まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

マイ ラブリー シスター

2018-01-14 21:57:41 | 日記

三姉妹の真ん中
目一杯自分をアピールしないと
生きていけない不遇の妹ちゃん

10代の終わりにカナダ、アメリカと渡り
なんか自分はこっちのが合うとか言って
20代のほぼ全部を彼の国で暮らし
ビザの関係で一時帰国するも
機会あれば出て行ってやると
虎視眈々と狙ってる
が、なかなかそれが訪れないまま
今は某有名製薬会社の
招待研究者(スッゲー我儘)のセクレタリーを
やっている

明日が誕生日なので
ランチしない?って誘ったら
実家に行くから一緒に行こうよって言われ
ウキウキとケーキ作って出かけて行った
ママにうっかり伝え忘れたので
しっかりダブったホールケーキ

ショートケーキのショートって
どういう意味なんだ?って
電子辞書で調べるパパ
最近使えるようになったのが
嬉しくてたまんないらしい
だけど出た結果がしっくりこないので
妹にスマホで調べさせるママ

結果、「よくわかんない」ことが判明

そんな妹ちゃん
最近漢方医にかかったらしい
自分とこの製薬会社の薬じゃないけどいいのかな

そしたら
ものっすごいコミュ障の医者で
処方してくれた薬は
古臭い機械にいろんな漢方をぶっ込んで
がががががっと半透明の袋に詰められたやつ

受け取る時にパッケージを見たら
使われている薬の名称が
一切記載なかったので
受付女子に「表示無いんですけど、書いてくれませんか」
と言ったら「できません」と言われ

「何が入ってるのかわかんないものを
私は飲むんですか」

多分英語を棒みたいに翻訳した日本語で訴えたら
受付女子は見たことない珍獣に噛みつかれたみたいになって
奥に駆け込み結構大騒ぎして
挙句ポストイットに6個くらいの薬品名を
殴り書きしたやつを渡してくれたんだそう

彼女はそれを全部グーグル検索したところ
劇薬に相当するものが入っていたので
薬剤師の資格のある同僚に相談したら
「あー、それね、風邪の時にはよく使われるよ」
って言われて少し安心したけど
具合良くなったらやっぱり不安になって
飲まないことにしたんだと

きちっとしてるところ
同じオヤから生まれたとは
思えないなあ

帰りはママも一緒に駅まで出て
ユニクロで買い物して
また来月(今度はママの誕生日)ねーと解散

妹ちゃん、はぴば
この一年楽しいことたくさんありますように

星降る焚き火bar

2018-01-14 11:02:42 | 日記


冬の深夜に燃えさかる炎を見つめる
大の大人が十数人。

秘密基地オーナー、ヌマさんより
「みんな変態」と
ありがたい称号をいただく。

飛騨の山奥で50年静かに暮らしてたヒノキが
なんの因果か丸太になって
からっからに乾燥させられ
チェーンソーで十文字に切れ目を入れられ
それは美しいスェーデントーチになった
その最後の最後まで
燃え尽きるのをこの目で
見届けたい

そんなことしたら夜が明けてしまうので
抜いた奥歯みたいになった
真っ黒な炭に最後のお水をかける。
ほわっと白い水蒸気が
冴え冴えとした星空に上っていく。

チャブダイカフェプレゼンツ
「星降る焚き火bar」
久しぶりの開催に
昼過ぎから20人ほどの大人が
入れ替わり立ち替わり。

バーベキューのエリアでは
伝説の焼き場職人、岩野夫妻が常在。
「ベーコン焼けたよー」
「ウインナ焼けたよー」
「厚揚げ焼けたよー」
と、ひっきりなしにコール。

石窯もガンガンに炭を起こして
熱してくれていて
私が到着した時にはすでに
いつでもカモン状態。


お手伝いを募って
アップルパイを組み立てて
石窯に放り込む。
あっという間にバターのいい香りが立ち込め
パリッパリに膨らんだパイの出来上がり。



大将はダッチオーブンで
甲州鶏をまるっと焼き上げ。
ほろほろくずれる柔らかさ。

チルドのピザを焼いてくれる人
可愛い苺をたくさん持ってきてくれた人
蛍烏賊の魚醤漬けなんて珍しいものも。

他にもきっとたくさんあったと思うけど
焚き火barのすごいところは
全貌が見えてる人が
おそらく誰もいないところ。

ロマンチックな蛍の話も
ヘヴィな仕事の話も
みんな包んでお空に運んでくれる
火の力って本当に素敵。

焚き火にあたるチャンスを数える
「焚き火カウンター」に1が立った。
今年カウンターいくつまで行くかなあと呟いたら
ヌマさんが「いくつまで行きたいですか」と
聞いてくれたんだけど
それってなんかシンデレラの魔法使いみたいね。


オーナーのヌマさん
チャブダイカフェの大将と女将にゃん
ご一緒した皆さん

楽しい夜をありがとうございました。