子供の人生は孤独で不安です。
流行りのアドラー心理学なら「過去のせいにするな」とか言われそうですが、アドラー先生、そりゃあんまりです。
重すぎる過去だってあるんです。
私の幼児期についてもいずれ書くかもしれませんが、とりあえず今は置いておきましょう。
少し母のことも書こうと思います。
『母対息子』みたいな題名なので、ビョーキなのは私だと思われているかもしれませんが、実は私の母のことです。
母は統合失調症で、47歳で発病する前から気難しい変人でした。
変わり者の母との生活が私の人生に影を落としたことは間違いないと思います。
ただ、変わり者の私との生活が母の人生に暗い影を投げかけたのも事実だと思うので、母亡き今となっては、
(まあ、おあいこっていうことで……)
と苦笑いするしかありません。
学校に行かない息子のおかげで肩身の狭い思いをしている私ですが、息子は息子で
(もっとお母さんがまともだったら、こんな人生を歩まなくてもよかったのに)
と思っているかもしれません。
私のどこが変わり者だったかというと、幼児期から自慰の癖があったことを第一に挙げなければなりません。
幼い頃から自慰の癖がある子を、親は気持ちの悪い子だと思い、恥じて叱り、また他人の目から隠そうとします。
そうでない親もいるとは思いますが、私の親は多少なりともそうでした。
親は私のことで心を痛めたそぶりは見せませんでしたが、本当は親を不幸にしたのは私だったのではないかと思います。
親が性的存在であることが、時には子供にとって許しがたいのと同様に、
子供が性的存在であることが、親にとって耐えがたい場合もあるでしょう。
母の発病も父の自殺も、遠因をたどれば私という存在のせいだったのではないかと……。
自慰の癖は子供のせいではありません。だから自慰の癖を持つ子供を疎んだ親自身も悪いのです。
けれど無理もありません。例えば同性愛なども、最近はようやく市民権を獲得しつつありますが、
変わった性癖というものは周囲にとってなかなか受け入れがたいものでしょう。自分の子供だったらなおさらです。
性癖ではないですが、不登校で私を悩ませている息子に対しても、私は断固とした態度を取れません。
(世間からは外れているけれど、自分ではどうしようもない何かがあるのだろう)
と思ってしまうのです。
そのこだわりが周囲に受け入れられやすいかどうかという違いだけで、人間とは本来そういうものじゃないかと思うのです。
なので私は息子に対しても、
(まあ、おあいこっていうことで……)
というスタンスでいくしかありません。
親から愛されなかった子供の人生は孤独で不安です。
流行りのアドラー心理学なら「過去のせいにするな」とか言われそうですが、アドラー先生、そりゃあんまりです。
重すぎる過去だってあるんです。
私の幼児期についてもいずれ書くかもしれませんが、とりあえず今は置いておきましょう。
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