仕事の繁忙期は誰だって不機嫌になりがちだけど
この男の不機嫌な理由は誰とも被らないと思う。
鳥、撮れないじゃん。
一年365日、いちんちとして同じ状況の日はない。
いちんちとして同じ姿勢の鳥はいない。
だから毎日撮る。
しかも、小さな動きの速いものを撮るには
圧倒的に向いてなさすぎるSIGMAのオールマニュアルフォーカスで撮る。
ビジュアルクイーンはいつだってカワセミちゃんだ。
彼らは縄張りを持っていて、決まったところに決まった奴がいる。
男は撮った写真について解説してくれる。
「これはね、ちょうど川の中の魚を見つけて戦闘モードの時ですね。頭のてっぺんが平らになってるでしょ。」
「これはね、ひなたぼっこついでにノビをしてるんですよ。こんなに油断してくれるのは珍しいです。」
「これはね、餌をねだった子供が、もう自分で捕まえて食べなさい、って断られてるところですね。」
多分この男は鳥語が操れるんだな。
でなきゃこんなにいろんなことがわかるはずがないもの。
そしてすごいのは、この一瞬をひたすら待って狙って外さない気持ちの強さ。
偶然撮れちゃった、ってことではないんだよね。ここの、この枝に、この花に、とまってくれって念じて何時間も待つんだよ。
そんな彼の珠玉の写真展が先日某所であったのだけど
私はあんまり時間が取れず慌てて失礼しちゃったので
その時に見損ねた写真集をあらためて見せていただきたいなと思った。
幸いなことに彼は無類のスイーツ好きときてる。
ケーキ2、3台焼きますので。食べ放題で。なんなら珈琲も。
彼は快諾してくれた。よしよし。どうせなら、友達も呼んじゃうか。
そうだアコギクラブの時間の前に、レッスン会場の近場でやればアコギストが来られるかな。
ってことで声かけたら総勢12名となった。小さな会場がギチギチだ。
彼はなんとパネルを3枚と額装5枚も用意してくれた。写真集も4冊。
前夜睡眠を削って準備してくれたんだそうで、ありがたいやら申し訳ないやら。
そうだ言い忘れたけど、彼は本当に善い人なのだ。いつでも期待以上のものを提供してくれる。
彼の鳥写真の何と言っても素晴らしいところは、愛に溢れているところ。
そして珍しい鳥もありふれた鳥も分け隔てのないところ。
あとは素人には想像もつかないテクニックの高さ。
見にきた友達がみんな、食いつくポイントも様々で面白い。
とにかく動物としての鳥が大好きという女の子から
カメラの特殊なセンサーについての話を面白がる男子まで。
イチゴのショート、ガトーショコラ、レアチーズにはなほママのマーマレードをかけて。
桜のシフォンには泡だてクリームと桜の花を。そしてちょっと焼きすぎたちんすこう 。
なんでも作っちゃう友達がチョコサラミ和、洋を差し入れてくれた。うますぎる。
ネルドリップは下北のうずさんのブレンドで。(坂本さんバリスタ仕事ありがとう。)
写真一枚もないけどな。
あっという間の2時間、すごく楽しかった。
才能のある人って尊敬する。その才能が、好きという気持ちに裏付けられてるってところがまたいいよね。
実はカワセミちゃん、本物を生で見たことないんだよね。
彼によるとうちの近所の池にもいるらしいので
今度見に行ってみようかな。
稲葉さん、素敵な写真をありがとうございました。
この男の不機嫌な理由は誰とも被らないと思う。
鳥、撮れないじゃん。
一年365日、いちんちとして同じ状況の日はない。
いちんちとして同じ姿勢の鳥はいない。
だから毎日撮る。
しかも、小さな動きの速いものを撮るには
圧倒的に向いてなさすぎるSIGMAのオールマニュアルフォーカスで撮る。
ビジュアルクイーンはいつだってカワセミちゃんだ。
彼らは縄張りを持っていて、決まったところに決まった奴がいる。
男は撮った写真について解説してくれる。
「これはね、ちょうど川の中の魚を見つけて戦闘モードの時ですね。頭のてっぺんが平らになってるでしょ。」
「これはね、ひなたぼっこついでにノビをしてるんですよ。こんなに油断してくれるのは珍しいです。」
「これはね、餌をねだった子供が、もう自分で捕まえて食べなさい、って断られてるところですね。」
多分この男は鳥語が操れるんだな。
でなきゃこんなにいろんなことがわかるはずがないもの。
そしてすごいのは、この一瞬をひたすら待って狙って外さない気持ちの強さ。
偶然撮れちゃった、ってことではないんだよね。ここの、この枝に、この花に、とまってくれって念じて何時間も待つんだよ。
そんな彼の珠玉の写真展が先日某所であったのだけど
私はあんまり時間が取れず慌てて失礼しちゃったので
その時に見損ねた写真集をあらためて見せていただきたいなと思った。
幸いなことに彼は無類のスイーツ好きときてる。
ケーキ2、3台焼きますので。食べ放題で。なんなら珈琲も。
彼は快諾してくれた。よしよし。どうせなら、友達も呼んじゃうか。
そうだアコギクラブの時間の前に、レッスン会場の近場でやればアコギストが来られるかな。
ってことで声かけたら総勢12名となった。小さな会場がギチギチだ。
彼はなんとパネルを3枚と額装5枚も用意してくれた。写真集も4冊。
前夜睡眠を削って準備してくれたんだそうで、ありがたいやら申し訳ないやら。
そうだ言い忘れたけど、彼は本当に善い人なのだ。いつでも期待以上のものを提供してくれる。
彼の鳥写真の何と言っても素晴らしいところは、愛に溢れているところ。
そして珍しい鳥もありふれた鳥も分け隔てのないところ。
あとは素人には想像もつかないテクニックの高さ。
見にきた友達がみんな、食いつくポイントも様々で面白い。
とにかく動物としての鳥が大好きという女の子から
カメラの特殊なセンサーについての話を面白がる男子まで。
イチゴのショート、ガトーショコラ、レアチーズにはなほママのマーマレードをかけて。
桜のシフォンには泡だてクリームと桜の花を。そしてちょっと焼きすぎたちんすこう 。
なんでも作っちゃう友達がチョコサラミ和、洋を差し入れてくれた。うますぎる。
ネルドリップは下北のうずさんのブレンドで。(坂本さんバリスタ仕事ありがとう。)
写真一枚もないけどな。
あっという間の2時間、すごく楽しかった。
才能のある人って尊敬する。その才能が、好きという気持ちに裏付けられてるってところがまたいいよね。
実はカワセミちゃん、本物を生で見たことないんだよね。
彼によるとうちの近所の池にもいるらしいので
今度見に行ってみようかな。
稲葉さん、素敵な写真をありがとうございました。