まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

価値観の相違

2017-06-04 18:39:20 | 日記
もともと、目指していたところを
教えてください。

と、鏡越しに真顔で問われ

メザシテイタトコロ?

と、おうむ返し。

3月終わりに訪ねたヘアサロン
2ヶ月半振りに2度目の来訪。

いや、せっかく、サロン変えたんだし
何か変わってなきゃもったいないじゃないっすか。

そういうものなのか?
こちらは別に、明日採用面接だ!この頭はさすがにやばい!と
2時間前に予約しただけなんだけどなあ。
あ、面接と言ってもこちらは採用する方ね。
せっかく来てくれる人に、こんな頭の人の下で働くのやだなあと
思われたくないじゃん。
だけど最低限、ボサボサでも白髪白髪でもなく
適度に整っていてくれりゃよくて
いいセンスのサロン行ってる!すごい!とかは
思われなくてもいいんだけどなあ。

しかし執拗に鏡越しの追求は続く。

ここら辺は元の流れを生かして
手数少なく整えられたらいいと思うんですよね。
髪の色はこれにこだわってます?
もう少し明るめにしたほうがいいかと思うんですが。
それから前髪はどうします?メガネはいつもしてるんですか?
ピアスは?メイクは?
そうそう、シャンプートリートメントの後
オイルつけてます?たまに?
今日からは毎日オイルつけてくださいね。約束ですから。

あはははは。わはははは。

あのね、そんなに髪に拘りがあったらそもそも
ここまで放置するわけないでしょ。見たらわかるぢゃん。
あと約束って何。何であなたと私、約束しなきゃなんないの。

心の中の真っ黒いつぶやきが
一ミリも表情に表れないのが亀の甲より年の功。

そして、いつもこのくらいのサイクルですか?と聞かれたので
いや少し長すぎたなと思ってます、というと
来るたびに次の予約を入れていくお客もいる、と言われ
2ヶ月後の週末がどうなってるかなんて
とてもじゃないけど予測できないんですけど、と答えると
でもとりあえず2ヶ月後にいれといてダメなら変更っていう手もあるとかなんとか

社会人として、定期的に髪の手入れをすることが
必要なのだということは理解できるけど
それはどこの誰の何の予定よりも優先すべきとは
これっぽっちも思ってなくて
今日の午後は何にもない、じゃ、行くか、では
どうしてもダメ?

そのあとも終始ダメ出しくらいっぱなし。
変なもの首に巻いた状態で
刃物持ってる人の言うことには逆らえず。

苦手だ・・・この業界は苦手だ・・・

自分で切れないかなあ。そんで自分で染めるの。
つくづく、女子力最低ライン割ってますの人だ。

チャブダイカフェ 元町ファイナル

2017-06-04 17:30:19 | カフェ

SNSに流れてくる記事を拾い読みすると、たまにとんでもなく面白いことがある。
今朝はついつい夢中になってしまい、危うく入れたばかりの髪切り予約に遅刻するところだった。
それは期間限定の食堂の話。ホールスタッフに認知症レディを起用。
オーダーしたものと違うものが来るかもしれないけど笑って許してねテヘペロ。
実際、取材を受けたホールのAさん、お客のいるテーブルに向かうも
「何をしに来たんだっけ?」と立ち往生。「注文取りに来たんじゃないですか?」と客。
食事するまでが果てしなく遠い食堂。でもそのやり取りと運ばれてくるものを見るまでのスリルが楽しそう。
Aさん、だんだん調子が出てきて、終わった頃のコメントは
「新しいことをするってワクワクするわね。」
うっかり泣いた。

ところで私の身の回りで一番
「新しいことをするワクワク」を持ってるのは
チャブダイカフェのそのまえにご夫妻。
2年弱、ご自宅で開催してきた
チャブダイをまあるく囲んでうまいもの食べてうまい酒飲んで
ワイワイするカフェが
とうとう近日中に店舗としてオープン。
物件決まりました!というお知らせをいただいて
わあすごいなあなんて言ってる間に
あれよあれよと事が進み。
というか、毎日恐ろしい勢いでいろんな人といろんなことを
決めていかなきゃならないそのまえにさん、
スーパーナチュラルハイ。

昨晩は元町のご自宅で開催される最後のチャブダイにお誘いいただいた。
感慨に耽る暇もなく、一体何人いるんだ?というぎゅうぎゅう詰の客のために
串揚げを次から次へと揚げる揚げる店主。配る配る女将。
うずら卵、しいたけ、ヒレ肉、生姜、玉ねぎ、ハム。
特製のシャバシャバしたソースにつけてムシャムシャ。
アジフライにはうま塩かけてハフハフ。
ホッピーは開けたら王冠集めといて会計時にカウント。
いろんなところでいろんな人がてんで勝手な話題で盛り上がる。

初めましてのひととも楽しく話せるし
いつもはお菓子教室で一緒の友達とは
いつもとはまたちょっと違うテンションで盛り上がれるし
チャブダイの魅力はそこに満ちてる空気の温かさ。
きっと新店舗にもそれをたっぷり満たすんだろうな、
このスーパー素敵なご夫妻は。

新しいお店のことをあれこれ伺って
こちらまで勝手にウキウキしだす。
引っ越し手伝いますよ、何なら内装も、なんていうと
じゃあ「漆喰」塗りに来てもらうかも、と言われ
行く行く!漆喰なんて塗ったことないけど!と笑う。
ガッタガタな仕上がりになっても
「ここはちかさんがやらかしたんだよねまったくもう」なんて
後世まで呆れられるのもまた面白そう。
あ、いやだから、そこはプロの方がいいかもしれないよ、
もっかいよく考えてね。

お菓子も作れるようにできたら、とか言うから
え、私会社辞めていい?って聞いてみたら
いやーちかさん雇えるまでにどんだけかかるかわからない、って
ちょっと困ってた。
でも素敵だなあ、チャブダイおやつ担当。
早く稼いで雇って。

「今、うち、神風吹いてますから」と
並んで大いばりのそのまえにさんとさとみにゃん。
間違いない。なんて神々しい。エプロン粉だらけだけど。

そんで肝心のメニューについては
「チャブダイカフェです!」とだけ。
詳細は待てってことらしい。
というか今メニューについて考えるまえに
やんなきゃいけないこと山盛りらしい。

お暇するとき
「よく食べて、よく飲んで、よく寝てね。」って言ったら
任せといて!って言ってたさとみにゃん。
自分らのワクワクも
みんなのワクワクも全部全部乗せて
fly high!
くれぐれも体大切に。

弘明寺まで定期買おうかな。
アイザックエレメントに架空社員登録してもらって。

チャブダイ元町ファイナル、
お誘いくださったそのまえにさんご夫妻、
ご一緒した愉快な皆さん、
ありがとうございました!

6月のフランス菓子レッスン♪チェリーのタルト

2017-06-04 11:53:31 | お菓子作り


陽射しはもはや、夏
タルトをのすには
厳しい気温
エアコンは入れるけど
いっそ冷蔵庫の中で
作業したいくらい

いそがなきゃ、いそがなきゃ
と、スピードあげてやってると

圧力すごいよねー、この二人
(ひろこさんとわたしね)

と先生がほかの生徒さんに言う

言われたひとが「はい。」
というのと
わたしが「風評被害!」
というのが同時で
こりゃどうしたって
わたしのが負けるではないか

どうしたら圧力かけずに
ペースあげられるんだろう
やっぱ冷蔵庫の中に
隠れてやるわ

タルトリングがあんまり
得意じゃない
ふちをはさみで切り揃えるのが
きれいにいかない

よくある波なみのタルト型が
ふちの処理簡単でいいんだけど
リングのほうがカッコイイんだってさ
そんなもん?

冷蔵庫といえば
先生がこないだ卒業生ちゃんたちと
七里ヶ浜の虹さんに行って
(羨ましい。。。)

虹さんちの冷蔵庫の
冷凍庫温度表示
-18℃
を見て
えっ、高くないですか?
とみんなでつっこんだところ
すぐに下がりますから!と
蕗屋さんに言い返されたんだそうで

ひとんちの冷凍庫温度を
チェックする客なんて
やぁねぇ
って笑った

ミサリングファクトリーの
冷蔵庫は10年選手
冷やすにも時間かかるから
なるべく開ける回数を
少なくしないと、と
気を使う
もうすぐ、冷凍庫は師匠しか
開けちゃダメな季節が
やってくる
ってどんな季節だよ

10年選手といえば
ほかのツールも
みんな順調に
経年変化を重ね
辺がうにゃうにゃのカード
ところどころ欠けてるゴムベラ
先生こんなんなってますよ、と笑うと
いやーでも苦楽を共にした道具なんだよねー、とさもいとおしそうで
そりゃそうかと仕方なく
ゴムの欠けてないところ選んで
ボウルのなかを擦りとる

そんな余裕も
チェリーのタルトならではね

そうだよ、私も10年選手なんだから
そりゃスピードだって変わらなきゃ
むしろおかしい
このひとたちはこのひとたち、
わたしはわたし、
そんなふうにぜひ割りきって
じぶんの楽しめるペースで
作ってください

レッスン翌日、髪切るとき
あんまり怖い人に見えないようにして
といったら
なんすかそりゃ、と笑われた